【公開講座】学校DX戦略コーディネータ特論(Ⅱ)
【公開講座】学校DX戦略コーディネータ特論(Ⅱ)
第1講 学校DX(デジタルトランスフォーメーション)の基本概念
高木 徹(アイティ・マネジメント研究所・CEO)
1.何を学ぶか
学校DXは、デジタル技術を利用して教育と学校の運営を改革し、効率的で効果的な学習環境を提供する取り組みである。これにより、教育のデジタル化が進み、生徒がオンラインで個別化された学習を行うことが可能になる。また、教育のアクセシビリティが向上し、地理的な制約や身体的な障壁を克服して高品質な教育を受けられるようになる。さらに、教育の効率性と透明性が向上し、教育プロセスや成果を効果的に追跡・評価できる。これにより、生徒や教師の学習や教育のニーズに合わせたサポートが可能になる。また、新しい学習方法や教育ツールが生まれ、教育の質と多様性が向上する。最後に、学校DXは教育の持続可能性を考慮し、環境負荷の削減や国際的な教育の促進を通じて、持続可能な未来を築くための基盤を整えることができる。
2.学習到達目標
① 学校DX(デジタルトランスフォーメーション)について説明できる。
② 学校DXは教育のデジタル化を促進するために必要なシステムについて説明できる。
3.研究課題
① 学校DXが目指す主な取り組みとは何ですか?また、それが生徒や教職員にどのような利益をもたらすと考えられますか?
② 学校DXにおける教育のアクセシビリティ向上について説明してください。具体的な手段とその効果を挙げてください。
③ 学校DXが教育の効率性と透明性をどのように向上させるか説明してください。デジタル技術の活用がどのように教師や教育行政者の役割を変える可能性がありますか?
4.プレゼン資料
第1講 学校DX(デジタルトランスフォーメーション)の基本概念_プレゼン
5.映像資料
6.資料
第1講学校DX(デジタルトランスフォーメーション)の基本概念
第2講 教育テクノロジーのトレンドと展望
森下 孟(信州大学学術研究院教育学系・准教授)
1.何を学ぶか
教育テクノロジーの現在の動向と将来の展望は多岐にわたる。オンライン学習がCOVID-19の影響で急速に普及し、柔軟性と利便性が求められている。AIや機械学習の利用は教育の個別化をもたらし、VRやARが没入型の学習体験を可能にする。デジタルリテラシーやデータ駆動型教育の重要性が認識されつつあり、クラウドテクノロジーやモバイルテクノロジーの普及も加速している。これらのトレンドが教育環境の改善や効率化につながり、学習者にとってより良い体験を提供することが期待されている。
2.学習到達目標
3.研究課題
① 教育テクノロジーのトレンドとして挙げられるものは何ですか?また、それらの展望にはどのような要素が含まれますか?
② 教育におけるAIや機械学習の活用はどのような利点をもたらすと考えられますか?具体的な例を挙げて説明してください。
③ デジタルリテラシー教育の重要性について述べてください。将来的にデジタルリテラシーがますます重要になる理由について説明してください。
4.プレゼン資料
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第3講 デジタル教育プラットフォームの導入
木田 博(鹿児島市教育委員会・教育DX担当部長)
1.何を学ぶか
デジタル教育プラットフォームは、オンラインの基盤として、教育機関や教育者が学習体験の提供や教育プロセスの管理を行うための重要なツールである。主な機能として、学習管理システム(LMS)を中核とし、教材の管理と配信、コラボレーションツールの提供、データ分析と進捗追跡、アクセス管理とセキュリティ、そしてモバイル対応性が挙げられる。これらのプラットフォームは、学習者のニーズに合わせたカスタマイズや個別化を可能にし、教育のアクセシビリティと品質を向上させる重要な役割を果たしている。
2.学習到達目標
① デジタル教育プラットフォームを選定し、適切に導入するプロセスを説明できる。
② 学習管理システム(LMS)を使用して、コースの作成や管理、教材の配信、生徒の進捗状況の追跡ができることを説明できる。
③ コラボレーションツールやデータ分析機能を活用して、生徒と教育者が効果的に相互作用し、学習の進捗を評価・改善する方法について具体例を挙げて説明できる。
3.研究課題
① デジタル教育プラットフォームの選定において、教育機関が最も重視すべき要素は何ですか?それを考慮する際にどのような基準が重要ですか?
