法華寺番神堂(市指定文化財)飛騨高山匠の技デジタルアーカイブ, デジタルアーカイブ法華寺番神堂(市指定文化財) 所在地 高山市天性寺町62番地 所有者 法華寺 指定年月日 平成12年5月22日 構造形式 入(いり)母(も)屋(や)造(づくり) 正面に唐(から)破(は)風(ふ)を設ける 法華寺本堂南側に位置し、広い池にかかる石製の太鼓橋を渡って石段を上がると正面に番(ばん)神(じん)堂(どう)建物がある。外部軒廻りは、出(で)三(みつ)斗(と)組(ぐみ)で平(ひら)桁(げた)の上に大(だい)斗(と)をのせ枠(わく)肘(ひじ)木(き)を置き、巻(まき)斗(と)の上に秤(はかり)肘(ひじ)木(き)をのせて木(き)鼻(ばな)を置き、その上に実(さね)肘(ひじ)木(き)を置いて丸(がん)桁(ぎょう)を受ける。 向(こう)拝(はい)の柱は角柱で粽(ちまき)付(づけ)にて皿(さら)斗(と)、大(だい)斗(と)で唐(から)様(よう)連(れんで)三(みつ)斗(と)組(ぐみ)にて象(ぞう)鼻(はな)虹(こう)梁(りょう)の上に龍の彫刻を置き、手(た)鋏(ばさ)み、菖(しょう)蒲(ぶ)桁(げた)を置き、二重虹(こう)梁(りょう)の上に結(ゆい)綿(わた)付、大(だい)瓶(へい)束(づか)、大(だい)斗(と)、棟(むな)桁(げた)を置いた軒(のき)唐(から)破(は)風(ふ)で、兎の毛(け)通(どうし)で降(くだ)り懸(げ)魚(ぎょ)も菊の花をあしらってある。虹(こう)梁(りょう)の彫りは勢いがよく、力強い。脇(わき)障(しょう)子(じ)の痕跡があるが、今ははずされている。 安永6年(1777)に上棟が行なわれており、奥行1間の上段に五連の社(やしろ)が設けられ、三十番(ばん)神(じん)が祀られている。法華の三十番神とは毎日交代で人々を守る神々のことであり、31日目には五(ご)番(ばん)善(ぜん)神(じん)(鬼(き)子(し)母(ぼ)神(じん)と十(じゅう)羅(ら)刹(せつ)女(にょ)、薬(やく)王(おう)菩(ぼ)薩(さつ)、勇(ゆ)施(せ)菩(ぼ)薩(さつ)、毘(び)沙(しゃ)門(もん)天(てん)、持(じ)国(こく)天(てん))が任ずるといわれる。 説明板より 関連資料 1-3-5 法華寺番神堂 資料集 040_249_法華寺番神堂 2020年7月16日 https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2020/07/DSCN1663_R.jpg 768 1024 dapro https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/02/logo.jpg dapro2020-07-16 18:52:412022-06-18 15:14:25法華寺番神堂(市指定文化財)