【研究】学校DX戦略コーディネータ養成カリキュラムの開発
<課 題>
〇大学院専修免許上進のインセンティブがない。
〇専修免許上進のカリキュラムに一貫性(コンセプト)がない。
〇専修免許(16単位8科目)の取得の時間的・経済的負担が大きい。
<解決案>
〇学校DX戦略コーディネータ(仮称)の養成プロクラムを構成し、全体のコンセプトを統一し、いつでも、どこからでも、学修できるプログラムを提案します。
学校DX戦略コーディネータの定義
“学校DX戦略コーディネータ”は、学校や教育機関においてデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略の計画、実施、および評価をし、効果的に推進する役割を担う専門家
1.履修証明プログラム
履修証明制度とは、学校教育法第105条及び学校教育法施行規則第164条の規定に基づき、大学が教育や研究に加えてより積極的な社会貢献として、主として社会人向けに体系的な学習プログラムを開設し、その修了者に対して、法に基づく履修証明書を交付するもの。
2.オンラインによるスタートアップ講座(1日)+e-Learning8科目 16単位 )
→オンラインによるスタートアップ講座(1日)により本人確認可能
→オンラインによるスタートアップ講座(地域でのアウトリーチ可能)
3.学校DX戦略コーディネータ概論の作成
4.1期(8か月)で年間2期開設
5.受講費用 (16万円 (1単位1万円)
6.学校DX戦略コーディネータ(仮称)の養成プロクラムの特色
①教員ICT活用指導力の向上(目標)
②生成AIの活用に関する内容(追加)
③教育データの利活用に関する内容(追加)
④著作権や情報セキュリティに関する内容(追加)
7.スケジュール
令和7年度:4月から実施
8.カリキュラム
学校DX戦略コーディネータのカリキュラムを以下のように15講で示します。このカリキュラムは、デジタル技術を活用して学校の教育・運営を改革するための戦略を立案し、実行するためのスキルや知識を提供します。
【講座】学校DX戦略コーディネータ特論(Ⅰ)
【講座】学校DX戦略コーディネータ特論(Ⅱ)(構築中)
令和6年度 第3回 公開講座担当者会議
日時:令和6年6月27日(木) 14:30~15:30
場所:本館中会議室 zoom
内容:
1.学校DX戦略コーディネータ養成講座について
(1)「学校DX戦略コーディネータ養成講座」の趣旨(確認)
(資料)
②【e-Learning】学校DX戦略コーディネータ特論(Ⅰ):学習到達目標
③【e-Learning】学校DX戦略コーディネータ特論(Ⅱ):学習到達目標(内容含)
④ 学校DX戦略コーディネータ養成構想中プレゼン資料20240614
(2)科目と担当者(確認)
(3)各科目担当者の実施内容とスケジュールについて(依頼)
2.その他
岐阜別院
本願寺岐阜別院(ほんがんじぎふべついん)は、岐阜県岐阜市にある浄土真宗本願寺派(西本願寺)の寺院(別院)である。開基は准如上人。
岐阜市には、東西両別院がある。真宗大谷派(東本願寺)の別院は、真宗大谷派岐阜別院。
沿革
1570年~1590年頃、本願寺11世顕如上人が美濃国に巡教の折に、美濃国厚見郡西野(現岐阜市西野町)の土豪、一柳直高(一柳直末、一柳直盛の父)が信徒となって帰依する。一柳直高の没後、その墳墓のそばに一寺が建立されたことが始まりと伝えられている。
1603年(慶長8年)、准如上人が当地を巡教した際に、一柳直盛が父の一柳直高の遺命により申し出、この寺は本願寺の坊舎とされ、岐阜御坊もしくは西野御坊と呼ばれる。
1876年(明治9年)に名称を岐阜別院と改められる。
本堂は、1645年(正保2年)には再建されるが、1713年(正徳3年)全焼、1720年(享保5年)に再建されるが、1945年(昭和20年)7月9日、岐阜大空襲により山門、鐘楼、経蔵等を除く本堂などが焼失する。現在の本堂は1951年(昭和26年)の再建である。
1975年(昭和50年)、岐阜市芥見南山3丁目に「岐阜別院芥見分院」が建立される。
(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E9%A1%98%E5%AF%BA%E5%B2%90%E9%98%9C%E5%88%A5%E9%99%A2)