② 学習管理システム(LMS)の利用によって教育者が実行できる具体的な機能は何ですか?また、それらの機能が教育プロセスにどのような影響を与えるか説明してください。
③ デジタル教育プラットフォームにおけるコラボレーションツールの重要性は何ですか?教育者や生徒がこれらのツールを活用することで得られる利点について述べてください。
4.プレゼン資料
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第4講 教育データとその活用
今井亜湖(岐阜大学教育学部・教授)
1.何を学ぶか
教育データの活用と分析は、教育分野における重要な取り組みである。教育データは、生徒や教育者の学習や教育プロセスに関する情報を示し、適切に収集、分析、活用されることで、教育の質の向上や個々の生徒の成果の最大化が可能となる。教育データの収集は、生徒の試験結果や成績、出席状況、学習活動の記録、教育プログラムの評価など、さまざまな情報源から行われる。
また、データの分析では、統計的手法や機械学習アルゴリズムを用いて、データから傾向やパターンを発見し、洞察を得ることができる。教育データの活用は、教育の改善や最適化、学習の個別化、予測分析や政策立案などに役立つ。しかし、個人情報保護やデータセキュリティの問題も重要であり、教育機関や企業は適切な管理とセキュリティ対策を実施する必要がある。
2.学習到達目標
① 教育データについて説明できる。
② 教育現場での教育データの利活用の必要性について説明できる。
③ 教育データの利活用を推進するための今日的課題について説明できる。
3.研究課題
① 学習者の学習状況を把握するためにはどのような教育データが利用されますか? また、その教育データを利用する時に気をつけるべきことを説明しなさい。
② 教育データEdTech利活用のELSIケースを1つ選び、あなたがそのケースに対してどのように対応するかを説明しなさい。
4.プレゼン資料
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第5講 デジタルリテラシーと教育
田中康平(教育ICTデザイナー)
1.何を学ぶか
デジタルリテラシーは、現代社会で不可欠なスキルであり、デジタルテクノロジーを理解し、安全かつ効果的に活用する能力を指す。情報の評価やデジタルツールの操作、適切なコミュニケーション能力を包括する。デジタルリテラシーは、個人の日常生活や仕事、さらには教育においても重要な役割を果たす。
デジタルリテラシーの重要性:
デジタルリテラシーは21世紀の生活でますます重要性を増している。デジタルテクノロジーの急速な発展により、情報やコミュニケーションがデジタル化され、デジタルリテラシーが必要な場面が増えている。
教育におけるデジタルリテラシーの役割:
教育機関は、生徒にデジタルリテラシーを教育し、デジタルツールやテクノロジーを効果的に活用するスキルを提供する責任がある。これにより、生徒は情報の洞察力を高め、デジタル技術を使って問題を解決し、コミュニケーションを円滑に行う能力を身につけることができる。
デジタルリテラシーの要素:
デジタルリテラシーは、情報リテラシーやメディアリテラシー、テクノロジーリテラシー、デジタルコミュニケーション、デジタルセキュリティなどの要素から構成されている。これらの要素を理解し、実践することが重要である。
2.学習到達目標
① 学習者にデジタルリテラシーがなぜ重要かを理解し、具体的な例を挙げて説明できる。
② 教育機関がデジタルリテラシーを教育する際に考慮すべき要素やその実践方法を理解し、デジタルリテラシーが教育においてどのような役割を果たすかを説明できる。
③ デジタルリテラシーの要素を理解し、それらの要素のうち何を重要だと考えるかを述べ、その理由を説明できる。
3.研究課題
① デジタルリテラシーが現代社会でなぜ重要なのか、具体的な例を挙げて説明してください。
② 教育機関がデジタルリテラシーを教育する際に考慮すべき要素は何ですか?それらの要素を実践するための方法はありますか?
