【授業】人工知能(AI)特講 
~ AI(人工知能)の過去から未来へつなぐ ~
澤井進(岐阜女子大学特任教授)
Ⅰ はじめに 
本講座では、コンピュータの歴史を振り返り、人工知能(AI)の誕生から現在までの進化を解説します。また、AIが今後どのように教育に活用されるのかについて、展望します。
Ⅱ 授業の目的・ねらい 
本講座の目的は、AIの過去・現在・未来について幅広く学ぶことです。教育にAIがどのように活用されるのか、AIと共生する未来を生き抜くための教育とは何かについて、考察する機会を提供することをねらっています。
Ⅲ 授業の教育目標 
① デジタル社会の「読み書きそろばん」として必須となるAIを理解する。
第1講 AIの過去から未来へのプロローグ ー『コンピュータ歴史博物館』が語るAI文化 
澤井進(岐阜女子大学特任教授)
1.何を学ぶか 
AI時代の教育「人工知能(AI)の過去・現在・未来」の講座を通して、コンピュータの歴史とAI時代を生きる哲学について学んでいきます。
2.学修到達目標 
① コンピュータ歴史博物館が語るAI文化について説明できる。
3.課題 
① 結婚相手を探す時に信用するのはAIが選んだ人ですかそれとも親が選んだ人ですか?について考察し,あなたの考えを800字で説明しなさい。
4.プレゼン資料 
AIの過去から未来へのプロローグ ー『コンピュータ歴史博物館』が語るAI文化 
5.動画資料 
VIDEO 
6.テキスト 
第1講_人工知能特講_テキスト 
第2講 知能の迷宮を解き明かす-暗号解読とチューリングテストの謎めく挑戦 
澤井進(岐阜女子大学特任教授)
1.何を学ぶか 
AI時代の教育「人工知能(AI)の過去現在未来」の講座を通して、コンピュータの歴史とAI時代を生きる哲学について学んでいきます。
2.学修到達目標 
① アラン・チュリーングの暗号解読とチューリングテストについて説明できる。
3.課題 
① 貴方はAIの教師と人間の教師どちらから学びますか?について考察し,あなたの考えを800字で説明しなさい。
4.プレゼン資料 
知能の迷宮を解き明かす-暗号解読とチューリングテストの謎めく挑戦 
5.動画資料 
VIDEO 
6.テキスト 
第2講_人工知能概論_テキスト 
第3講 知識が翼を得る瞬間-知識表現とエキスパートシステムの知の舞台裏 
澤井進(岐阜女子大学特任教授)
1.何を学ぶか 
第2次AIブーム「知識の時代」の代表的な研究成果である第五世代コンピュータプロジェクト、 知識表現形式、機械翻訳、エキスパートシステムを学び、知識(暗黙知)獲得の問題を理解します。
2.学修到達目標 
① 第五世代コンピュータプロジェクトを説明できる。
3.課題 
① AI搭載の自動運転の車は、信号無視で突然歩行者が飛び出した時、壁に激突してでも歩行者を救うべきか、それとも歩行者を犠牲にしてドライバーの命を救うべきか?について考察し,あなたの考えを800字で説明しなさい。
4.プレゼン資料 
知識が翼を得る瞬間-知識表現とエキスパートシステムの知の舞台裏 
5.動画資料 
VIDEO 
6.テキスト 
第3講_人工知能特講_テキスト 
第4講 人間の脳の謎と深層学習の魔法 目を持ったコンピュータが見せる未知の領域 
澤井進(岐阜女子大学特任教授)
1.何を学ぶか 
「コンピュータが目を持つ」という大変ワクワクするような講座です。「人間の脳のなどと深層学習の魔法 目を持ったコンピュータが見せる未知の領域」というテーマです。
2.学修到達目標 
① 3つの機械学習(教師あり/教師なし/強化学習)を説明できる。
3.課題 
① 人間の医師とAI手術ロボット、どちらに命を預ける?について考察し,あなたの考えを800字で説明しなさい。
4.プレゼン資料 
人間の脳の謎と深層学習の魔法 目を持ったコンピュータが見せる未知の領域 
5.動画資料 
VIDEO 
6.テキスト 
第4講_人工知能特講_テキスト 
第5講 シンギュラリティの扉を叩け 
澤井進(岐阜女子大学特任教授)
1.何を学ぶか 
AIが人間を超える「シンギュラリティ」という大変ドキドキするような講座です。「シンギュラリティの扉を叩け-AIが覆す人間の世界チャンピオン」というテーマです。
2.学修到達目標 
① DXやデータサイエンスの背景を説明できる。
② バックギャモンやチェス等の中心的な例題がAI技術をけん引したことを説明できる。
