与那原の歴史 御殿山
御殿(ウドゥン)とは、王子・按司の家、またはその人を指す名称のことで、一般に王族の家屋建物を意味する語である。
御殿山(ウドゥンヤマ)は、山原(金武)から首里の御殿に納めるための木材を一時的に置いておくための場所であったことから由来する地名である。沖縄では昔、山原(金武)から木材や薪炭を運び、南部からは米・麦・豆といった日用雑貨を運んで貿易を行っていた。与那原はその物資を受け取る港として栄えていた。山原から運ばれてきた木材のうち、御殿に差し出す木はここに置くようにさだめられたため、実際には山はないが「御殿山」と称したというのがいい伝えである。
なお、御殿山は1999(平成11)年4月21日に町指定文化財として登録されている。
資料(メタデータ)
与那原町の歴史_御殿山
与那原の産業 AGARIHAMA BREWERY
与那原町にあるクラフトビール製造所のアガリハマブルワリー(クラフトビール専門店)は、株式会社YUKAZEの新規事業で2023年にオープンさせた場所である。創業約3年と始めたばかりで、「ないものは、創ればいい」というYUKAZEの理念のもと、一からビールについて勉強し、工場長とその仲間たちで作り上げたクラフトビールである。
与那原町の新たな県産品として発信中である。試行錯誤しながら作っており、ジャパン・グレートビア・アワーズ(JGBA)という日本地ビール協会(クラフトビア・アソシエーション)が主催する、日本国内で製造されたビールに特化した日本最大級の品評会・審査会では、2024年に金賞と銀賞、2025年にも銅賞を受賞している、成長中のクラフトビール専門店である。
クラフトビールは普通のビールと違い、苦手に思う方もいるが、AGARIHAMABREWERYのクラフトビールは、すっきりした味わいで、初心者の方でも飲みやすいように作られている。
この味わいを生み出すために、工場長の方は日々努力されている。主な原料は4つだけだが、その4つにも種類がありその組み合わせで味が異なっていたり、製造中の温度を1℃ずつ変えて味を確認しながら絶妙な調整をしながら作っている。試行錯誤に日々で年々美味しくなっていっているし、自身を持って提供している商品である。
資料(メタデータ)
与那原の産業_クラフトビール
与那原の文化財 三津武獄
三津武獄(みちんだき)は、与那原町の運玉森(うんたまむい)の中腹に位置する史跡で、琉球王国の信仰において神女の最高位とされる聞得大君(きこえおおきみ)が葬られた場所と伝えられています。
琉球で長く干ばつが続いた際、国王が神に祈りを捧げたところ、「聞得大君を連れ戻しなさい」との啓示を受けたという伝承が残されています。
聞得大君は琉球の聖地・久高島(くだかじま)へ参拝の途上、逆風に遭って薩摩へ漂着していました。命は助かりましたが、そのとき妊娠していたため首里に戻ることを避け、与那原の御殿山(うどぅんやま)に庵を結び、生涯を終えたといわれています。このため三津武獄は、現在も子宝祈願の聖地として多くの人々の参拝を集めています。
三津武獄がある運玉森は、与那原町と西原町の境にある標高158メートルのなだらかな山で、琉球時代の伝説の義賊・運玉義留(うんたまぎるー)が身を隠した場所とも伝えられています。「むい」は沖縄の方言で「森(もり)」「高地」を意味します。
資料(メタデータ)
与那原町の文化財_三津武獄
与那原の施設 沖縄県営与那原マリーナ
与那原マリーナは、1991年に始まった中城湾港マリンタウンプロジェクトをきっかけに整備され、2016年8月20日に開港した沖縄本島南部のマリーナである。総面積は7.1ヘクタールで、海上に66隻、陸上に226隻の船を収納可能。
2018年には日本最大級のマリーナクレーンを導入し、愛知県常滑市のマリーナりんくうに続き、60トンと20トンの2基のクレーンによるツーウェイ方式を採用している。さらに、幅10メートルの大型艇が入港できる施設は日本で与那原マリーナだけとされている。
マリーナでは、2019年10月から「イーストアドベンチャーセーリング」によるセーリング体験も行われており、ヨットの操縦や帆の上げ下げなどを実際に体験できるプログラムが用意されている。その他にも、チャーターボードを貸し切って釣りを楽しむこともでき、釣具のレンタル可能なため、手ぶらで気軽に参加できるのが魅力である。
資料(メタデータ)
与那原の施設_与那原マリーナ
与那原町の自然 運玉森
中城湾に面した与那原町の東南には雨乞森(133m)、北西には運玉森(標高158.1m)という山並みがひかえている。とくに、運玉森(うんたまムイ)は与那原町と西原町の境にある標高158.1mの森で、与那原小学校や与那原東小学校の校歌にも歌われ町民にも親しまれている。また、運玉森は、西原町に伝わる民話に登場する義賊「ウンタマギルー(運玉義留)」が隠れ住んでいた場所として伝説になっている。
