沖縄の有用植物:シークヮーサー
【説明】シークヮーサーはミカン科の常緑低木・柑橘類で、主に大宜味村ややんばる地域で生産され、自生している野生のものもある。果実の大きさは平均直径3~4㎝ほどで、見た目がカボスやすだちに類似している。沖縄県を代表する果実として全国一の生産量であり、爽やかな香りと強い酸味が特徴である。
名前の由来は「酸(シー)を食わせる(クヮース)モノ(サー)」という意味の沖縄方言をつなげて“シークヮーサー”とよばれるようになった。地域によっては“シークワーサー”や“シークワーシャー”、“シークァーサー”など多くの呼び方がある。また、発音の解釈の違いによって表記ゆれもあり、食品メーカーや店舗によっても表記が異なり、定まっていない。
しかし、主な産地である大宜味村のホームページや琉球新報、日本果汁協会では、一般的に呼ばれている“シークヮーサー”を取り扱っている。和名では「平実檸檬(ヒラミレモン)」という。
【特色】シークヮーサーの収穫は年に3度あり、収穫時期によって用途が異なる。
[1度目]の8月~9月に収穫したものは青切りと呼ばれ、未熟で酸味が強く、主に刺身や焼き魚にかけたり、酢の物として使用される。食用の他にも薬味に使用されたり、堅くゴワゴワしている芭蕉布を柔らかく織り上げるため、洗濯にも使用されていた。
[2度目]の10月~12月中旬は、収穫後、搾り汁を瓶詰めし、原液ジュースとして販売される。
[3度目]の12月中旬~2月の収穫は、皮が黄色くなり完熟し甘酸っぱい風味であり、生食用やジュース、ゼリーなどに加工される。
その他にも果皮や果肉をお茶にして飲んだり、和食、洋食、スイーツなど、幅広く使用され、沖縄の料理には欠かせない食材である。
【古来の活用方法】
~芭蕉布洗濯の実践~
①シークヮーサーの実12㎏を搾る。
②その搾り汁の中で丁寧に押し洗いし、濯ぐ。
③半乾きにした状態で布を引っ張り伸ばす。
④湯飲みのへりで何度も表面を擦り、しわを伸ばす。
※芭蕉布は破れやすいため力加減に注意し、この作業を繰り返し行う。
資料(メタデータ)
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2021/12/circd073d-0012.jpg
675
1200
真由美加藤
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/02/logo.jpg
真由美加藤2021-12-15 12:39:522024-09-08 16:31:27沖縄の有用植物 シークヮーサー
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2021/12/DSC00260_R.jpg
768
1024
dapro
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/02/logo.jpg
dapro2021-12-15 09:44:402022-11-07 15:35:03京都府立京都学 歴彩館天龍寺文書 第698号 篠原長房書状
698 篠原長房書状
就御寺領物集女庄野之儀、
芳書令拝見候、様躰無案内之儀
候条、三向可申談候、
有様之上不可存疎意候、
仍青銅参十疋被懸御意候、
本望之至候、猶追而可得貴意候、
恐惶謹言
十一月十三日 長房(花押)
出官
奉行
単寮
臨川寺
雲居庵
御報
(解説)
永禄九年(1566)十一月十三日の文書と推定されている。篠原長房は、阿波国の三好氏の家臣。室町幕府十四代将軍の足利義栄を奉じて、畿内に上陸し、その
存在感を示した。
この文書は、政情が安定しなかった京都周辺の状況を表したものである。
天龍寺領の山城国物集女庄(現在の京都府長岡京市周辺)の知行を引き続き天龍寺が望み、篠原が、その意を三好長逸に伝えたとある。
戦乱が広がるにつれて、天龍寺の寺領が、荒らされていくことになる。
天龍寺文書698号篠原長房書状
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2021/12/DSC00527-scaled.jpg
1920
2560
dapro
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/02/logo.jpg
dapro2021-12-14 17:22:242022-10-25 10:20:00天龍寺文書 第698号 篠原長房書状
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2021/12/DSC00176_R.jpg
768
1024
dapro
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/02/logo.jpg
dapro2021-12-14 17:08:212022-08-21 09:47:39宝厳院
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2021/12/DSC00401_R.jpg
768
1024
dapro
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/02/logo.jpg
dapro2021-12-14 16:59:482022-08-21 09:48:24鹿王院身近にある有毒植物:ミフクラギ(オキナワキョウチクトウ)
【説明】
|
熱帯アジアに分布し、排気ガスや公害に強いことから交通道路や公園、海岸近くなどに多く見られる。葉は細長く互生し、長さ約10~25センチメートルで倒披針形、表面に光沢があり全縁である。花は白色、果実は長卵形である。
|
【有毒性】
|
種子は猛毒であり、実が赤く熟すため、マンゴーと間違える事故も発生している。枝葉を折った際にでる乳白色の樹液も有毒であり、目や粘膜に触れると腫れることからミフクラギという。沖縄方言ではミーフックヮーという。
|
【症状】
|
有毒の樹液に触れたり口に含んだりした際の症状として、皮膚炎、下痢、嘔吐、めまい、不整脈、心臓麻痺があげられる。
|
【処置法】
|
①接種してしまった場合 症状が出る前に救処救急車をよび、処置を依頼する。
②傷口に汁が入った場合 すぐ傷口を清潔な水でよく洗い流す。
|
【事故事例】
|
小学生が校内に植えてあるキョウチクトウの葉を食べられると勘違いして3~5枚ほど食べ、吐き気や頭痛といった症状を訴えて入院した。(参照:朝日新聞DIGITAL記事「キョウチクトウで小学生2人が食中毒 高松」2017/12/16 19:00)
|
資料(メタデータ)
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2021/11/circd082p-0036-1.jpg
853
1280
真由美加藤
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/02/logo.jpg
真由美加藤2021-11-15 18:00:352024-09-08 16:32:54身近にある有毒植物 ミフクラギ(オキナワキョウチクトウ)
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2021/11/1211101-150224-018A8055.jpg
768
1024
dapro
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/02/logo.jpg
dapro2021-11-02 15:50:142023-01-25 14:00:11犬山城
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2021/08/DSC00135_R.jpg
768
1024
dapro
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/02/logo.jpg
dapro2021-08-04 15:37:262022-08-21 09:48:44天龍寺
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_8221_R.jpg
768
1024
dapro
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/02/logo.jpg
dapro2021-07-26 16:49:332021-10-13 17:33:41美江寺観音
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2021/07/IMG_7990_R.jpg
768
1024
dapro
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/02/logo.jpg
dapro2021-07-26 16:40:332021-07-26 16:40:33伊奈波神社
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2021/07/1621926328955.jpg
1477
1108
dapro
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/02/logo.jpg
dapro2021-07-15 18:31:552021-07-15 18:31:55ひるがの白山神社湿原植物園
大日ケ岳の眺望がすばらしい、のどかな公園。野鳥の声を聞きながらぜひ散策いただきたいスポットです。かつてのひるがの高原の面影を残す貴重な場所となっています。
資料
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2021/07/1621926327350.jpg
1477
1108
dapro
https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/02/logo.jpg
dapro2021-07-15 18:28:382021-07-15 18:28:38湿原植物園