資料
三輪神社
美濃国神名帳に正二位美和大明神とある創立不詳の古社。社殿は、永禄年間に建立されたが、その後破損し、現在の本殿は元禄年間に再建されたものである。本殿は、昭和43年に岐阜市の重要文化財に指定されているほか、参道の石鳥居は昭和51年に市重要文化財、参道のスギの木は昭和51年に市の天然記念物にそれぞれ指定されている。
拝殿
本殿
資料
田谷神明神社
創立年代は不詳である。古老の口伝によると、椋椅(くらはし)某が此の地にきて田畑を開墾し、谷水を使った。地名も「田谷」といい、通称「田谷宮」と里人等に親しまれた。部落の名も「くらはし」から藏柱と改名されたのである。
承久年間より江馬家の領主の庇護により石浦・田谷(上・下)・沖田・かじや・下垣内の各集落に神社を建立し守護してもらった。
元禄七年大垣藩主戸田采女正の検地の際八畝二十歩の除地がある。後年になるが、年代も不明であるが、石浦宮を除いて田谷宮神明神社に合併合祀されている。棟札等に「天明三年、本宮再建氏子中、二滝より舟橋まで不残」とあり、天保三年の棟札に氏子は六十軒と記されている。
石浦宮の神鏡には明治四年田谷、森合祭とあり、このとき合併合祀されたのであろう。
石仏と奇岩群
大雨見山(おおあまみやま)(標高1336m)の北西麓にあたる蔵柱(くらばしら)川沿いに石仏という地名があり、そこにある高さ約12mの仏像に似た石柱が「石仏」である。その付近には“鏡岩”、“仏器岩”、“獅子頭岩”といった名前のついた奇岩と称する岩が山すそにある。いずれも大雨見山層群の宮川谷層に属する火山岩類のうち、比較的軟らかく風化作用を受けやすい凝灰岩からなる。見る方向によっていろいろな形状に見えることからそれぞれに名称がつけられたものである。
高山市国府町から県道76号で上宝町に向かい,大坂峠(通称十三墓峠)を越え2km程下ったところに濃飛バスの「石仏前(いしぼとけまえ)」バス停がある。
バス停の奥に,カラ松の間から高さ12cm程のまるで仏様のような形をした岩肌が突出している。これが地名の由来の「石仏岩」で,足元には小さな祠(ほこら)が建てられ祀られている。周囲にも点々と岩肌が露出し,屏風岩(びょうぶいわ),駒掛岩(こまかけいわ),鏡岩,箪笥岩(たんすいわ)等と名付けられ,全体が「石仏と奇岩群」として高山市の天然記念物に指定されている。
「石仏と奇岩群」は,どのようにしてつくられたのであろうか?
今から6600万年前~6000万年前の中生代白亜紀最末期から新生代古第三紀にわたり,現在の大雨見山(国府,丹生川,上宝町にまたがる山)を中心に,約100㎢にわたって流紋岩質マグマによる火山活動が起こった。このときできた溶岩や凝灰岩,火砕流堆積物を主体とする地層をまとめて「大雨見山層群」という。「石仏と奇岩群」の岩石の本体は,大雨見山層群の流紋岩溶岩である。この溶岩は,中に青灰色の玉ズイ(石英の微小な結晶の集まり)を含んでいて,「球顆流紋岩(きゅうかりゅうもんがん)」という。溶岩の一部は大坂峠近くにも露出し,風化した部分から数cm~こぶし大程の玉ズイの塊を見つけることができる。
石仏岩は,6000万年という長い年月をかけ,風化や侵食を受けた球顆流紋岩が,偶然にも仏様の容姿になって現れたものである。
引用:飛騨地学研究会 寺門 隆治様
【公開講座】学校DX戦略コーディネータ特論【Ⅰ】
Ⅰ はじめに
「DX(Digital Transformation)」は,2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授によって提唱された概念である.その内容は「進化し続けるテクノロジーが人々の生活を豊かにしていく」というもので,“進化したデジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革すること”と解釈できる.
ただし,教育DXが及ぼすのは単なる「変革」ではなく,デジタル技術による破壊的な変革を意味する「デジタル・ディスラプション」.すなわち,既存の価値観や枠組みを根底から覆すような革新的なイノベーションをもたらすものであると捉えられている.
