石仏と奇岩群
石仏と奇岩群
大雨見山(おおあまみやま;標高1,336m)の北西麓を流れる蔵柱(くらばしら)川沿いに石仏という地名があり、そこの山裾斜面にある高さ約12mの仏像に似た石柱が「石仏」である。そこから下流側に向かって“仏器岩”、“屏風(びょうぶ)岩”、“駒掛(こまかけ)岩”、“鏡岩”、“箪笥(たんす)岩”といった名前のついた奇岩が山裾に沿って並んでおり、これらの石柱や奇岩が指定されている。いずれも大雨見山層群の宮谷川層に属する流紋岩質溶岩からなり、とりわけ青灰色の玉ズイ(石英の微小な結晶の集まり)を含んだ「球顆流紋岩」と呼ばれる岩石からなる。これと同じ溶岩はここより南西に約2kmにある大坂峠近くにも露出し,風化した部分から数cmほどの玉ズイの塊を見つけることができる。この溶岩は比較的軟らかく、風化作用を受けやすいために見る方向によっていろいろな形状に見えることから奇岩としてそれぞれに名称がつけられたものである。