③ デジタルリテラシーの要素のうち、自身がもっとも重要だと考えるものは何ですか?その理由を説明してください。
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第6講 教育のカスタマイズと個別化
林 一真(岐阜聖徳学園大学・講師)
1.何を学ぶか
教育のカスタマイズと個別化は、生徒のニーズや能力に合わせた教育プロセスを構築する取り組みであり、近年重視されている。カスタマイズされた学習コンテンツや個別化された教授法、テクノロジーの活用、個別化された学習アセスメント、フリーカレンダーカリキュラムなどの手法が用いられ、教育のカスタマイズと個別化を実現している。これにより、生徒の自律性や自己管理能力が向上し、教育効果が高まる。また、教師の役割も変化し、ガイドやコーチとしての役割が重視されている。さらに、社会的・情緒的な学習や継続的な評価とフィードバックの重要性も強調されている。教育のカスタマイズと個別化は、生徒一人ひとりの個性を尊重し、より有意義な学びを促進することを目指している。
2.学習到達目標
① 教育のカスタマイズと個別化の重要性を説明できる。
② カスタマイズされた学習コンテンツや教授法の利点を説明できる。
③ テクノロジーを活用して教育のカスタマイズと個別化を実現する方法を具体的に説明できる。
3.研究課題
① 教育のカスタマイズと個別化がなぜ重要なのか説明してください。その取り組みが生徒にどのような利益をもたらすか述べてください。
② カスタマイズされた学習コンテンツや個別化された教授法が、従来の教育方法とどのように異なるか説明してください。それらが生徒の学習にどのように寄与するか述べてください。
③ テクノロジーを活用して教育のカスタマイズと個別化を実現するための具体的な方法について、例を挙げて説明してください。その方法がどのようにして生徒の学習をサポートするか述べてください。
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第7講 デジタルコンテンツの制作と活用
堀田博史(園田学園女子大学・教授)
1.何を学ぶか
デジタルコンテンツの制作と活用は、教育や情報発信において重要な役割を果たしている。デジタルコンテンツは、テキスト、画像、音声、動画などの形式で情報を表現し、オンラインやデジタルメディアを通じて幅広い視聴者に届けられる。
デジタルコンテンツを制作する際には、まずコンテンツプランニングが重要である。その後、テキスト、画像、音声、動画などの要素を組み合わせてコンテンツを制作し、編集や配信準備を行う。
デジタルコンテンツの種類は、テキスト、画像、音声、動画などがある。これらは、ウェブ記事やブログ、写真、ポッドキャスト、YouTube動画など、様々な形で利用されている。
デジタルコンテンツは、教育分野ではオンライン教育や学習アプリ、マーケティング分野ではウェブサイトやソーシャルメディア、エンターテイメント分野では映画や音楽、ゲームなど、多岐に渡って活用されている。
デジタルコンテンツの特徴としては、柔軟性と拡張性、インタラクティブ性、データ解析の可能性が挙げられる。これらの特徴を活かして、より効果的なコンテンツ制作や配信が可能である。
将来展望では、AIや機械学習技術の進化、拡張現実や仮想現実の普及、個別化されたコンテンツの提供などが期待されている。
2.学習到達目標
① デジタルコンテンツとは何かを説明できる。
② デジタルコンテンツの種類や特徴を表にして説明できる。
③ デジタルコンテンツが特に教育分野でどのように活用されているか具体例を挙げて説明できる。
④ デジタルコンテンツの作り手としての手順を説明できる。
3.研究課題
① デジタルコンテンツとして教育や生活で利用するものに何があるか考えてください。
② デジタルコンテンツの異なる種類の具体例を5つ表にまとめてください。
③ あなたが考えるデジタルコンテンツに使い手として求めることを3つ記述ください。
④ デジタルコンテンツの作り手として、どのような順序でコンテンツを制作するか、その手順を書いてください。
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第8講 オンライン教育とテレワーキング
成瀬喜則(富山大学・名誉教授・学長特命補佐)
1.何を学ぶか
オンライン教育とテレワーキングは、デジタルテクノロジーの進歩によって可能になった新しい働き方や学び方の形態である。オンライン教育は、インターネットを通じて教育コンテンツを提供し、学習を支援する教育形態であり、時間と場所によらず自分のペースで学習を進めることができる。さらに、個人の学習の可能性が広がるだけでなく、国内外の多様な人材との協働が可能になる等、児童生徒の資質・能力の育成にも役立つ。
また、テレワークは、オフィスや会社の施設での勤務にこだわらず、さまざまな場所や可能な時間帯で仕事を行うことができる。コミュケーションや情報セキュリティの課題がある一方で、時間の有効活用、ライフスタイルに合った働き方、仕事のモチベーションの向上に役立っている。デジタルテクノロジーの進化によって働き方は多様化していくと考えられている。
