【公開講座】幼児教育コーディネータ養成講座_スタートアップオンライン講座
【公開講座】幼児教育コーディネータ養成講座_スタートアップオンライン講座
目的・概要
幼児教育コーディネータは、地域・学校園における幼児教育の研修及び専門的指導のための研修講座の計画立案実践能力、組織化、および地域課題解決への具体的対応力を身につけることにより、地域、学校園における保幼こ小連携などの幼児教育をコーディネートできる人材の育成や、その能力の向上を図ることを目的とするものです。
原則的に、幼稚園教諭2種免許状所持者で、基礎資格となる免許状を取得した後、幼稚園(特別支援学校の幼稚部及び幼保連携型認定こども園を含む)における教員として在職年数が、12年以上の方を対象とし、幼稚園教諭1種免許状所持者でスキルアップを目指す方や幼稚園教諭としてお勤めで、管理職・マネジメントの職務についている方を対象とします。
また、本講座を受講・修了した後、免許管理者(都道府県教育委員会)に申請することにより2種免許状を1種免許状に上進することが可能となります。
受講対象者
次の(1)~(3)に該当する方とします。
(1)幼稚園教諭2種免許状所持者で、基礎資格となる免許状を取得した後、幼稚園(特別支援学校の幼稚部及び幼
保連携型認定こども園を含む)における教員として在職年数が、12年以上の方。( (1)に該当する方につきまし
ては、2種免許状を1種免許状に上進が可能となります。)
(2)幼稚園教諭1種免許状所持者でスキルアップを目指す方。
(3)幼稚園教諭としてお勤めで、管理職・マネジメントの職務についている方。
科目数並びに総時間数
7科目(10単位)
コース終了条件
各講習における試験またはレポートによる最終試験を全て合格すること。
定 員
第1期〜第3期(100名定員/期)
受講料
30,000円 (3,000円/単位×10単位)
学習環境
本養成講座は基本的に「e-learning」で行いますので、受講には、各自カメラ付きのパソコンやノートパソコン・タブレットPC・スマートフォン並びにインターネットの通信環境が必要になります。
スタートアップオンライン講座
幼児教育コーディネータとは
- 幼児教育コーディネータとは、幼児期の子供たちの教育に関する計画やプログラムを立案し、実施する役割を担う専門家です。彼らは、保育園や幼稚園、学校、地域センターなど、幼児教育施設や関連する組織で働くことが一般的です。
幼児教育コーディネータは、幼児の発達段階や教育ニーズを理解し、それに基づいて教育プログラムを計画します。彼らは、子供たちの認知、言語、身体運動、社会的・情緒的発達を促進するための教育活動や遊びを設計し、教材や資源を選定します。
また、幼児教育コーディネータは、教育スタッフや保護者と連携し、教育目標の達成や子供たちの成長をサポートします。彼らは、教育プログラムの実施状況をモニタリングし、評価を行い、必要な調整や改善を提案します。
さらに、幼児教育コーディネータは、地域の教育関係者や専門家と協力し、最新の教育トレンドや研究成果を把握し、教育プログラムの品質向上に努めます。また、保護者や地域のコミュニティとの関係構築も重要な役割です。
総合的に言えば、幼児教育コーディネータは、子供たちの幼児期における学びや成長を支援するための教育環境を構築し、教育プログラムを適切に運営する責任を担っています。
幼児教育コーディネータ概論
Ⅰ はじめに
今般の子ども・子育て支援関係の人材に対する需要の増加等を受け,私立施設を中心として,幼稚園において幼児教育の質を支える優秀な教員の確保が喫緊の課題となっている.また,平成19年度の岐阜県の幼稚園教諭免許状授与件数の77.9%は二種免許状であり,一種免許状への上進の必要性が高まっている.また,教育再生実行会議第十二次提言では,一人一人の多様な幸せと社会全体の幸せ(ウェルビーイング)の実現を目指し,学習者主体の教育に転換することを提言している.そのために,教師の質の向上や多様な人材の活用のための方策や「教学マネジメント指針」に基づく密度の高い組織的な大学教育の展開が求められている.
社会,特に子どもを取り巻く環境が多様化し,幼稚園や認定こども園で幼児教育に携わる教員にもこうした状況に対応する資質・能力の向上が求められる.とりわけ,幼児教育の現場で中心的な役割を担う中堅層(ミドルリーダー)の果たすべき役割は大きい.
しかし,中堅層の多くは二種免許状所有者であり,その専門性を向上させるためには教育委員会の研修で学ぶ教育の最新事情とともに,理論と実践を往還する内容が必要といえる.そのために,教員養成大学においても免許法認定講習等で,二種免許状保有者の専門性の向上を図り,上進を推進することが求められている.
