沖縄の歴史上人物 恩納ナビー①生誕地跡
恩納ナビーは琉球王朝尚貞王の時代に生まれたとされ、吉屋チルーとならんで18世紀はじめに活躍した琉歌の二大女流歌人の一人である。恩納ナビーの生きた時代は、「琉球文化の黄金時代」とよばれ、文学・音楽・舞踊と一流の文化人が排出されると同時に、庶民の間でも琉歌が流行った。
現在、恩納ナビーの生誕地跡は、見晴らしの良い畑のようになっており、道寄りに「恩納ナビーの生誕地跡マッコウ家」の碑が設置されている。「マッコウ家」は恩納ナビーの家号である。
恩納ナビーの生誕地跡へは、恩納公民館(恩納区体育館)入口を右手にふれあい会館の間の細い路地を進むと小さな十字路に出る。正面角に『恩納ナビー誕生の地』と『ガンジャガー(井泉)』と書かれた案内があり、案内どおり、十字路を左折すると、すぐ右手に来た道を折り返すように下り坂がある。下り坂入口付近には「恩納ナビー誕生の地入口50m」という石製の案内板がある。
坂道を下って行くと前方Y字路の分岐点に『恩納ナビー誕生の地』の碑がある。
Y字路を右手に50m程進むとガンジャガー(井泉)があり、設置された案内板に恩納ナビーに関する地を巡る散策路や説明などが記されている。
資料(メタデータ)
沖縄の歴史上人物_恩納ナビー①生誕地跡
中部国際空港(国際線)にデジタルサイネージを設置
知識基盤社会においては、様々な正確で良質な知識の集合体の整備が重要であるが、知識循環型社会の実現においては、様々な知的資料を集積した知識の集合体をどのように利活用するかが重要になる。また、様々な利用者が活用するためには結果よりも作業のプロセス情報が必要となる。意思決定結果より、意思決定のプロセスのほうが必要となる。即ち、知識循環型社会おいては結果のアーカイブよりプロセスのアーカイブが必要となる。
デジタルアーカイブについても、最終的な作品より作品を作成しているプロセスのデジタルアーカイブが重要となる。今回、飛騨高山匠の技DAについては、一位一刀彫や飛騨春慶塗の製作過程をデジタルアーカイブしている。このように、デジタルアーカイブする対象についても、知識基盤社会と知識循環型社会とは異なり、利活用することにより、新たな知識を創造する社会(知識循環型社会)に対応したデジタルアーカイブをする必要がある。
知識循環型社会においてデジタルアーカイブした飛騨高山の匠の技データベースが、2万件近い情報を非公開長期保存型データベースに保管している。この地域資源デジタルアーカイブを交通・観光に活用するために、デジタルサイネージへの展開を考えた。
デジタルサイネージは、一般に「サイネージ」と呼ばれることもありるが、「電子看板」、「電子広告」などとも呼ばれている。主な用途としては、紙に代わる新しい情報伝達媒体として利用されており、画像や動画などデジタルコンテンツとディスプレイを組み合わせて、紙のポスターやお知らせを置き換えて使われることが多い。
今回、飛騨高山匠の技DAした8万点の情報から知の増殖型サイクルのプロセスを抽出しデジタルコンテンツとして作成し、中部国際空港の国際線のブースに設置した。
地域文化デジタルアーカイブを用いた地方活性化のための交通・観光施設での広報活用
映像コンテンツ
デジタルサイネージでは以下の映像を順次放映しています。
① 飛騨高山匠の技ものがたり
② 飛騨高山匠の技ものがたり(英文)
③ 飛騨高山の匠の技とこころ
④ 飛騨高山の匠の技とこころ(英文)
⑤ 飛騨高山匠の技とまつり
⑥ 飛騨高山匠の技とまつり(英文)
令和4年度 岐阜県私立大学地方創生推進事業
デジタルアーカイブによる新たな価値創造推進事業
1.事業概要
○本学は、地域に貢献する大学として、地方創成イノベーションの実現と県内の地域の伝統・衣食住文化の保存並びに関係産業の振興、観光資源の発掘を目指している。
〇本学が学部並びに大学院に設置するデジタルアーカイブ専攻では、長年に亘り研究・蓄積した「地域資源デジタルアーカイブ」を効果的に活用する。新たな価値を創造するため、本学独自の「知的創造サイクル」を生かして地域課題を探求し、深化させ課題の本質を探り実践的な解決方法を導き出す人材養成を主な目的としている。
〇この専攻では、地域の課題を実践的な課題解決の方法を導き出す人材養成のため、後述する「知識循環型デジタルアーカイブ」の構築と、それを有効的に活用するための教材、教育方法について研究し、教授している。
〇具体的には、飛騨高山匠の技並びに郡上白山文化遺産について各地域と連携をして開発を進め、現在約15万件の地域資源のデジタルアーカイブとしての構築を進めている。