オンライン教育とテレワーキングは、デジタルテクノロジーの発展により可能になった新しい学び方や働き方であり、これまでの学習方法、研修方法と併せて実施することでさまざまな効果が期待できる。以下では、オンライン教育とテレワーキングについて詳しく説明する。
2.学習到達目標
①オンライン教育と児童生徒の資質・能力の育成との関係、テレワーキングの利点や課題を説明できる。
②デジタルテクノロジーがオンライン教育とテレワーキングにどのような役割を果たしているかを説明できる。
③将来展望を通じて、オンライン教育とテレワーキングの可能性について説明することができる。
3.研究課題
①オンライン教育の特徴について説明しなさい。学校教育ではどのような場面で活用するといいと思いますか。
②テレワーキングの利点と課題を挙げなさい。テレワークを進める上でどのようなことに留意する必要があると思いますか。
③オンライン教育やテレワーキングを進める上でデジタルテクノロジーをどのように活用すればいいか具体的な例を挙げながら説明しなさい。
4.プレゼン資料
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第9講 デジタルセキュリティとプライバシー
村瀬康一郎(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
デジタルセキュリティとプライバシーの重要性は、デジタルテクノロジーの進展に伴いますます高まっている。デジタルセキュリティは、コンピュータシステムやネットワーク、データの保護を確保し、機密性、完全性、可用性を守るための手段である。主な要素は暗号化、アクセス制御、ファイアウォール、セキュリティポリシーなどです。プライバシーは、個人情報や権利が尊重され保護される権利であり、個人情報の保護やインフォームドコンセント、匿名化、データセキュリティがその実現に役立つ。デジタルセキュリティとプライバシーは密接に関連しており、セキュリティが確保されないとプライバシーが侵害されるリスクが高まる。個人情報の価値が高まり、サイバー攻撃の増加、規制の強化などにより、これらの保護はますます重要となっている。
2.学習到達目標
① デジタルセキュリティの基本原則を理解し、暗号化、アクセス制御、ファイアウォール、セキュリティポリシーなどのセキュリティ手法を説明できる。
② プライバシーの重要性を認識し、個人情報の保護やインフォームドコンセント、匿名化、データセキュリティなどのプライバシー保護手法を説明できる。
③ デジタルセキュリティとプライバシーの関係を理解し、セキュリティの確保がプライバシー保護にどのように関連しているかを説明できる。
3.研究課題
① デジタルセキュリティの一つである「暗号化」について説明せよ。また、なぜ暗号化がデジタルセキュリティにとって重要なのか述べよ。
② プライバシー保護の手法の一つとして挙げられる「インフォームドコンセント」とは何か説明せよ。なぜインフォームドコンセントがオンライン上での情報の収集や利用において重要なのか説明せよ。
③ デジタルセキュリティとプライバシーの関係について説明せよ。セキュリティの確保がプライバシー保護にどのように関連しているか具体的な例を挙げて説明せよ。
4.プレゼン資料
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第10講 教育ICTのインフラ整備
谷 正友(一般社団法人 教育ICT政策推進機構・代表理事)
1.何を学ぶか
教育ICTのインフラ整備は、デジタル技術を活用した学習環境を構築するための重要な取り組みである。これには、ネットワーク、ハードウェア、ソフトウェア、セキュリティ対策などが含まれる。
ネットワークインフラは、高速で安定したインターネット接続を提供し、教育活動に必要な情報へのアクセスを円滑に行う。また、ハードウェアインフラは、コンピューターやタブレットなどのデバイスを整備し、学習や教育活動をサポートする。
ソフトウェアインフラは、オンライン教育プラットフォームや学習管理システムなどのソフトウェアを提供し、教育プロセスを支援する。そして、セキュリティ対策は、データやシステムを保護し、教育ICTの安全性を確保する。
これらの整備により、学習環境が向上し、教育の効率化やICTリテラシーの育成が促進される。技術の進化や教育の変化に合わせて、継続的な整備と改善が求められる。
2.学習到達目標
① 教育ICTのインフラ整備の目的と重要性を説明できる。
② 教育ICTのネットワーク、ハードウェア、ソフトウェア、セキュリティ対策などの要素を説明できる。
③ 教育ICTのインフラ整備が学習環境の向上や教育の効率化にどのように貢献するかを説明できる。
3.研究課題
① 教育ICTのインフラ整備において、ネットワークインフラの重要性は何ですか?その要素としてどのような点が挙げられますか?