そこで,教員自身が時代や社会,環境の変化を的確につかみ取り,その時々の状況に応じた適切な教育・保育の提供を行うためには,個々の教員が自ら課題を持って,主体的に研修に参加する研修体制の確立が必要である.その際,受講者のニーズに応じて柔軟に研修内容を組み合わせたり,ワークショップ型研修方法を取り入れたりして,受講者が主体的に学ぶ講座の場を考えていく必要がある.
ここでは,幼稚園教諭の資質向上を目指すキャリアステージにおける講座の在り方を研究し,幼児教育の新たなキャリアである幼児教育コーディネータの養成について考える.
Ⅱ 授業の目的・ねらい
・幼稚園教諭の資質向上を目指すキャリアステージにおける講座の在り方を研究し,幼児教育の新たなキャリアである幼児教育コーディネータの養成について考える.
Ⅲ 授業の教育目標
幼児教育コーディネータ養成コースは,「地域・学校園における幼児教育の研修及び専門的指導」のための研修講座の計画立案実践能力,組織化,および地域課題解決への具体的対応力を身につけることにより,地域,学校園における保幼こ小連携などの幼児教育をコーディネートできる人材の育成や,その能力の向上を図ることを目標とする.
映像資料
学習の進め方
- テキストと e-Learning は,事前にテキストと動画で学習する自律的なオンライン研修の教材です.
- 講習の内容は,まず,テキストと e-Learning との両方を活用して学びます.
- 講義では,始めに各講で講義の目的と学習到達目標についての説明を行います.
- 講義内容について,受講者による自己研修を行います.
- 各講の終わりに課題を示します.自分の学習の深度に従って,考えてみましょう.
プレゼン資料
映像資料
遊びと文化Ⅰ・Ⅱ
講習内容
- 「自から知識を構成する」学習観である構成主義の学びと創造的に学ぶ(クリエイティブ・ラーニング)教育について事例を挙げ、全ての子供たちの可能性を引き出す個別最適な学びと共同的な学びの実現にためのオンライン学習における教材開発について理解する。
- 幼児期に遊ぶ「折り紙」や身近にある「紙コップ」や「紙皿」などを使い,オンライン学習における動くおもちゃの教材を作る。その過程を通して,幼児に身に付けさせる力を考え,それを指導するための方法を考案する。さらには幼児が安定した確かな作品ができるか等の視点を定め,幼児の学びのプロセスを評価し改善・指導できる力の深化を図る。
映像資料
保育内容(表現)
講習内容
- 山形の東根長瀞小学校の「想画教育」や「レッジョ・エミリア・アプローチ」における子どもの表現力やコミュニケーション能力、探究心、考える力の養成研究を考える。また、子どもによる紙芝居の創作(クリエイティブ・ラーニング)を通じて表現方法を考える。
映像資料
教師論
講習内容
- 教師は、学習者がその成長・発達に必要な「生きる力」を身に付けることができるよう、学習内容や学習活動の特質、幼児児童生徒の実態に応じた適切な指導ができなければならない。そのために、幼児教育における教師の役割と責務について理解を深め、教育者としての資質・能力を考える。
映像資料
教育の方法・技術
講習内容
- 21 世紀の知識基盤社会における「学力」は「他者と協働しつつ創造的に 生きていく」ための資質・能⼒の育成である。そのために、学習活動では、他者と共に新たな知識を生み出す活動を引き出しつつ深い知識を創造させていく経験を、数多く積ませることが重要である。また、情報化や国際化が進み、社会が⼤きく変化する中で、学校、そして教師は様々な変化に直面している。児童に求められる学力の変化や授業でのICT活用など、教師はどう対応していけばよいのだろうか。本講座では「インストラクショナルデザイン」を手がかりに、幼児教育の基礎としてのインストラクショナルデザインについて考える。
プレゼン資料
映像資料
教育相談Ⅰ
講習内容
- 教育相談や発達相談,子育て支援を行う意義について理解し,教育相談を推進することができるような組織づくりや計画・評価について振り返り、幼児・児童生徒が抱える課題を理解し,個に応じた支援及び環境調整への配慮を考える。
映像資料
幼児理解
講習内容
- 幼児も他者であることを前提に、他者の心を理解する枠組みを理解するとともに、幼児理解についての知識を身に付け、考え方や基礎的態度を理解する。また、ケーススタディにより幼児理解の方法を具体的に提供し、様々な問題解決を通じてから理解の深化を図る。
映像資料
資料