③ 多くの探索アルゴリズムや並列計算技術などが生み出されたことを説明できる。
3.課題 
① AIを使って何をすれば生産性を倍増し、国際競争に勝てるか?について考察し,あなたの考えを800字で説明しなさい。
4.プレゼン資料 
シンギュラリティの扉を叩け 
5.動画資料 
VIDEO 
6.テキスト 
第5講_人工知能特講_テキスト 
第6講 機械翻訳の新時代-トランスフォーマー革命と「生成AI」の驚異的進化 
澤井進(岐阜女子大学特任教授)
1.何を学ぶか 
トランスフォーマー革命は、生成AI(ChatGPT、Gemini等)を誕生させました。生成AIは人間のような会話を生成できる技術です。その技術が、機械翻訳精度の向上、産業、医療領域や農業等に応用されていることを理解します。
2.学修到達目標 
① トランスフォーマー革命が生成AIを誕生させたことを説明できる。
3.課題 
① AIが作った小説、論文、楽曲やプログラム等の著作権はAIにあるか?について考察し,あなたの考えを800字で説明しなさい。
4.プレゼン資料 
機械翻訳の新時代-トランスフォーマー革命と「生成AI」の驚異的進化 
5.動画資料 
VIDEO 
6.テキスト 
第6講_人工知能特講_テキスト 
第7講 AIの過去・現在・未来 - 未来への飛翔 – 
澤井進(岐阜女子大学特任教授)
1.何を学ぶか 
日本のAI戦略は教育から始まること、教育に利用される生成AI、重要なAI事例である自動運転自動車や、世界で話題になっている国際的なAIのルール作り及びその根底にあるAI倫理を理解します。
2.学修到達目標 
① 日本のAI戦略は教育から始まることを説明できる。
3.課題 
① 自動運転車が引き起した事故は、誰が責任を負うべきか?について考察し,あなたの考えを800字で説明しなさい。
4.プレゼン資料 
AIの過去・現在・未来 - 未来への飛翔 – 
5.動画資料 
VIDEO 
6.テキスト 
第7講_人工知能特講_テキスト 
第8講 人工知能(AI)とデジタルアーカイブの現状と未来 
澤井進(岐阜女子大学特任教授)
1.何を学ぶか 
「人工知能とデジタルアーカイブの一体化が未来のブレークスルー,デジタル文化遺伝子となる」というアイディアについて、「AIとデジタルアーカイブの関係」、「デジタルアーカイブの利活用」、「生成AIの驚異的進化」、「AIとデジタルアーカイブが創る未来」、「デジタル文化遺伝子を目指して」の5つの内容から学びます。
2.学修到達目標 
① 生成AIとデジタルアーカイブのそれぞれの機能からみた関係性について説明することができる。
3.課題 
① デジタル文化遺伝子の重要な役割とは何か、800字で説明しなさい。
4.プレゼン資料 
人工知能(AI)とデジタルアーカイブの現状と未来 
5.動画資料 
VIDEO 
6.テキスト 
第8講_人工知能特講_テキスト(出典参考付) 
第9講 AIと人間の学び  
赤堀侃司(東京工業大学名誉教授)
1.何を学ぶか 
第1次AIブームから第2次AIブームへと移り変わり、生成AIを活用する人間の学びに変化が生じています。これからの私たちの学びに必要となる7つの資質能力とAIについて学びます。
2.学修到達目標 
① 第1次AIブームから第2次AIブームへと移り変わり、変化した生成AIの学びについて説明することができる。
3.課題 
① 生成AIの進化から、これからの私たち人間の学びに求められる資質能力について説明しなさい.
4.プレゼン資料 
プレゼン資料(赤堀先生) 
5.動画資料 
VIDEO 
6.テキスト 
第9講_人工知能特講_テキスト 
7.資 料 
1.AIと人間の学び 壁の向こうで答えているのはAIか人か? (単行本)発売日  :  2022/3/31 
 
第10講 人とAIの学習研究から考えるこれからの教育   
益川弘如(聖心女子大学教授)
1.何を学ぶか 
人はどのように学ぶのか、また、どのようなときに深く学ぶのかという認知科学の知見に基づき,人の学びと人工知能やAIがつくり上げていく知能を比較することで、AIとの共生時代である今、人間としての「価値ある学び」やそれらの活用による私たちの学びの変容について学びます。
2.学修到達目標 
① AI時代における「価値ある学び」について説明することができる。
3.課題 
① AI時代における「価値ある学び」とデジタル化された情報との関係について説明しなさい.