文部科学省も,この教育DX時代に対応して令和2年12月23日に文部科学省デジタル化推進本部から「文部科学省におけるデジタル化推進プラン」を報告している.ここでは,「・・・ポスト・コロナ期のニューノーマルに的確に対応していくために必要なDXに係る取組を早急かつ一体的に推進していかなければならない局面を迎えている.」とし,次のように4つの具体的な方針を掲げている.
①GIGA(Global and Innovation Gateway for All)スクール構想による1人1台端末の活用をはじめとした学校 教育の充実
②大学におけるデジタル活用の推進
③生涯学習・社会教育におけるデジタル化の推進
④教育データの利活用による,個人の学び,教師の指導・支援の充実, EBPM等の推進
特に,①のGIGAスクール構想については,令和3年3月12日の「GIGAスクール構想の下で整備された1人1台端末の積極的な利活用等について(通知)」において,「文部科学省では,Society 5.0 時代を生きる全ての子供たちの可能性を引き出す個別最適な学びと協働的な学びを実現するためには,学校現場における ICT の積極的な活用が不可欠との観点から「GIGA スクール構想」を推進しているところであり,関係各位の御尽力により,本年4月から,全国のほとんどの義務教育段階の学校において,児童生徒の「1人1台端末」及び「高速大容量の通信環境」の下での新しい学びが本格的にスタートする見込みとなっている.」と述べている.また,“新たな学び”について,文部科学大臣がメッセージで,「1人1台端末環境は,もはや令和の時代における学校の「スタンダード」であり,特別なことではない.これまでの我が国の 150 年に及ぶ教育実践の蓄積の上に,最先端の ICT 教育を取り入れ,これまでの実践と ICT とのベストミックスを図っていくことにより,これからの学校教育は劇的に変わる.この“新たな学び”の技術革新は,多様な子供たちを誰一人取り残すことのない公正に個別最適化された学びや創造性を育む学びにも寄与するものであり,特別な支援が必要な子供たちの可能性も大きく広げるものである.」と子供たち一人一人に個別最適化され,創造性を育む教育 ICT 環境の実現を求めている.ここでは,子供たち一人一人に個別最適化され,創造性を育む学びとは何か,その実現のための“新たな学び”とはどのような学びで,従来の学びとどのように異なるのかについて考える.
Ⅱ 授業の目的・ねらい
・子供たち一人一人に個別最適化され,創造性を育む学びとは何か,その実現のための“新たな学び”とはどのような学びで,従来の学びとどのように異なるのかについて考える.
Ⅲ 授業の教育目標
教育DX(Digital Transformation)時代における“新たな学び”とは,教師がデジタル技術を活用し,学びのあり方やカリキュラムを革新させると同時に,教職員の業務や組織,プロセス,学校文化を革新し,時代に対応した教育を確立することである.
また,学びという側面から考えてみると教育DXの目的は,「個別最適な学びという“新たな学び”の実現」である.20世紀の学習観は,行動主義・認知主義の学習観を採用していた.しかし,21世紀に入り,学習観は「主体的・対話的な深い学びの実現」という構成主義・社会構成主義の学習観に移行した.
この変化から分かるように,教育が「全員に同じ教育」から「個々が持つ能力を最大限活かす教育」に変化している.また,デジタルツールを学びに活用することで,さらなるクリエイティブな学びの実現もDX時代における“新たな学び”の目的とされている.
政府が設置する教育再生実行会議が2021年6月3日に発表した第12次提言は,教育のデジタルトランスフォーメーション(DX)を鮮明に打ち出した.この提言「ポスト・コロナ期における新たな学びの在り方について」の中で「データ駆動型の教育への転換」が必要とし,教育データの利活用や対面授業とオンライン授業のハイブリッド化などを促している.ここでは,これらの教育のDX時代における “新たな学び”の在り方について考える.
