お美津稲荷
昔、上呂サイラノにお美津という美女に化けるのが得意な狐がいた。2百年程前の古文書によると、お美津狐や飛騨中の古狐10匹などが高山石浦在浄見寺野で集合し、連れ添って故郷サイラノに帰る道行が記されている。
この縁により、地域の有志が稲荷の御堂を建てたが、この工事中に土中から白蛇2匹が現れたので、白龍山お美津稲荷と称し、お美津の大碑を始め、夫婦の小糸坂小法師など十傑が寄進され、現在も連立している。
その後、全国的に信仰熱が高まって祈願のお経が毎日つとまり、主天「陀喜尼尊天」のお使いである全国の狐の霊がこの稲荷に押し寄せ、信仰者に御利益とまぼろしが不思議な程現れている。健康長寿と開運の祈願のお参りが多い。
説明板より
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