城郭-20 萩原諏訪城(下呂市)岐阜県私立大学地方創生推進事業, 飛騨高山匠の技デジタルアーカイブ, デジタルアーカイブ城郭-20 萩原諏訪城(下呂市) 萩原町旅館敷 天正13年(1585)金森長近父子は三木氏を討って飛騨を平定し、高山に本城、古川に増島城、神岡に東町城、そしてこの萩原に諏訪城を築いた。 天正14年(1586)金森長近はこの地にあった諏訪神社を上村に移してその跡に新城を築いた。佐藤六左衛門秀方を城代として守らせたという。この城は元和の一国一城令によって廃されたが、金森旅館として名を変えて存続した。元禄水帳に「台やしき27間半、17間旅舎舗1段5畝6歩」とある。元禄8年(1695)高山城とともにこの建物も破却された。 <遺構> ・飛騨川左岸の河岸段丘上にあり、飛騨では珍しい平城である。 ・矢倉跡の石垣 東西南北の各角矢倉4ヵ所、西方に中間矢倉1ヵ所、このうち東南の矢倉跡は面積が最大で、天守閣の役目を果たしていたと考えられている。 ・水堀 東方及び南方半分にカギ型の水堀。 空堀は南方大手正面入口の土橋の西側半分にあり、土塁は空堀に続く西南角にある。 大手の道は南方二之丸を経て本丸に入る。搦手は北で、中間の道は西方にある。 本丸中央は平地で、現在諏訪神社が鎮座するが、本丸屋形があったと推定される。二之丸は畑地、宅地道路造成などで遺構は何も残っていない。 ・北、西側に残る石垣が本来の石垣と考えられている。 資料 ⑦城郭-20 萩原諏訪城(下呂市) 2023年1月27日 https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/01/DSC_1505_R.jpg 768 1024 dapro https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/02/logo.jpg dapro2023-01-27 17:07:132023-01-27 17:07:13城郭-20 萩原諏訪城(下呂市)