沖縄の生活文化 花ブロック
沖縄の生活文化 花ブロック
■沖縄独自の建築資材 花ブロック
花ブロックとは沖縄の建築に使用される装飾的なコンクリートブロックをさし、沖縄独自の建築材料である。主に外壁に用いられ、透かし模様が施されている。これにより通気性を保ちながら沖縄の強い日差しを遮る機能があり、また、その透かし部分から朝昼夕と時々の光が差し込み、夜は内側からの光の陰影を楽しめるというデザイン性ももちわせている。
周囲の自然や環境を大切にさりげなく生活に取り込む沖縄のあたたかさが感じられる。
沖縄県のある初期の花ブロックを利用した有名な建築としては、1958年に建築された聖クララ修道院(与那原町与那原)、1981年に建築された名護市市役所(名護市港)などがある。