〇また、本研究との関連が強いデジタルアーキビスト能力の養成カリキュラム並びに教材テキストを整備している。さらに、「地域資源デジタルアーカイブ」についても既に全国で約30万件(岐阜県15万件含む)の地域資料を収集して管理し、教育への利活用を進めている。
〇本事業では、この「地域資源デジタルアーカイブ」の「飛騨高山匠の技」と「白山文化遺産」に新たな情報を40,000件以上追加し、「知的創造サイクル」を実現するための「知識循環型デジタルアーカイブ」による新たな価値の創造について調査・研究する。
2.事業内容
①事業分野における地域の現状分析と課題
〇地域における大学の使命は、地域における新たな価値の創造による新たな文化と雇用の創出である。そのためには、地域の大学は知の拠点としての機能を有し地域で活躍できる人材の育成が重要である。
〇しかし、これまで大学の地域との連携は必ずしも十分とは言えず、地域の真のニーズに応えた教育や研究が大学でなされてきたとは言い難い。
〇このために本学は、日本におけるデジタルアーカイブの拠点大学として、2013年より図1に示すデジタルアーカイブの「知的創造サイクル」を開発し、観光,教育、企業の分野での人材育成の試行研究を行ってきた。
〇その研究成果として、地域の観光の振興並びに学校教育では有意な学力の向上が認められ、デジタルアーカイブの利活用が新たな価値を創造し、地域活性化や教育の推進に有効との感触を得た。
〇また、岐阜県の長期構想では、地域資源を活かしたまちづくりが重点課題となっている。岐阜県観光振興プラン(平成25年3月)では、観光資源の発掘とそれを支える人材養成が重要課題と位置づけられている。
〇特に、農山間地が多く自然が豊かな岐阜県では、木工等に関する伝統産業の継承や美しい観光資源の活用と発掘が重点課題となっており、それを担う人材の育成と供給が重要となってきた。
〇このために本学は、「地域資源デジタルアーカイブ」における知の拠点形成ならびに人材養成に不可欠なカリキュラムと教材の開発を行ってきた。
〇これらの地域課題を解決するため、具体的に地域資源デジタルアーカイブにおける「知的創造サイクル」を実践的に研究し、その研究の成果を2017年より随時Webで詳しく公開している。(参考:http://digitalarchiveproject.jp/)
〇本事業では、岐阜県における地域課題として次のような課題を設定している。
(1)飛騨高山匠の技と伝統文化産業の振興
・伝統文化産業(春慶塗・一位一刀彫)における後継者不足と伝統文化産業の技術の伝承
・左甚五郎遺産デジタルアーカイブ構築による左甚五郎のブランディング
(2)郡上白山文化遺産の世界遺産登録への整備と新たな観光資源の発掘
・建造物、建築物群を含めた伝統文化遺産の新たな観光資源の発掘
・衰退する白山文化遺産の記録
・白山文化遺産の県域(岐阜・石川・福井)を越えた白山文化遺産デジタルアーカイブの構築
・白山文化遺産の世界遺産への登録支援
(失われていく地域の祭りや伝統行事の記録)
〇特に、飛騨高山匠の技においては、飛騨高山匠の技という日本遺産のブランドに、左甚五郎というサブカテゴリー創ることにより、ブランド資産として新たな価値を創出する。
〇また、郡上白山文化遺産においては、岐阜県という県域のみならず3県(岐阜県・石川県・福井県)に渡った白山文化遺産を一体的に扱うことにより、新たなシナジー効果が期待できる。
〇さらに、白山文化遺産の失われていく地域文化芸能を記録することにより、世界遺産への登録支援を行う。
〇既に、福井県勝山市では、国史跡平泉寺を含む白山麓の文化遺産の世界遺産登録をめざして、世界遺産推進室が組織されている。
②大学等における課題解決に向けたこれまでの取組状況
〇本学は、建学の精神「人らしく、女らしく、あなたらしく、あなたならでは」の下、広く豊かな教養と高い専門的知識・技術を育み、地域社会で主体的に活動できる人材を育成している。
〇また、豊かな教養と高い専門的知識・技術を育み、地域社会で主体的に活動できる人間力の育成を目指して、多様な授業形態を組合せた教育課程を体系的に編成し、それを実践・評価している。
〇さらに、地域に貢献する大学として、地方創成イノベーションの実現と県内の地域の伝統・衣食住文化の保存並びに関連産業の振興、観光資源の発掘を目指している。
