日下部家住宅岐阜県私立大学地方創生推進事業, 飛騨高山匠の技デジタルアーカイブ, デジタルアーカイブ日下部家住宅 高山の近代民家建築を切り開いた 飛騨の大工の名門、谷口家の谷口延恭に師事した川尻治助による町家建築です。川尻治助は彫刻の名手でもあり、一刀彫の名品も残しています。 明治12(1879)年に建てられた日下部家住宅では、これまで社寺建築に使われていた軒裏の「セガイ」(軒先で出桁を腕木で支え、天井板を張った構造)を民家に取り入れるなど、高山の近代民家建築を切り開きました。いかにも雪国の民家らしく、低く深く重々しい軒や、どっしりとした構えの中に美しい出格子が印象的です。 豪快に組み上げられた吹き抜けの梁組はスケール感があり、隣り合う吉島家との対照性を感じさせます。吉島家とともに、明治以降の町家建築としては、初めて重要文化財に指定されました。日下部家住宅は、現在は日下部民藝館として、当時のまま一般公開されています。 2022年9月9日 https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2022/09/IMG_5620_R.jpg 768 1024 dapro https://digitalarchiveproject.jp/wp-content/uploads/2023/02/logo.jpg dapro2022-09-09 10:46:262022-09-09 10:46:26日下部家住宅