Ⅳ 学校DX戦略コーディネータとは
学校DX戦略コーディネータの定義
“学校DX戦略コーディネータ”は、学校や教育機関においてデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略の計画、実施、および評価をし、効果的に推進する役割を担う専門家
学校DX戦略コーディネータの主な職務や役割の定義
1.DX戦略の策定: 学校DX戦略コーディネータは、教育機関のデジタルトランスフォーメーションの方向性を決定し、具体的な戦略や目標を策定します。これは、教育プロセスの効率化、生徒の学習体験の向上、教育成果の最大化などを含むことがあります。
2.プロジェクト管理: DXプロジェクトの計画、予算、スケジュール、リソースの調整、および進行状況のモニタリングを担当します。さまざまな関係者と協力して、プロジェクトの成功を確保します。
3.デジタルツールとテクノロジーの導入: 教育分野における最新のデジタルツールやテクノロジーの選定と導入を調整し、教育プロセスや学習環境の向上を促進します。
4.ステークホルダー連携: 学校DX戦略コーディネータは、教師、学生、保護者、教育委員会、地域社会などのステークホルダーと連携し、DX戦略の成功に向けて協力します。
5.データ分析と評価: DXイニシアティブの成果を評価し、データに基づいて戦略の調整や改善を行います。教育成果や効率性の向上を追求します。
6.サイバーセキュリティ: デジタル教育環境においてセキュリティリスクを管理し、生徒のデータやプライバシーを守る役割も担います。
学校DX戦略コーディネータは、教育機関のDXプロセスを効果的に管理し、デジタル技術を活用して教育の品質と効率性を向上させる役割を果たします。
また、教育環境が変化し続ける中で、新しいテクノロジーやベストプラクティスについて常に最新情報を追跡し、戦略を適宜調整する必要があります。
第1講 教育DX時代における新たな学び
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
子供たち一人一人に個別最適化され,創造性を育む学びとは何か,その実現のための“新たな学び”とはどのような学びで,従来の学びとどのように異なるのかについて考える.
2.学修到達目標
・教育DX時代の社会の変化について説明できる.
・教育DX時代における新たな学びについて具体例を示して説明できる.
・従来の学びと教育DX時代における“新たな学び”との関係について説明できる.
3.課 題
1.教育DX(Digital Transformation)についてその効果と可能性について説明しなさい.
2.GIGAスクール構想について,具体例を挙げて説明しなさい.
4.プレゼン資料
5.動画資料
6.資料
② GIGA スクール構想の下で整備された1人1台端末の積極的な利活用等について(通知)
第2講 21世紀に求められる学力と学習環境
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
21世紀に求められる学力を育む新たな授業と評価について,背景や実践事例を紹介しながら考える.
2.学修到達目標
・21世紀に求められる学力について説明できる.
・資質・能力を引き出す授業の条件を説明できる.
3.課 題
1.知識基盤社会に求められる学力について説明しなさい.
2.21世紀型スキルについて,具体例を挙げて説明しなさい.
3.評価の方法について具体例を挙げて説明しなさい.
4.変容的評価を行う指導案を作成しなさい.
4.プレゼン資料
5.動画資料
6.資料
① 社会の変化に対応する資質や能力を育成する教育課程編成の基本原理(報告書)
第3講 主体的・対話的な深い学びの実現
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
現在決まった答えのないグローバルな課題に対して,大人も子供も含めた重層的なコミュニティの中で,ICTを駆使して一人ひとりが自分の考えや知識を持ち寄り,交換して考えを深め,統合することで解を見出し,その先の課題を見据える社会へと,社会全体が転換しようとしている.ここでは,その情報社会とそれに応じて求められる資質や能力について考える.
2.学修到達目標
・主体的・対話的な深い学びについて具体例を挙げて説明できる.
・アクティブ・ラーニングと主体的・対話的な深い学びについて説明できる.
・主体的・対話的な深い学びについて学習理論を示して説明できる.
3.課 題
1.主体的・対話的な深い学びの視点について,具体例を挙げて説明しなさい.
2.学力観の変遷について具体例を挙げて説明しなさい.
3.主体的.対話的な深い学びを実現するための視点を説明しなさい.
4.プレゼン資料
5.動画資料
6.資料
① 新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け,主体的に考える力を育成する大学へ~
第4講 学習目標とその明確化
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
授業の設計の考え方において,1960年代に米国の教育工学研究者のロバート・メーガー (Robert F. Mager)は,次の3つの質問をすることで,授業の目標と評価方法を定めることの重要性について考える.
2.学修到達目標
・ロバート・メーガー (Robert F. Mager)の3つの質問について説明できる.
・学習目標とその明確化について具体例を挙げて説明できる.
3.課 題
1.ロバート・メーガー (Robert F. Mager)の3つの質問について説明しなさい.
2.学修目標とその明確化について具体例を挙げて説明しなさい.
4.プレゼン資料
5.動画資料
第5講 学習目標のデザイン
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
授業設計の最初の段階で行う,学習目標の明確化について説明する.明確な学習目標の設定のあり方と,授業設計の検討すべき内容について考える.