〇本学は、平成29年本学大学院にデジタルアーカイブ専攻を設置し、「地域資源デジタルアーカイブ」を有効的に活用し、新たな価値を創造する本学独自の「知的創造サイクル」を生かして地域課題を探求し、深化させ課題の本質を探り実践的な解決方法を導き出す人材を養成するカリキュラムの開発を専攻の主な研究主題としている。
〇それは、地域の課題を抽出することから始め、大学の知識を集約して既存の「地域資源デジタルアーカイブ」をオープンデータ化し、この「知的創造サイクル」を有効的に活用し、地域の課題を実践的な課題解決の方法を導き出す人材養成のための、図2に示す従来のデジタルアーカイブから図3で示す「知識循環型デジタルアーカイブ」への再構築と、それを有効的に活用するための教材、教育方法を開発することが必要となる。
〇既に、この研究に関連して飛騨高山匠の技並びに白山文化遺産について各地域と連携をして基礎的研究を進め、約15万件の地域資源のデジタルアーカイブの構築を進めていた。
〇また、本学では既にデジタルアーキビスト能力のカリキュラム並びに学生の教材テキストは整備しており、また、「地域資源デジタルアーカイブ」についても既に約30万件の地域資料を収集して管理し、教育への利活用を進めている。
〇さらに、平成29年度より3年間、文部科学省の私立大学研究ブランディング事業「地域資源デジタルアーカイブによる知の拠点形成のための基盤整備事業」において、飛騨高山匠の技と郡上白山文化遺産を対象にして、151,191件(2022.5現在)の静止画・資料・動画を収集整理し、シソーラス、索引語の整理などの「地域資源デジタルアーカイブ」の研究に対する必要な基礎データを準備している。
(参考:http://digitalarchiveproject.jp/)
③計画事業の具体的な実施内容
〇本事業を実施するために必要な調査研究として以下の3つの事業を行う。
1.「地域資源のオープンデータ化」を実現するためのメタ情報の基礎的研究
〇シソーラス、索引語(キーワード)の統一化・共通化が必要である。各デジタルアーカイブにおけるシソーラスを開発する。
〇そのために、既に「地域資源デジタルアーカイブ」として、151,191件(2020.2現在)の静止画・資料・動画を収集整理し、メタデータを付記してデータベース化している。
・上記15万件の地域資源データベースに新たな資料を40,000点加え、それらのオープンデータ化処理と、地域資源の分類を抽出
・また、本学が管理している対象地域における15万件の地域資源デジタルアーカイブのメタデータから、地域資源のシソーラスの作成
・これらの地域資源のメタデータからシソーラス、索引語の整理などのメタ情報の研究に対する必要な基礎データを抽出し、地域資源の「知識循環型デジタルアーカイブ」の新たなメタデータの構成の作成
2.「地域資源デジタルアーカイブ」を活用した地域の課題の実践的な課題解決の方法の導出
〇「地域資源デジタルアーカイブ」は、単なる記録ではなくて、研究成果、「知」を集積することがデジタルアーカイブに問われている。本学独自の「知的創造サイクル」を構成し、「知識循環型データベース」を再構築する。
〇そのために、地域の課題を抽出することから始め、大学の知識を集約して地域資源の「知識循環型デジタルアーカイブ」を再構築し、このデジタルアーカイブを有効的に活用し、地域の課題を実践的な課題解決の方法を導き出す。
3.社会経済的効果と意識的効果の測定手法の併用による項目関連構造分析手法(item relational structure analysis)の実証
4.オープンデータ化された地域資源を有効的に活用し、新たな価値を創造するという「知的創造サイクル」の検証
〇「地域資源デジタルアーカイブ」による知の拠点形成は、学生自らが、その地域資源を有効的に活用し、新たな価値を創造するという「知的創造サイクル」を生かして、地域の様々な解の見えない課題に主体的に向き合い、地域課題を解決すると共に、地域に貢献する研究として、地方創成イノベーションの研究を行う。
・「知的創造サイクル」による地域の課題解決について郡上地域と高山地域で実証
・「知的創造サイクル」による地域資源の「知識循環型デジタルアーカイブ」の効果測定モデルの開発
④計画事業の実施により見込まれる地域への影響
〇「地域資源のオープンデータ化」におけるデータベースの項目・シソーラス、索引語(キーワード)の統一化・共通化は、収集・保管・流通・提供において大きな課題である。そのためには、「地域資源のオープンデータ化」におけるシソーラスの開発が急務であり、各分野の専門家による用語の選定も必要となる。
