八幡地区
八幡町(はちまんちょう)は、かつて岐阜県郡上郡にあった町である。2004年(平成16年)3月1日に郡上郡の7町村が合併して郡上市が発足し、八幡町は廃止された。
郡上八幡(ぐじょうはちまん)と呼ばれることが多い。古くから郡上郡の政治・商業などの中心地として栄え、郡上市となってからは郡上市役所や岐阜県の出先機関が置かれている。
飛騨高地の南部に位置する。長良川が町域を北から南に貫流しており、市街地の標高は約200mで、町の東西の山地から支流が流れ込む。集落は長良川とその支流沿いに形成されており、長良川と支流の吉田川の合流点付近が市街地である。
町域には南東に突き出た部分があり、小那比川の流域に属する。これも長良川水系ではあるが、合流地点は下流の関市にあり、八幡町内では分水嶺で他地域と隔てられている。また、鬼谷川及び貢間川は木曽川水系である。
白鳥おどり
郡上には「白鳥おどり」「白鳥の拝殿踊り」「郡上おどり」と3つの踊りがあります。白鳥おどりは、400年ほどの歴史がある伝統的な踊りで、軽快なテンポが若者から人気を集めています。切子灯籠を吊り下げたおどり屋形から響く情緒あふれる唄・三味線や笛・太鼓などの軽快な鳴り物。踊り子たちはその屋形を囲むように輪を作り、手拍子や下駄の音を響かせて、熱狂的に踊ります。毎年約20夜開催している白鳥おどりは、みんなで参加して楽しむ踊り。8月13日~15日の3日間にわたって行う徹夜おどりでは、地元の人だけでなく全国から集まった踊り好きが集い、東の空がうっすらと明けるまで下駄の音を鳴り響かせ、踊り明かします。
白鳥地区
旧白鳥町(しろとりちょう)は、岐阜県郡上郡にあった町である。2004年に郡上郡の7町村で合併して郡上市となった。郡上地域(北濃)では八幡町に次ぐ第2の町であり、福井県への玄関口の役割をしている地域である。
岐阜県の中部、美濃地方の北部にあたり、飛騨高地の一部である。町の中央を北から南に長良川が通り、この川沿いの盆地(白鳥盆地)が町の中心である。全体としては長靴の形に似て、南北に長く、南の「底」から直角に東に突き出た部分を持った。
町の北部は、九頭竜川水系に属する石徹白(いとしろ)川に沿う地区で、もとは福井県に属した福井県大野郡石徹白村が、越県合併で1958年に白鳥町の一部になったものである。石徹白村の一部は当時の和泉村に編入されている。