2.学修到達目標
・ブルームの教育目標分類について,行動目標による例を取り上げて説明できる.
・ガニェの学習成果の5分類について,具体例を挙げて説明できる.
・明確な学習目標について,具体的な単元において設定できる.
3.課 題
1.ブルームの教育目標分類について,行動目標による例を取り上げて説明しなさい.
2.ガニェの学習成果の5分類について,具体例を挙げて説明しなさい.
3.明確な学習目標について,具体的な単元において設定しなさい.
4.プレゼン資料
遠隔教育特講_プレゼン(第5講)
5.動画資料
第6講 教えて考えさせる授業の展開
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
小学校理科における児童の映像教材を活用した実験支援方法に関する研究を通じて,“教えて考えさせる授業”の展開について考える.
2.学修到達目標
・“教えて考えさせる授業”について順を追って説明できる.
・”教えて考えさせる授業”への展開について説明できる.
3.課 題
1.多視点映像教材の処理方法について順を追って説明しなさい.
2.多視点映像教材を使った,教えて考えさせる授業への展開について説明しなさい.
3.マルチアングル映像と多視点映像の違いと特徴を説明しなさい.
4.プレゼン資料
遠隔教育特講_プレゼン(第6講)
5.動画資料
第7講 協働的な学びのデザイン
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
人は社会的な関わりの中で学び,柔軟な知識を育てていく.このベースとなる考えを知識の社会的構成主義モデル(三宅,2011)と呼んでいる.これは人がもともと持っている他人との相互作用を通して自分自身の考えを少しずつ向上させる能力を顕在化し,その試みを繰り返すことによって人は社会的に賢くなっていくという考え方 (Palincsar & Brown ,1984; Miyake,N ,1986)について考える.
2.学修到達目標
・協働学習の考え方を理解し実際に授業デザインできる.
・ワークショップの手法を5種類説明できる.
・ジグソー学習について説明できる.
3.課 題
1.協働学習の必要性について具体例を挙げて説明しなさい.
2.知識構成型ジグソー法による指導案を作成しなさい.
3.大学発教育支援コンソーシアム推進機構(CoREF)を参考に,知識構成型ジグソー法の教材を作成しなさい.
4.プレゼン資料
遠隔教育特講_プレゼン(第7講)
5.動画資料
第8講 「教えないで学べる」という新たな学び
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
「インストラクショナルデザイン」や「教えないで学べる」学習環境は,キャロルの学校学習の時間モデルの授業の質を高め,授業理解力を助け,学習機会や学習持続力を高めるための手法であり,学習環境でもある.「教えないで学べる」という“新たな学び”を実現するためには,これらの手法や学習環境を整備することによって実現するものであり,学習者の学ぶ意欲を促し,自律的に継続して学ぶ力をつけていくことについて考える.
2.学修到達目標
・「教えないで学べる」とはどのようなことは具体例を挙げて説明できる.
・「教えないで学べる」という新たな学びの設計ができる.
3.課 題
1.J・B・キャロル(Carroll)の学校学習の時間モデルについて説明しなさい.
2.「教えないで学べる」学習環境について具体的に説明しなさい.
3.「教えないで学べる」授業を実現するための手立てを考えなさい.
4.プレゼン資料
遠隔教育特講_プレゼン(第8講)
5.動画資料
第9講 遠隔授業のデザイン手法
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
未来社会を見据えて育成すべき資質・能力を育むためのこれら3つの「新たな学び」やそれを実現していくための「新たな学びの空間」を形成するためにICTを効果的に活用することが重要である.さらに,ICTを活用することで,チームとしての学校の経営力を高め,教育の質の向上と教員が子供と向き合う時間的・精神的余裕を確保することにつながる.そこで,ここでは「新たな学び」の一つである遠隔授業の教育利用・研究での課題について考える.
2.学修到達目標
・ハイブリット型授業について具体的に説明できる.
・ハイブリット型授業について授業設計ができる.
3.課 題
1.遠隔教育の変遷について説明しなさい.
2.ハイブリット型授業の3つのパターンについて,具体例を挙げて説明しなさい.
3.ハイブリット型授業を具体的に企画しなさい.
4.ハイブリット型授業の課題について具体例を挙げて説明しなさい.