〇こうしたシソーラスや索引語の整理により、本研究では具体的に地域課題を取り上げ、「地域資源のオープンデータ化」の社会経済的効果及び意識的効果を構造的に且つ定量的に分析することで、地域の伝統文化政策立案、財源確保への有効なモデルとなる。
〇定量的な分析手法として、社会経済的効果と意識的効果の測定手法の併用による項目関連構造分析手法(item relational structure analysis)を活用する。
〇この分析手法により、事業の効果を事前・事後にシミュレーションできるようになるとともに、効果の予測や効果が出なかった場合の検証ができるようになり、デジタルアーカイブ事業を継続させるために必要な財源確保に有効な新たな価値の創造に基づいた論理的根拠の導出が可能になる。
〇具体的には、本研究における対象地域の地域課題を次のように設定する。
・飛騨高山匠の技デジタルアーカイブと伝統文化産業の振興
・郡上白山文化遺産の世界遺産登録への整備と新たな観光資源の発掘
〇これらの課題を解決するため、上記対象地域の「地域資源デジタルアーカイブ」のオープンデータ化による「知識循環型デジタルアーカイブ」のサイクルモデルを構築する。
〇その上で、上記①②の地域課題の解決に対して、「知識循環型デジタルアーカイブ」の有用性を実証することができる。このように地域の知が適切に循環・増殖することで新たな価値の創造と、これらを実践できる高度な専門的な知識を持つ人材の養成による雇用の創出を促進し、その結果として「知識循環型デジタルアーカイブ」としてデジタルアーカイブの費用対効果が認められ、さらにデジタルアーカイブの新たな展開が期待できる。
〇また、本研究における「知的創造サイクル」を生かして地域課題を探求し、深化させ課題の本質を探り実践的な解決方法を導き出す手法についてデジタルアーカイブによる新たな価値の創造に繋がる事業となる。
⑤計画事業の成果普及に関する取組予定
1.「デジタルアーカイブin岐阜」の開催
従来より県内各地で行ってきた「デジタルアーカイブin岐阜」を本年度も実施する。岐阜県内の企業や地域の人々に対してデジタルアーカイブの内容・有用性について周知すると共に、本事業の成果を普及する。
(過去の例)
①平成30年2月4日( 日) デジタルアーカイブin ⾼⼭
②平成31年2月23日(土) デジタルアーカイブinぎふ郡上
③令和2年2月11日(火・祝) デジタルアーカイブin岐阜
2.「デジタルアーカイブ講習会」の開催
従来より行ってきたデジタルアーカイブセミナーを本年度は岐阜県内で実施し、岐阜県内の企業や地域の人々に対してデジタルアーキビスト資格取得の機会を提供すると共に、本事業の成果を普及する。
(過去の例)
①平成30年年2月23 日(金) ~ 25日(日) 沖縄デジタルアーカイブセミナー
⑥ 事業スケジュール
・事業全体の概要
〇知識基盤社会においてデジタルアーカイブを有効的に活用し,新たな知を創造するという本学独自の「知的創造サイクル」の手法により、地域課題に実践的な解決方法を確立するために、地域に開かれた地域資源デジタルアーカイブに新たに4万点の資料を追加し、知の拠点形成のための基盤の調査研究を行う。
このことにより,地域課題に主体的に取り組む人材を養成する大学として、地方創成イノベーションの実現と伝統文化産業の振興並びに新たな観光資源の発掘を行う。
・前年度までの実施状況
①飛騨高山匠の技デジタルアーカイブの構築
・コンテンツ数:79,166点(令和4年2月末現在)
②郡上白山文化遺産デジタルアーカイブの構築
・コンテンツ数:72,025点(令和4年2月末現在)
〇大学デジタルアーカイブの機能として,本学の教育資料等の有機的な総合保管関連システムの開発研究を行い,これらを支える専門職のための人材養成のためのカリキュラム並びにテキストの開発を行っている。
〇また、デジタルアーカイブに関する撮影機器の整備ならびに100年保管可能なデータベース装置は整備済
・計画内容(目標設定)
○飛騨高山匠の技デジタルアーカイブ並びに郡上白山文化遺産のデジタルアーカイブを構築するために、伝統的な生活・文化の資料を広く追加収集し,デジタルアーカイブ化を進め,「知的創造サイクル」を構成し,地域資源デジタルアーカイブに必要な情報の推進を図る。
①飛騨高山匠の技デジタルアーカイブの構築
・伝統文化産業の技術の伝承のための記録
・左甚五郎遺産デジタルアーカイブ構築による左甚五郎のブランド化
・コンテンツ数:新たに20,000点のデジタルアーカイブ構築
②郡上白山文化遺産デジタルアーカイブの構築
