沖縄の有用植物:ゴーヤー

沖縄の有用植物:ゴーヤー
【説明】ゴーヤーはウリ科で、沖縄県を代表する夏野菜として有名である。沖縄県は全国生産量1位であり、県内では今帰仁村や糸満市、宮古島市が主要産地である。
茎は細長く、成長すると長さ4~5mになる。茎からつるを伸ばしながら成長し、巻きひげによって他の物に巻きつく。葉は円形で柔らかく淡緑色であり、花は黄色である。果実は長楕円系で長さは20~50㎝、両端が尖っており、多数の細かいイボに覆われているのが特徴である。
普段見慣れている緑色の果実は未熟な状態であり、沖縄県ではゴーヤーチャンプルーや和え物として食べられている。熟すと外側は橙色になり軟化して裂開する。中には赤い果肉に包まれた種がある。この果肉は甘く、柿のような味わいであり、昔は水菓子の代わりとして食べられていた。
ゴーヤーは沖縄県で食べられるのが一般的であったが、近年では、ビタミンCやカリウムなどが豊富で健康に良いとされ、本土でも食べられるようになってきた。また食用の他にも、「緑のカーテン」としてガーデニングでも近年知られるようになってきた。
【特色】沖縄では古くから家庭にゴーヤー棚を作り、最も親しまれている家庭料理であるゴーヤーチャンプルーや和え物、天ぷら、ゴーヤーチップス、ゴーヤージュースなどで、食用として多く利用されている。ゴーヤー棚は食用の他に、夏の日差しを遮る役割もしており、現在ではグリーンカーテンとして、全国でも親しまれている。他にも近年では、ゴーヤー水と呼ばれる化粧水としても活用され、美容でも注目を集めてきている。また、葉を煎じた液をお風呂に入れると、あせもや湿疹に効果的であり、さまざまな生活の中で利用されてきた。
【古来の活用方法】
~ゴーヤーチャンプルー~
①ゴーヤーを洗い、両端を切り落とす。
②縦に半分に切り、中のわたをスプーンで削ぎ取る。
③ゴーヤーは2㎜程に切って軽く塩を振り、豚三枚肉は5㎜程に短冊切り、豆腐は水切りする。
④フライパンに油を入れて熱し、豆腐を手で適当にほぐして入れ、表面に焼き色がついたら一旦取り出す。
⑤油を足して豚三枚肉を炒め、肉から油が出てきたらゴーヤーを入れてさらに炒める。
⑥豆腐を再度入れ、塩で味付けをする。
⑦最後に溶き卵を流し入れ、全体を手早く混ぜて器に盛りつける。
資料(メタデータ)
沖縄の有用植物_ゴーヤー