御嶽山

御嶽山
<山容が語る生い立ち>
御嶽山は、信仰の山として知られ、昭和54年(1979)10月28日未明には突然長い眠りからさめて水蒸気爆発を起こし、有史以来の活動として多くの人を驚かせた火山である。
御嶽火山の活動は30万~20万年前に始まり、数万年の期間をもつ活動期と静穏期を2回ずつ繰り返している。2回の活動期でできた火山をそれぞれ古期御嶽火山、新期御嶽火山と呼ぶ。
古期御嶽火山の活動は、安山岩質や玄武岩質の浴岩と火山灰などを大量に噴出し、現在の御嶽山よりも大きな成層火山を形成した。この火山体には、その後の静穏期に深い谷が刻まれた。
新期御嶽火山の活動は、約8万年前に始まり、約5万年にわたり断続的に続いた。活動の初期に大量の軽石を噴出してカルデラをつくり、このときの噴出物は約250㎞離れた関東平野まで飛んだ。このカルデラは引き続き噴出した火山岩類によって埋められた。その後は南北方向に火口の位置を移動させながら安山岩質の火山岩類を噴出させ、成層火山が南北に重なりあう現在に近い火山体になった。
<引用文献>
岐阜県高等学校地学教育研究会編著『アース ウオッチング イン 岐阜』85頁 岐阜新聞社 出版局発行 平成7年

 

関連資料

4-3 御嶽山