現状と課題認識について
- 地域の大学は知の拠点として地域で活躍できる人材の育成が使命である。しかし、これまで地域との連携は十分でなく、地域の真のニーズに応えた教育や研究が大学でなされてきたとは言い難い。
- 特に、農山間地が多く自然が豊かな岐阜県では、木工等に関する伝統文化産業の継承や美しい文化遺産の活用と新たな観光資源の発掘が重点課題となっており、それを担う人材の育成と供給が重要となってきた。
- このために本学では、デジタルアーカイブの拠点大学として、2013年より「知の増殖型サイクル」を開発し、観光,教育、企業の分野での人材育成の試行研究を行ってきた。
- その研究成果として、沖縄や高山の観光の振興並びに沖縄県の小学校では有意な学力の向上が認められ、デジタルアーカイブの利活用が本事業の推進に有効との感触を得た。