城郭-11 岩井城
城郭-11 岩井城 高山市岩井町西保木
岩井城は松洞山の西方の尾根端に築かれている。天然の要害で、平坦部の総長は約80m。主郭の標高は868mで細長い尾根上にある。北側、南側は自然の急斜面になっている。西と東に堀切があり、主郭の北面には腰曲輪がある。また小規模のいくつかの曲輪が東西にある。
南北朝時代、楠和田氏の後裔と称した和田新右衛門尉正武の城と伝わる。正武は室町時代初期頃、滝・生井・岩井の土豪となり、天文の頃(1532~1555)に三木直頼に滅ぼされたか、帰農したか詳細はわからない。城のある岩井町の地名に和田、和田向、和田ヶ洞があり、和田を名乗る家がある。
資料
⑦城郭-11 岩井城