与那原の文化財 与那原町の石獅子お知らせ, デジタルアーカイブ, デジタルアーカイブ専攻, 沖縄地域文化資源デジタルアーカイブ与那原の文化財 与那原町の石獅子 与那原町の石獅子は7つとも異なる姿・形をしている。特に火の獅子(上与那原区)と中島の石獅子②はユニークである。 火の石獅子は大里村の石獅子に対抗して設置された石獅子という話が残っている。昔、火事が良く起きていた大里村では、火事を返すために与那原町に頭を向けた石獅子を設置していた。そのことが原因で与那原での火事が頻発するようになったと考えた与那原の村人は、大里村に頭を向けた石獅子を設置することで村を火事から守ろうとした。 中島の石獅子は材木ストリートの先、住宅街にひっそりと存在している。が、この石獅子の顔の右半分は木がめり込んでいるというほかに石獅子にはないような唯一無二の個性がある。そういった特異さも含めて地域の人々から愛されているからこそ、今もなお残されているのかもしれない。 国道331号線沿いに鎮座している新島の石獅子①は、拝所として崇められているわけでも木がめり込んでいるわけでもないが、その胸元には大きなリボンがかけられており、かわいらしさを感じさせると同時に地元住民に愛されているという他ならない証拠のようなものであると思わせられる。 このように、石獅子は先人がかつて与那原町を守ろうとしてきた証拠であり、村人の地域に対する誇りを感じるような歴史を持っている。その歴史に触れることは現代の与那原町民のシティプライドにもつながると考えられる。また、これまで7体もの石獅子が大事に守られてきたという事実がシビックプライドであり、その石獅子の存在が広まることがより強いシビックプライドにつながる。 資料(メタデータ) 与那原の文化財_石獅子/与那原の文化材_中島区の石獅子 2025年12月28日 https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2025/12/circd086l-0049.jpg 800 1200 真由美加藤 https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/02/logo.jpg 真由美加藤2025-12-28 17:20:462025-12-28 17:41:27与那原の文化財 与那原町の石獅子