② 教育ICTのハードウェアインフラ整備にはどのような要素が含まれますか?それぞれの要素がどのような役割を果たしていますか?
③ 教育ICTのインフラ整備が学習環境や教育の効率化に与える影響について、具体的な例を挙げて説明してください。
4.プレゼン資料
岐阜女子大学デジタルアーカイブ講座-第10講-教育ICTのインフラ整備
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第11講 デジタル教育の評価と効果検証
久世 均
1.何を学ぶか
デジタル教育の評価と効果検証は、デジタル技術を用いた教育の効果を客観的に評価し、改善や効果の確認を行う重要なプロセスである。デジタル教育の評価では、学習成果や効果、ユーザー満足度などを定量的・定性的に評価し、改善点を把握する。効果検証では、対照群研究や前後比較などの手法を用いて、デジタル教育の効果を客観的に検証する。これにより、効果的な教育の実現や資源の最適化が図られるが、適切な評価指標やデータ収集の難しさなどの課題も存在する。
2.学習到達目標
① デジタル教育の評価手法と効果検証のプロセスを説明できる。
② 教育プログラムや取り組みの目標や効果を明確に定義し、それらを客観的に評価できる。
③ 適切な評価指標や効果検証の手法を選択し、デジタル教育の効果を客観的に評価し、改善につなげることを具体例を挙げて説明できる。
3.研究課題
① デジタル教育の評価において重要な要素は何ですか?それらの要素を説明してください。
② 効果検証のプロセスにはどのような手法やアプローチが利用されますか?それぞれの手法やアプローチについて説明してください。
③ デジタル教育の評価や効果検証にはどのような課題がありますか?それらの課題に対処するためにはどのようなアプローチが有効ですか?
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第12講 イノベーションとチェンジマネジメント
高木 徹(アイティ・マネジメント研究所・CEO)
1.何を学ぶか
イノベーションとチェンジマネジメントは、組織や社会における変革を促進し、成功させるための重要な概念である。イノベーションは新しいアイデアや手法を創造し、価値を創造するプロセスであり、創造性、リスク、変革の特性がある。一方、チェンジマネジメントは組織や個人の変革を計画的に管理し、ビジョン設定、コミュニケーション、関係者の参加と支援を含む要素がある。両者は組織や社会の成長と発展に不可欠であり、文化の変革やリーダーシップの重要性、リスク管理が課題として挙げられる。
2.学習到達目標
① イノベーションの概念と特徴を説明できる。
② チェンジマネジメントの重要性と原則を説明できる。
③ イノベーションとチェンジマネジメントの関係を説明し、組織や社会における変革を促進する方法を具体例を挙げて説明できる。
3.研究課題
① イノベーションの特徴として正しいものはどれか。
a) 既存のアイデアや手法を維持することが主眼である。
b) リスクを避けることが最優先される。
c) 新しいアイデアや手法を創造し、それを実践に移すことで価値を創造する。
d) ビジョンや目標の設定が必要ない。
② チェンジマネジメントにおけるコミュニケーションの重要性は何に関連しているか。
a) ビジョンと目標の設定
b) リスク管理
c) 関係者の参加と支援
d) 変革に関する情報の適切な伝達と理解
③ イノベーションとチェンジマネジメントの関係について正しい説明はどれか。
a) イノベーションは変革の原動力であり、チェンジマネジメントはそれを抑制する役割を果たす。
b) イノベーションは変革を促進するが、チェンジマネジメントは変革の管理や成功を図るための手法である。
c) イノベーションとチェンジマネジメントは無関係であり、異なる目的を持つ。
d) イノベーションは変革の阻害要因であり、チェンジマネジメントは変革の進行を妨げる。
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第13講 プロジェクトマネジメントとリーダーシップ
高木 徹(アイティ・マネジメント研究所・CEO)
1.何を学ぶか
プロジェクトマネジメントとリーダーシップは、組織やチームにおける目標達成と成果最大化を促進する重要な概念である。プロジェクトマネジメントは、特定の目標達成のために計画的に実行されるプロセスや手法であり、目標の設定から実行、監視、閉会までの段階を含む。一方、リーダーシップは、組織やチームを効果的に方向付け、目標達成を支援する能力やプロセスを指す。プロジェクトマネジメントにおいては、リーダーシップの原則やスキルが重要であり、プロジェクトマネージャーがチームを指導し、方向性を提供する。また、チームメンバーもリーダーシップのスキルを持ち、協力してプロジェクトの成功に貢献する。両者には課題も存在し、コミュニケーションやリソース管理、変更管理などが挙げられるが、適切なスキルやプロセスの活用により、目標の達成や成果の最大化が実現される。
2.学習到達目標
① プロジェクトマネジメントの基本原則を説明できる。
② リーダーシップの重要性を認識し、チームを効果的に指導する方法具体例を挙げて説明できる。
③ プロジェクトマネジメントとリーダーシップの関連性を理解し、組織やチームの目標達成に貢献する能力を3つ挙げて説明できる。
3.研究課題
① プロジェクトマネジメントの中で、どのようなステップが計画の一部として含まれますか?それぞれのステップの役割は何ですか?
