藤塚神社
藤塚神社
手取川河口右岸砂丘地上に位置する。本殿、琴平神社、素戔嗚社から成る。大山咋神(おおやまいくのかみ)、大己貴神(おおなむちのかみ)、天照大神(あまてらすおおかみ)、大物主神(おおものぬしのかみ)、事代主神(ことししろぬしのかみ)、菅原道真公(すがわらのみちざねこう)、素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀る。創建は寿永年間(1182~1184)の山王権現に始まる。その後、藤塚山王社となり、明治元年(1868)に本吉日吉神社から藤塚日吉神社となり明治7年(1874)に藤塚神社となる。古くから滋賀県大津市坂本にある日吉神社の分霊してきた。5月下旬に開催される「おかえり祭り」(石川県無形民俗文化財)は、当神社の春季例大祭、1日目に東側約800mに位置する御旅所へ神輿を先頭に16基の山車と獅子舞が街中を練りまわる。1日目を神幸祭(しんこうさい)と呼ぶ。2日目は御旅所から神社まで、神輿、獅子舞、山車が練り歩く。2日目を還幸祭(かんこうさい)と呼ぶ。2日目の通称「おかえり筋」と呼ばれる町会がその年の祭事全般を司る。
特色
砂丘上に立つ山王社系神社、北前船によって搬入した文化を祭事等に色濃く残している。
メタデータ
藤塚神社
資料集
077_080_藤塚神社