5.遠隔教育の必要性について具体例を挙げて説明しなさい.
6.遠隔協働学習を企画し,実際にやってみなさい.
4.プレゼン資料
遠隔教育特講_プレゼン(第9講)
5.動画資料
6.資料
情報の管理と流通 e-Learningの評価
第10講 自律的なオンライン授業の分析と設計
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
教えない授業を実現するためには,自律的な学習者となることが重要であり,自律的な学習者であれば自律的なオンライン授業が実現する.ここでは,自律的なオンライン授業の分析と設計について考える.
2.学修到達目標
・e-Learningという学習について説明できる.
・授業の効果分析について具体例を挙げて説明できる.
3.課 題
1.自律的なオンライン研修について,具体的に企画しなさい.
2.研修の効果測定について具体例を挙げて説明しなさい.
4.プレゼン資料
遠隔教育特講_プレゼン(第10講)
5.動画資料
第11講 新たな学びと教育リソース
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
日本では1980年代から「自己教育力」が推奨され,「自ら学び自ら考える力」が重視されている.このことは,他律的でなく自律的な学習態度の教育が重要になっている.ここでは,この実践的資質・能力の向上と,「反転授業」での活用を想定した教育リソースの開発について考える.
2.学修到達目標
・「反転授業」について具体例を挙げて説明できる.
・「反転授業」について具体的に授業設計ができる.
3.課 題
1.「反転授業」とその効果と可能性について説明しなさい.
2.「反転授業」の学習展開について具体的に説明しなさい.
3.「反転授業」の学習展開について具体的に指導案を作成しなさい.
4.プレゼン資料
遠隔教育特講_プレゼン(第11講)
5.動画資料
第12講 教育活動をデジタルアーカイブする
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
日本の授業のみならず具体的に諸外国の授業をアーカイブ化し,長期保存を考えデジタルアーカイブ手法による関連教育資料の構成について考える.
2.学修到達目標
・授業分析に必要な教育資料の構成について説明できる.
・授業分析手法について具体的に説明できる.
3.課 題
1.授業分析に必要な教育資料の構成について具体例を挙げて説明しなさい.
2.各授業分析手法について具体的に説明しなさい.
3.授業分析を授業アーカイブプロジェクトの例に倣って,行ってみなさい.
4.プレゼン資料
遠隔教育特講_プレゼン(第12講)
5.動画資料
第13講 思考力を高めるための学習プロセスの反応分析
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
新学習指導要領が目指す育成すべき資質・能力を育むためには,学びの量とともに,質や深まりが重要であり,子供たちが「どのように学ぶのか」つまりは,「課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び(いわゆるアクティブ・ラーニング)」が問われているが,主体的・協働的な学びが重要視されている中で,その評価についてはまだ研究が十分になされていない.ここでは,これらの主体的・協働的な学びにおける授業アーカイブとレスポンスアナライザの連携システムによる評価方法について考える.
2.学修到達目標
・レスポンスアナライザについて説明できる.
・レスポンスアナライザの教育利用について具体例を示して説明できる.
・集団反応曲線と集団の特性との関係について説明できる.
3.課 題
1.レスポンスアナライザについてその効果と可能性について説明しなさい.
2.レスポンスアナライザの教育利用について,具体例を挙げて説明しなさい.
3.集団反応曲線について具体的に記録してきなさい.
4.集団反応曲線と発問・応答の関係について具体例を挙げて説明しなさい.
5.集団反応曲線と集団の特性の関係について説明しなさい.
4.プレゼン資料
遠隔教育特講_プレゼン(第13講)
5.動画資料
第14講 高大連携による地域課題探究型学習
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
知識循環型社会においてデジタルアーカイブを有効的に活用し,新たな知を創造するという岐阜女子大学独自の「知的創造サイクル」の手法により,地域課題に実践的な解決方法を確立するために,地域に開かれた地域資源デジタルアーカイブによる知の拠点形成のための基盤整備をした.このことにより,地域課題に主体的に取り組む人材を養成する大学として,地方創成イノベーションの実現と伝統文化産業の振興ならびに新たな観光資源の発掘を行うことができる.また,本研究を地域のフィールドにおける実証検証をするための研究として捉え,解の見えない地域課題の解決をするための地域資源デジタルアーカイブによる地域活性化を考える.
2.学修到達目標
・地域資源デジタルアーカイブについて説明できる.