・白山文化遺産の県域(岐阜・石川・福井)を越えたデジタルアーカイブ
・白山文化遺産の世界遺産への登録支援
・失われていく地域の祭りや伝統行事の記録
・コンテンツ数:新たに20,000点のデジタルアーカイブ構築
〇上記15万件の地域資源データベースのオープンデータ化処理と、地域資源の分類を抽出
〇また、本学が管理している対象地域における15万件の地域資源デジタルアーカイブのメタデータから、地域資源の簡易なシソーラスの作成
〇これらの地域資源のメタデータからシソーラス、索引語の整理などのメタ情報の研究に対する必要な基礎データを抽出し、地域資源の「知識循環型デジタルアーカイブ」の新たなメタデータの構成の作成
○本事業で収集したデータを含み、各地域での地域資源デジタルアーカイブのデータをオープンデータ化し、データ一覧の資料集とともに各地区に提供する。また、岐阜県内の市町村担当職員などを対象にデジタルアーカイブ講習会を通じて地域におけるデジタルアーキビストを養成する。
○デジタルアーカイブin岐阜やデジタルアーカイブ講習会を通じて、デジタルアーカイブによる新たな価値の創造について具体的事例を挙げて説明することにより、地域の課題解決における地元自治体、地元企業、地域へデジタルアーカイブによる課題解決手法のフィードバックを行う。
3.事業目標
○飛騨高山匠の技デジタルアーカイブ並びに郡上白山文化遺産のデジタルアーカイブを構築するために、伝統的な生活・文化の資料を広く収集し,デジタルアーカイブ化を進め,「知的創造サイクル」を構成し,地域資源デジタルアーカイブに必要な情報の推進を図る。
・令和4年度の計画内容(目標設定)
①飛騨高山匠の技デジタルアーカイブの構築
・コンテンツ数:新たに10,000点のデジタルアーカイブ構築
(内訳)
・飛騨高山匠の技に関する伝統文化産業や伝統的建築物の記録
(飛騨国分寺・吉島家・日下部家・春慶塗・一刀彫等 10箇所)
・左甚五郎遺産の記録
①妻沼聖天山 歓喜院(埼玉県熊谷市)
②稲爪神社(兵庫県明石市)
③祇園祭 (京都府)- 鯉山の鯉
④出雲大社(島根県出雲市)
⑤養源院(京都府京都市東山区)
計 5箇所
②郡上白山文化遺産デジタルアーカイブの構築
・コンテンツ数:新たに10,000点のデジタルアーカイブ構築
(内訳)
・郡上白山文化遺産に関する伝統文化行事や祭り(郡上踊り・白鳥踊り・郡上紬・郡上本染め 4箇所)
・白山文化遺産の県域(岐阜・石川・福井)を越えた白山文化遺産デジタルアーカイブの構築(勝山市並びに白山市の白山文化遺産 8箇所)
③上記2万件の地域資源データベースのオープンデータ化処理と、本学が収集したデータ(各地域約11万件)並びにそれらをまとめた資料集を各地域に配布する。
④デジタルアーカイブ講習会並びにデジタルアーカイブin岐阜により岐阜県内の希望する市町村職員などを対象にデジタルアーキビストを養成し、地域のデジタルアーカイブを推進する。
・令和5年度の計画内容(目標設定)
①飛騨高山匠の技デジタルアーカイブの構築
・コンテンツ数:新たに10,000点のデジタルアーカイブ構築
②郡上白山文化遺産デジタルアーカイブの構築
・コンテンツ数:新たに10,000点のデジタルアーカイブ構築
③上記2万件の地域資源データベースのオープンデータ化処理と、本学が収集したデータ(各地域約11万件)並びにそれらをまとめた資料集を各地域に配布する。
④デジタルアーカイブ講習会並びにデジタルアーカイブin岐阜により岐阜県内の希望する市町村職員などを対象にデジタルアーキビストを養成し、地域のデジタルアーカイブを推進する。
〇また、本学が管理している対象地域における15万件の地域資源デジタルアーカイブのメタデータから、地域資源の簡易なシソーラスの作成
〇これらの地域資源のメタデータからシソーラス、索引語の整理などのメタ情報の研究に対する必要な基礎データを抽出し、地域資源の「知識循環型デジタルアーカイブ」の新たなメタデータの構成の作成
4.資 料
④ 令和4年度岐阜県私立大学地方創生推進事業費補助金の交付の内定
5.企画
6.資料集
① 郡上白山文化遺産デジタルアーカイブ(上)目次
【資料集】郡上白山文化遺産デジタルアーカイブ資料集(上)
② 飛騨高山匠の技デジタルアーカイブ(上)目次
【資料集】飛騨高山匠の技デジタルアーカイブ資料集(上)
③ 飛騨高山匠の技デジタルアーカイブ(中) 目次
【資料集】飛騨高山匠の技デジタルアーカイブ資料集(中)
7.事業経過
8.計画事業の成果普及に関する取組予定