4.プレゼン資料 
プレゼン資料(益川先生) 
5.動画資料 
VIDEO 
6.テキスト 
第10講_人工知能特講_テキスト 
第11講 生成AIと学習コンテンツ    
澤井進(岐阜女子大学特任教授)
1.何を学ぶか 
人工知能AIは社会のあらゆる分野に影響を与え始めており、現在「生成AI世代が日本をどう変える!」と言われています。というのも現在大学で学んでらっしゃる学生さんは大体宿題を作ったり宿題を書いたり論文を作ったりする時に生成AIを使われます。そういう意味で生成AIを含む超AIの発展は教育分野にも大きな影響を与え従来の教育方法では対応できない新たな課題が生じています。
2.学修到達目標 
① 超AI世代と2つの超AI世代教育について説明できる。
3.課題 
① 生成AIを活用してどのような学習コンテンツを作成したら良い授業になるか考察し、あなたの考えを800字以内で説明しなさい。
4.プレゼン資料 
第11講 「生成AIと学習コンテンツ」 
5.動画資料 
VIDEO 
6.テキスト 
第11講 「生成AIと学習コンテンツ」テキスト 
第12講 教師あり学習を用いたAI倫理    
澤井進(岐阜女子大学特任教授)
1.何を学ぶか 
現在の第4次AIブームでは、自動運転や画像診断など私たちの暮らしにAI技術が急速に入り込んできています。21世紀の基幹テクノロジーとされるAIとどう付き合い、その活用をどこまで許容していくのか?EUではAI倫理に基づく輸入規制を計画しており、日本のAI倫理が問われています。
2.学修到達目標 
① AI倫理の定義と背景を説明できる。
3.課題 
① GIGAスクール構想でAI倫理チャットボットをどのように活用したら「いじめ」が減るかを考察し、あなたの考えを800字以内で説明しなさい。
4.プレゼン資料 
第12講 「教師あり学習を用いたAI倫理」 
5.動画資料 
VIDEO 
6.テキスト 
第12講 「教師あり学習を用いたAI倫理」テキスト 
第13講 マルチモーダル生成AI共同によるAI倫理処理   
澤井進(岐阜女子大学特任教授)
1.何を学ぶか 
2023年9月25日、新たな機能追加で、ChatGPT(チャットGPT)がついに目と声を手に入れました。具体的には、ChatGPTに画像解析機能と音声出力機能が追加され、マルチモーダル生成AIが登場しました。その後、各社のマルチモーダル生成AIが開発され、マルチモーダル生成AIは驚異的な発展を行っています。マルチモーダル生成AIとは、異なる種類のデータを組み合わせたり、関連付けたりして処理する人工知能(AI)システムで、生成AIの一種です。マルチモーダル生成AIは、テキスト、音声、画像、動画、センサ情報など、複数の異なるデータの種類(脳が知覚できる様相、Modality)から情報を収集し、統合して処理することで、より豊かな情報を処理し、深い理解や洞察を提供することができると言われています。
2.学修到達目標 
① マルチモーダル生成AIについて説明できる。
3.課題 
① マルチモーダル生成AIのハルシネーションを防ぐにはどのようにしたら良いかを考察し、あなたの考えを800字以内で説明しなさい。
4.プレゼン資料 
第13講 「マルチモーダル生成AI共同によるAI倫理処理」 
5.動画資料 
VIDEO 
6.テキスト 
第13講 「マルチモーダル生成AI共同によるAI倫理処理」テキスト 
第14講 超AIと世界遺産   
澤井進(岐阜女子大学特任教授)
1.何を学ぶか 
生成AIの脅威的な進展に伴い、早ければ、2020年代後半には業務に依存しない人工汎用知能AGIや、人工超知能ASIが登場すると言われています。
2.学修到達目標 
① AIを超える世代教育の必要性を説明できる。
3.課題 
① 世界遺産の謎を解明するには超AIをどのように活用したら良いかを考察し、あなたの考えを800字以内で説明しなさい。
4.プレゼン資料 
第14講 「マルチモーダル生成AIと世界遺産 
5.動画資料 
VIDEO 
6.テキスト 
第14講 「マルチモーダル生成AIと世界遺産テキスト 
第15講 AIを超える世代教育   
澤井進(岐阜女子大学特任教授)
1.何を学ぶか 
2023年12月17日にOpenAIの「超知性」誕生に備える研究チームが、GPT-2(弱いAI)モデルで、GPT-4のように強力なAI(強いAI)を制御する方法を説明しました。OpenAIは、人間よりもはるかに賢いAIである「超知性」が2033年までの10年間で開発されると推測しており、「スーパーアライメントチーム」を立ち上げ、超知性を制御するための研究が行われています。
2.学修到達目標 
① マルチモーダル生成AIから発展した2種の「超AI」を説明できる。
3.課題 
① 超AIとデジタルアーカイブを活用してどんな社会、そしてどんな未来を実現したいかを考察し、あなたの考えを800字以内で説明しなさい。
4.プレゼン資料 
第15講 「AIを超える世代教育」 
5.動画資料 
VIDEO 
6.テキスト 
第15講 「AIを超える世代教育」テキスト 
 
資料 
1.2024版人工知能概論_テキスト