沖縄の歴史上人物 恩納ナビー③

沖縄の歴史上人物 恩納ナビー③万座毛
恩納ナビー(生没年不詳)は18世紀に農民として恩納村間切りで生まれ、琉歌の才能に満ち溢れた琉球王国時代の女流歌人である。自由で真っ当な恩納ナビーの琉歌は多くの人々の共感を生み、現在も愛され歌い繋がれている。(恩納ナビーは恩納ナベとも表記される。)
生誕地である恩納村では、恩納ナビーを後世に語り継ぐことを目的に村の象徴とし、村を琉歌の里として観光資源・教育資源として活かしている。恩納ナビーの生誕の地の付近には、恩納番所跡や恩納松下の碑などがあり琉歌にまつわる史跡散策ができる。
恩納ナビーの生誕の地の付近から1キロ圏内に万座毛(まんざもう)がある。万座毛があるのは沖縄海岸国定公園区域内で、琉球石灰岩の断崖から東シナ海が一望できる。波の浸食により自然の力で象の鼻に似た造形の岩が特徴である。1726年に琉球国王である尚敬王が万座毛を訪れ、「万人を座らせたるに足る」と称揚をしたことが命名の由来と伝えられている。
◇恩納ナビーは琉球国王が万座毛を訪れた際に詠んだとされる歌
(琉歌)波ぬ声ん止まり 風ぬ声ん止まり 首里天加那志 美御幾拝ま」
(意味)波の音も止まれ。風の音も止まれ。国王様の芳しいお顔を拝みましょう。

資料(メタデータ)
沖縄の歴史上人物_恩納ナビー③万座毛