1.女子高校生のためのDAC資格取得講座(第1期・第2期)(高校生対象)
2.女子高校生のためのDAC資格取得講座(第2期・第3期)(高校生対象)
3.デジタルアーカイブin岐阜(社会人対象)(2023.2.11)
4.準デジタルアーカイブ資格取得講座(社会人対象)(2023.2.11-26)
令和5年度 岐阜県私立大学地方創生推進事業
4.私立大学地方創生推進事業費補助金事業計画書についてのコメント回答
7.【資料2】デジタルアーカイブを活用したふるさと教育の実践
9.(R5)(岐阜女子大学)(別紙様式1)(最終_0330)
10.(R5)(岐阜女子大学)(別紙様式2)(最終_0330)
11.(R5)(岐阜女子大学)(別紙様式3)(最終_0330)
沖縄の有用植物:ゴーヤー
【説明】ゴーヤーはウリ科で、沖縄県を代表する夏野菜として有名である。沖縄県は全国生産量1位であり、県内では今帰仁村や糸満市、宮古島市が主要産地である。
茎は細長く、成長すると長さ4~5mになる。茎からつるを伸ばしながら成長し、巻きひげによって他の物に巻きつく。葉は円形で柔らかく淡緑色であり、花は黄色である。果実は長楕円系で長さは20~50㎝、両端が尖っており、多数の細かいイボに覆われているのが特徴である。
普段見慣れている緑色の果実は未熟な状態であり、沖縄県ではゴーヤーチャンプルーや和え物として食べられている。熟すと外側は橙色になり軟化して裂開する。中には赤い果肉に包まれた種がある。この果肉は甘く、柿のような味わいであり、昔は水菓子の代わりとして食べられていた。
ゴーヤーは沖縄県で食べられるのが一般的であったが、近年では、ビタミンCやカリウムなどが豊富で健康に良いとされ、本土でも食べられるようになってきた。また食用の他にも、「緑のカーテン」としてガーデニングでも近年知られるようになってきた。
【特色】沖縄では古くから家庭にゴーヤー棚を作り、最も親しまれている家庭料理であるゴーヤーチャンプルーや和え物、天ぷら、ゴーヤーチップス、ゴーヤージュースなどで、食用として多く利用されている。ゴーヤー棚は食用の他に、夏の日差しを遮る役割もしており、現在ではグリーンカーテンとして、全国でも親しまれている。他にも近年では、ゴーヤー水と呼ばれる化粧水としても活用され、美容でも注目を集めてきている。また、葉を煎じた液をお風呂に入れると、あせもや湿疹に効果的であり、さまざまな生活の中で利用されてきた。
【古来の活用方法】
~ゴーヤーチャンプルー~
①ゴーヤーを洗い、両端を切り落とす。
②縦に半分に切り、中のわたをスプーンで削ぎ取る。
③ゴーヤーは2㎜程に切って軽く塩を振り、豚三枚肉は5㎜程に短冊切り、豆腐は水切りする。
④フライパンに油を入れて熱し、豆腐を手で適当にほぐして入れ、表面に焼き色がついたら一旦取り出す。
⑤油を足して豚三枚肉を炒め、肉から油が出てきたらゴーヤーを入れてさらに炒める。
⑥豆腐を再度入れ、塩で味付けをする。
⑦最後に溶き卵を流し入れ、全体を手早く混ぜて器に盛りつける。
資料(メタデータ)
沖縄の有用植物_ゴーヤー
沖縄の有用植物:月桃
【説明】月桃(げっとう)はショウガ科ハナミョウガ属の多年生常緑草本で、熱帯や亜熱帯地域に生息し、密に束生している。野山などに自生しているものもあるが、家庭の庭などでもよく見られる。名前の由来は、花の房が三日月のような形をしており、花のつぼみが桃の実に似ていることとピンク色であることから、「月桃」とよばれるようになった。
沖縄の方言では「サンニン」とよばれ、独特で爽やかな香りがする葉には殺菌効果があるため、ムーチー(餅)を包む“ムーチーガーサ”として用いられ、沖縄ではとてもなじみがある植物である。茎は結束用として利用されることもある。
【特色】月桃は、葉や果実、茎のすべてがさまざまなものに利用できる。
殺菌や消臭、防虫効果があるため、葉はムーチー(餅)を包むムーチーガーサとしてや、葉から抽出されるエキスは防虫剤や芳香剤、化粧水やアロマオイルなどにも幅広く利用されている。また、果実と共に月桃茶としても活用される。月桃茶は、月桃の活用方法として最も知られており、古くから親しまれている。
【古来の活用方法】
~月桃茶~
①葉と実を良く洗い、水気を拭き取る。
②葉は2㎝程に切る。
③切った葉と実を広げて、3日程天日干しをし、良く乾燥させる。
※乾燥したら、湿気ないようにしっかりと閉じ、保存する。
④鍋に水と、乾燥させた葉と軽くほぐした実を入れ、沸騰させる。
⑤その後お好みの濃さになるまで煮出す。
資料(メタデータ)