・地域資源デジタルアーカイブの教育利用について具体例を示して説明できる.
・地域資源デジタルアーカイブと地域課題探求型学習との関係について説明できる.
3.課 題
1.地域資源デジタルアーカイブについてその効果と可能性について説明しなさい.
2.地域資源デジタルアーカイブの教育利用について,具体例を挙げて説明しなさい.
3.地域資源デジタルアーカイブを具体的に企画しなさい.
4.地域資源デジタルアーカイブと地域課題探求型学習の関係について具体例を挙げて説明しなさい.
4.プレゼン資料
遠隔教育特講_プレゼン(第14講)
5.動画資料
第15講 「教える」から「学ぶ」への変革
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
行動主義の代表としてはバラス・スキナー(B.F.Skinner),認知主義の代表としてはピアジェ(J,Piaget)の理論を取り上げ,カリキュラム改革運動期における教授・学習論について考える.さらに,構成主義的学習論から社会的構成主義に至る経緯を考える.
2.学修到達目標
・教授学習に関する基本的な理論を具体的に説明できる.
・行動主義と認知主義の2つの学習論の区別を説明できる.
3.課 題
1.行動主義的学習論と認知主義的学習論,構成主義的学習論に対応した課題(問題)を作成しなさい.
2.GIGAスクール構想における「教える」から「学ぶ」に転換するための工夫について具体例を挙げて説明しなさい.
4.プレゼン資料
遠隔教育特講_プレゼン(第15講)
5.動画資料
特別講義Ⅰ
特別講義Ⅰ 教育改革とその思想(小玉重夫氏:東京大学大学院教授)
Ⅳ 総合課題
課題1
第1から第8講の中で,興味を持った研究課題についてさらに詳しく調べA4用紙1ページにまとめよ.
課題2
第9から第15講の中で,興味を持った研究課題についてさらに詳しく調べA4用紙1ページにまとめてよ.
Ⅴ アドバイス
課題1
解説 テキスト並びに参考文献を参考に論述しなさい.
課題2
解説 テキスト並びに参考文献を参考に論述しなさい.
Ⅵ 科目修得試験:レポート試験
Ⅶ テキスト
遠隔教育特講(最終版)
遠隔教育特講_表紙
遠隔教育特講_ガイドブック
Ⅷ 参考文献
主にテキストの中に記してある文献が参考になります.
※なお、本講座は大学院科目【遠隔教育特講】の内容と重複しております。
資料
1.【e-Learning】学校DX戦略コーディネータ特論(Ⅰ):学習到達目標
川平湾
川平湾(かびらわん)は、沖縄県石垣市の石垣島北西部にある湾である。
地図
湾内の海は、光の加減や潮の満ち引きにより刻々とその色を変え、石垣島を代表する景勝地と評される。湾口をふさぐように横たわる小島(くじま)をはじめとする小さな島が湾内に点在し、海中には数多くの種類の造礁サンゴが群落を形成している。
1997年9月11日に「川平湾及び於茂登岳」として国の名勝に指定されている[1]。また、2007年8月1日に西表国立公園が拡張され西表石垣国立公園となった際に、第1種特別地域に指定されている[2]。
湾内のサンゴ礁の景観は観光用のグラスボートから鑑賞することができる。潮流が強いため遊泳は禁止されている。
琉球真珠による黒真珠の養殖でも知られているが[3]、近年急速な水質汚染ならびに汽水化が進行しており、早急な対策が望まれている。
動画資料
川平湾全景
川平湾グラスボート
竹富島
赤瓦屋根の家々、サンゴの石垣、白砂の道、屋根の上のシーサー、原色の花々が咲き、美しい沖縄の原風景に触れることができる島。島をゆっくりと巡れば、生活の中に生きづく伝統と文化を実感する。
平坦な島をのんびりと歩くのもいいし、サイクリングで島中をまわるのもいい。また水牛車にゆられながら、集落をまわるのもこの島ならでは。
水牛車から聴こえてくる全国的にも有名な「安里屋ユンタ」は、この島で歌い継がれてきたユンタが元歌になっている。そして島最大の行事「種子取祭」は、豊かな芸能を大切にする竹富島の人々の誇りと気概に溢れている。
2007年、竹富島の生活用具(喜宝院蒐集館)が、国指定重要有形民俗文化財に指定された。
動画資料
水牛車観光(1)
水牛車観光(1)