② リーダーシップにおけるビジョンの提供はなぜ重要ですか?リーダーがビジョンを提供することで得られる利点は何ですか?
③ プロジェクトマネジメントとリーダーシップの関係はどのようなものですか?プロジェクトマネジメントにおけるリーダーシップの役割は何ですか?
4.プレゼン資料
第13講 プロジェクトマネジメントとリーダーシップ_プレゼン
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第14講 デジタル教育とELSI
芳賀高洋(岐阜聖徳学園大学・教授)
1.何を学ぶか
ELSI(エルシー)とは「倫理的(Ethical)」、「法的(Legal)」、「社会的(Social)」な「課題(Issues)」のそれぞれの頭文字をとったものである。
科学技術が人類や地球環境に及ぼす影響を多面的に捉え、よりよき科学技術の発展を目指すことを目的として、新しい科学技術の開発や普及(利用)に際して、その科学技術が倫理的、法的、社会的にどのような影響や課題があるかを検討し、指針(ガイドライン)を策定したり、それら課題の解決方法を示すことを総称した言葉である。
本講座では、学校教育のよりよき変革(DX)を目指して、今後の初等中等教育での利活用が検討されている生成AIを題材にELSIを考える。
2.学習到達目標
① ELSIとは何か説明できる
② 新しい科学技術の教育利用にあたってELSIを考えることができる。
③ 生成AIのELSIについてその概要を理解する。
3.研究課題
① ELSIとは何のことですか?説明しなさい。
② 生成AIのELSIのうち「倫理的課題」の「偏見」の具体的例を述べなさい。
③ 生成AIの「ジェイルブレイク(脱獄)」とはどのような行為か説明しなさい。
④ 生成AIのELSIのうち「法的課題」の「著作権/知的財産」の問題で、生成AIの私たち一般利用者がするべきことを述べなさい。
⑤ 生成AIのELSIのうち「社会的課題」の「格差問題」と「自然環境問題」について、どのような問題かを述べなさい。
4.プレゼン資料
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第15講 学校DX戦略の策定と展望
田中康平(教育ICTデザイナー)
1.何を学ぶか
学校 DX 戦略の策定では、教育機関がデジタル技術を活用して学習モデルの質的な変革を目指し、新たな価値を創出するための計画や施策を立案する。そのためには、現状及び将来的 な課題の分析、ビジョンと目標の設定、具体的な方略の設計、組織的な実行などが含まれ る。学校 DX 戦略の展望として、教育機関が DX に取り組むことで変革する役割、志向する新 たな価値を見据える。
2.学習到達目標
① 学校DXのビジョンと目標を明確に設定、説明できる。
② 学習の個別化と柔軟性を促進するためのデジタル技術の活用方法を説明できる。
③ デジタル格差を解消するための施策について具体例を挙げて説明できる。
3.研究課題
① 学校DX戦略の策定において、なぜ現状分析が重要なのでしょうか?具体的な例を挙げて説明してください。
② 学校DX戦略の展望において、デジタル技術を活用した教育の個別化がなぜ重要なのか説明してください。また、個別化がもたらす具体的な利点は何ですか?
③ 学校DX戦略の課題として挙げられている「デジタル格差」とは何ですか?その解消策を2つ挙げて説明してください。
4.プレゼン資料
5.映像資料
6.資料
資料
1.【e-Learning】学校DX戦略コーディネータ特論(Ⅱ):学習到達目標
2.【e-Learning】学校DX戦略コーディネータ特論(Ⅱ):学習到達目標(内容含)