沖縄の有用植物 月桃お知らせ, デジタルアーカイブ, 沖縄地域文化資源デジタルアーカイブ沖縄の有用植物:月桃 【説明】月桃(げっとう)はショウガ科ハナミョウガ属の多年生常緑草本で、熱帯や亜熱帯地域に生息し、密に束生している。野山などに自生しているものもあるが、家庭の庭などでもよく見られる。名前の由来は、花の房が三日月のような形をしており、花のつぼみが桃の実に似ていることとピンク色であることから、「月桃」とよばれるようになった。 沖縄の方言では「サンニン」とよばれ、独特で爽やかな香りがする葉には殺菌効果があるため、ムーチー(餅)を包む“ムーチーガーサ”として用いられ、沖縄ではとてもなじみがある植物である。茎は結束用として利用されることもある。 【特色】月桃は、葉や果実、茎のすべてがさまざまなものに利用できる。 殺菌や消臭、防虫効果があるため、葉はムーチー(餅)を包むムーチーガーサとしてや、葉から抽出されるエキスは防虫剤や芳香剤、化粧水やアロマオイルなどにも幅広く利用されている。また、果実と共に月桃茶としても活用される。月桃茶は、月桃の活用方法として最も知られており、古くから親しまれている。 【古来の活用方法】 ~月桃茶~ ①葉と実を良く洗い、水気を拭き取る。 ②葉は2㎝程に切る。 ③切った葉と実を広げて、3日程天日干しをし、良く乾燥させる。 ※乾燥したら、湿気ないようにしっかりと閉じ、保存する。 ④鍋に水と、乾燥させた葉と軽くほぐした実を入れ、沸騰させる。 ⑤その後お好みの濃さになるまで煮出す。 資料(メタデータ) 沖縄の有用植物_月桃 2022年1月9日 https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2022/01/circd0737-0336.jpg 797 1200 真由美加藤 https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/02/logo.jpg 真由美加藤2022-01-09 22:31:502024-09-08 16:30:06沖縄の有用植物 月桃