沖縄の有用植物_月桃
沖縄の有用植物:ハイビスカス
【説明】ハイビスカスはアオイ目アオイ科フヨウ属の常緑低木で、荒地で野生化しているものもあるが、主に庭や生垣、公園などで見られる。
葉は直径5~10㎝前後、広い卵型で先が尖っており、光沢のある濃い緑色。花は直径5~15㎝前後、広い漏斗状(ろうとじょう)で縁にフリル状の可憐で大きな丸い花びらを5枚つけ、赤色である。花は毎日のように次々と咲く。
ハイビスカスは、沖縄方言で「アカバナー」とよばれ、県民に親しまれている。方言の名称のとおり、従来はハイビスカス(ブッソウゲ)といえば赤い花が一般的であったが、今では品種改良のおかげで白、桃、紫、黄色、オレンジなど、さまざまな栽培種があり、防風林等の他に食用、繊維用、観賞用などが栽培されるようになった。
現在では、ハイビスカスは沖縄を象徴する明るいイメージをもつ花であるが、「アカバナー」の他に沖縄方言で「グソーバナ」ともよばれている。“グソー”とは沖縄方言で「あの世」という意味であり、古来、“仏壇や墓前に供える花”とされていた。そのため、敷地内に植えるのを嫌がる人もいるようだ。
【特色】ハイビスカスは、古くから薬草として気管支炎や月経不順等に効果があるとされ、花や葉、根を煎じて服用してきた。湿疹や腫れ物には、花と黒砂糖を混ぜ、患部につけたり、目の腫れや痛みには花に熱湯を注ぎ、その液で目を洗浄したりとよいとされてきた。沖縄では身近にあるハイビスカスはさまざまな活用方法で昔から良く活用されていた。
【古来の活用方法】
~洗髪(シャンプー)~
①水が入ったバケツに葉や花を入れ、汚れをよく落とす。
②汚れを落とした葉や花をお湯につけ、揉み解す。
③その後すりつぶして、粘り気のある成分を抽出する。
資料(メタデータ)
沖縄の有用植物_ハイビスカス
沖縄の歴史上人物 蔡温 ①蔡温スクエアと蔡温橋
蔡温(さいおん;1682~1762)は15~16世紀の琉球王朝の政治家で、経済、土木、風水などの多分野でも活躍した偉人である。
「さいおんスクエア」は「那覇広域都市計画 牧志・安里地区第一種市街地再開発事業」として整備され、那覇市牧志駅前ほしぞら公民館・図書館や宿泊施設、コンビニなどが入る複合施設でもある。
その名称は県庁前から国際通りを進むと安里川にかかる蔡温橋があり、その橋を渡ったすぐ右手に位置することから「さいおんスクエア」と名付けられた。
蔡温は農業生産の向上を目指し、多くの治水・灌漑事業を実施した。
蔡温は、那覇(当時の那覇は現在の久米や西町、東町あたりで離れ島だった)から首里まで続く安里川の一部を改修し、安里より上流域(現在の松川)にあたる当時の茶湯崎村(チャナザチムラ)について、著作「独物語」で、「茶湯崎に湊を造れば、交通の便が良くなり、さらに商船がやってきてこの地で交易ができる。そうなれば首里に住む人々の生活も良くなる。」(原漢文)と述べている。(引用:「茶湯崎橋跡」案内板より)
蔡温の想いは後世にも引き継がれ、昭和初期に安里川にかかる橋を蔡温橋と名付けた。
資料(メタデータ)
沖縄の歴史上人物_蔡温①蔡温スクエアと蔡温橋
沖縄の水源 与座ガー
与座ガーの湧水は糸満市与座集落の西側にあり、沖縄中南部では最も高い与座岳(標高168.4m)や八重瀬岳などに降った雨が3年かけて石灰岩を通って地下水となって湧き出ている。現在の与座ガーの1日の湧水量は約2,500トンで、今も湧き口からは切れ目なく清水がわき出て水溝を流れ、広い洗い場へとつながっている。
与座ガーは昔から与座の人々の重要な水源で、どのようなひでりでも枯れることはないといわれていた。太平洋戦争後、与座ガーはアメリカ軍の水源地「ワーラーポイント」(水揚場)として利用され、区民は立ち入ることができなかった。その後、約30年におよぶ水源地解放運動によって与座区の人々に返還された。
現在も区民に大切に受け継がれ、旧暦の3月・5月・6月の15日には、門中で行うウチマー(祭祀)でカーウガミ(井戸拝み)をし、先祖が飲んでいた与座ガーの湧水に感謝し、五穀豊穣や子孫繁栄などを祈る行事が執り行われる。
資料(メタデータ)
沖縄の水源_与座ガー
身近にある有毒植物:アジサイ(紫陽花)
【説明】 |
アジサイ(紫陽花)は日本の梅雨を代表する花であり、夏(仲夏)の季語でもある。樹高は1〜2mほどの落葉低木で、5〜7月にかけて開花する。白、青、紫または赤色の花びらのように見える部分は葉が変形した萼(がく)であり、装飾花とよばれる。葉は光沢があり、葉脈がはっきりと浮き上がっている。 |
【有毒性】 |
