常照寺

常照寺
常照寺(じょうしょうじ)は、岐阜県高山市にある真宗大谷派の寺院で、山号は白龍山。往古、岩端小勝(いわばなこかつ)という武士が当地内の長倉というところに城郭を構えていたが、戦に敗れて出家し、了正と号して、真言の道に入りこの地に一宇(いちう)を創建した。その後、本願寺実如上人に帰依して文亀2年4月2日、方便法身の尊行を賜り、真宗に転派した。これが常照寺の始祖で、以来、権四郎道場と称していた。正徳4年(1714年)6月14日、八世西圓のとき、本山より常照寺の寺号を受けて、真宗の教えを弘めて今日に至っている。 現在の本堂は、延享4年(1747年)に建立した。棟梁は高山の藤原朝臣蒲小右衛門包茂(ふじわらあそんかばこうえもんかねしげ)であった。また、鐘楼は明治14年(1881年)に建立した。棟梁は高山の宮大工、山口権藏(ごんぞう)である。山口権藏は別名「権守(ごんのかみ)」と称し、特に彫刻の特技があって、明治9年(1876年)高山煥章学校(旧東小学校)建築の際、玄関鴨居の「鷹」の木彫も権守の作であると言われている。この鐘楼には数多くの彫刻が施され豪華な建築となっている。
(引用:朝日村史 第4巻)