アジサイの葉や花が料理の飾り用として市場に流通していることが確認されているが、アジサイの葉や茎、花には有毒性があり、特に死亡例は報告されていないが、大人や子どもが体調を崩した症例が複数報告されている。 |
【症状】 |
葉や茎、花を折った際の有毒の乳白色の樹液に触れたり口に含んだりした際の症状として、めまい、嘔吐、痙攣、昏睡、呼吸麻痺があげられるが、毒性成分は明らかになっていない。 |
【処置法】 |
接種してしまった場合は、すぐに救急車をよび、症状が出る前に処置をしてもらう。 |
【事故事例】 |
茨城県の飲食店で、アジサイの葉を食べた1グループ19人のうち8人が、会食30分後から嘔吐、吐き気、目眩などの食中毒症状が起きた事故が挙げられる。(JCASTニュース15YERS 記事「アジサイの葉食べて中毒 つくば市の飲食店」2008年06月23日18時05分URL: https://www.j-cast.com/2008/06/23022282.html?p=all[アクセス:2021/12/16]) |
資料(メタデータ)
身近な有毒植物_アジサイ
沖縄の有用植物:シークヮーサー
【説明】シークヮーサーはミカン科の常緑低木・柑橘類で、主に大宜味村ややんばる地域で生産され、自生している野生のものもある。果実の大きさは平均直径3~4㎝ほどで、見た目がカボスやすだちに類似している。沖縄県を代表する果実として全国一の生産量であり、爽やかな香りと強い酸味が特徴である。
名前の由来は「酸(シー)を食わせる(クヮース)モノ(サー)」という意味の沖縄方言をつなげて“シークヮーサー”とよばれるようになった。地域によっては“シークワーサー”や“シークワーシャー”、“シークァーサー”など多くの呼び方がある。また、発音の解釈の違いによって表記ゆれもあり、食品メーカーや店舗によっても表記が異なり、定まっていない。
しかし、主な産地である大宜味村のホームページや琉球新報、日本果汁協会では、一般的に呼ばれている“シークヮーサー”を取り扱っている。和名では「平実檸檬(ヒラミレモン)」という。
【特色】シークヮーサーの収穫は年に3度あり、収穫時期によって用途が異なる。
[1度目]の8月~9月に収穫したものは青切りと呼ばれ、未熟で酸味が強く、主に刺身や焼き魚にかけたり、酢の物として使用される。食用の他にも薬味に使用されたり、堅くゴワゴワしている芭蕉布を柔らかく織り上げるため、洗濯にも使用されていた。
[2度目]の10月~12月中旬は、収穫後、搾り汁を瓶詰めし、原液ジュースとして販売される。
[3度目]の12月中旬~2月の収穫は、皮が黄色くなり完熟し甘酸っぱい風味であり、生食用やジュース、ゼリーなどに加工される。
その他にも果皮や果肉をお茶にして飲んだり、和食、洋食、スイーツなど、幅広く使用され、沖縄の料理には欠かせない食材である。
【古来の活用方法】
~芭蕉布洗濯の実践~
①シークヮーサーの実12㎏を搾る。
②その搾り汁の中で丁寧に押し洗いし、濯ぐ。
③半乾きにした状態で布を引っ張り伸ばす。
④湯飲みのへりで何度も表面を擦り、しわを伸ばす。
※芭蕉布は破れやすいため力加減に注意し、この作業を繰り返し行う。
資料(メタデータ)
沖縄の有用植物_シークヮーサー
身近にある有毒植物:ミフクラギ(オキナワキョウチクトウ)
【説明】 |
熱帯アジアに分布し、排気ガスや公害に強いことから交通道路や公園、海岸近くなどに多く見られる。葉は細長く互生し、長さ約10~25センチメートルで倒披針形、表面に光沢があり全縁である。花は白色、果実は長卵形である。 |
【有毒性】 |
種子は猛毒であり、実が赤く熟すため、マンゴーと間違える事故も発生している。枝葉を折った際にでる乳白色の樹液も有毒であり、目や粘膜に触れると腫れることからミフクラギという。沖縄方言ではミーフックヮーという。 |
【症状】 |
有毒の樹液に触れたり口に含んだりした際の症状として、皮膚炎、下痢、嘔吐、めまい、不整脈、心臓麻痺があげられる。 |
【処置法】 |
①接種してしまった場合 症状が出る前に救処救急車をよび、処置を依頼する。②傷口に汁が入った場合 すぐ傷口を清潔な水でよく洗い流す。 |
【事故事例】 |
小学生が校内に植えてあるキョウチクトウの葉を食べられると勘違いして3~5枚ほど食べ、吐き気や頭痛といった症状を訴えて入院した。(参照:朝日新聞DIGITAL記事「キョウチクトウで小学生2人が食中毒 高松」2017/12/16 19:00) |
資料(メタデータ)
身近な有毒植物_ミフクラギ