現在の運玉森は道が整備され、2024年3月には運玉森の頂上に平和広場が設けられている。与那原町の公式サイトには、与那原町役場から運玉森の頂上までルート案内が掲載され、案内板や駐車場なども整備されて安全に訪れることができるようになっている。
平和広場は戦争について学ぶ場所として地域の学校や住民による学習活動に利用され、与那原市民にとって沖縄の過去と現在を結ぶ大切な場所となっている。
資料(メタデータ)
与那原町の自然_運玉森
与那原町の施設 与那古浜公園
与那古浜公園は、埋め立てにより造成された与那原町東浜地区に位置する、町内最大の公園です。美しい海岸線を望み、芝生広場や運動広場などが整備されており、世代を問わず多くの人々に親しまれる憩いの場となっています。この一帯は、1996年(平成8年)から始まった埋立事業により誕生した新しいまち「マリンタウン」として整備されました。
公園名の「与那古浜」は、琉球王朝時代から敗戦直後まで、山原船が行き交い、与那原が港町・陸海交通の要所として栄えた歴史に由来しています。琉球王国時代に編纂された歌集『おもろさうし』にも「よなはま」「よなこはま」として登場し、与那原の浜が神聖な場所であったことがうかがえます。沖縄県立博物館・美術館が所蔵する「間切図 島尻」にも「與那小浜」という文字が確認できます。
与那古浜公園では、毎年「与那原大綱曳まつり」与那古浜公園と御殿山青少年広場を会場に行われます。まつり会場となる与那古浜公園では出店や音楽ライブが行われ、翌日には大綱曳の本番が御殿山青少年広場で行われます。また12月~1月にかけて「YONABARU illumination」が開催され、多くのイルミネーションで公園が彩られます。イベント日以外でも、土日祝、長期休暇には、公園で多くの親子や子どもたちが元気に遊ぶ姿が見られ、地域に愛され、地域に活気をもたらす公園です。
資料(メタデータ)
与那原町の公共施設_与那古浜公園
沖縄の歴史上人物 百十踏揚/百十踏揚の墓
百十踏揚(ももとふみあがり、生没年未詳)は、琉球王国第一尚氏王統の尚泰久王(在位1454〜1460)の王女です。彼女は王命により勝連按司の阿麻和利に嫁ぎ、政治的な婚姻の一環を担いました。その後、阿麻和利が謀反を企てたとして討たれると、大城賢勇(鬼大城;越来 賢雄。15世紀琉球王国の武将で、鬼大城の名で知られる。越来は後に越来間切の総地頭となって以降のものであり以前は大城賢雄であった)に降嫁したと伝えられています。
『おもろさうし』には〈百ぢやらの主てだ、成りよわちへ〉と詠まれており、王女として華やかな地位にあったことや、神女として霊力を持ち活躍していた姿をうかがうことができます。百十踏揚は「神女名」としても知られており、政治権力の中枢において宗教的な役割を果たした女性でもありました。
しかし、彼女の生涯は権力闘争に翻弄されました。二人の夫─阿麻和利と大城賢勇─はいずれも非業の死を遂げ、百十踏揚は政略結婚の犠牲者として不幸な運命を辿ったといえます。特に賢勇の死については「尚泰久王の命による誅殺説」と「第二尚氏による攻伐説」があり、真相は定かではありませんが、いずれも政治的対立の中で命を落としたと考えられています。
参考1:らしいね南城市|沖縄県南城市観光ポータルサイト,https://www.kankou-nanjo.okinawa/,[アクセス2022/12/03]
参考2:辺戸名朝有「百度踏揚」沖縄大百科事典刊行事務局『沖縄大百科事典』下巻 沖縄タイムス社 p.677.
資料(メタデータ)
沖縄の歴史上人物_百度踏揚
与那原の交通 くじら橋
与那原町は沖縄本島中部の東海岸に位置し、近年では那覇市のベッドタウンとして開発が進みつつある地域で、新しい住宅地やマンションの建設も相次ぎ、若い世帯の流入が増えている地域です。
町の東側には中城湾を埋め立てて造成された東浜地区が広がり、それを囲むように「東浜水路」が整備されています。この水路には、「くじら橋」「東浜橋」「えびす橋」「世持橋」「与那古橋」「ゆめなり橋」「ほかけ橋」の7つの橋が架けられています。
中でも「くじら橋」は、東浜地区と知念高校裏を結ぶ最も海側に位置する橋で、埋め立て前にこの付近にあったクジラービシあ(くじらの形をした岩)に由来して名付けられました。
与那原町のシンボル的存在として親しまれており、晴れた日には中城湾を一望できる撮影スポットです。かつて漁業が盛んだった与那原の海とのつながりを感じられる場所でもあり、与那原町の自然と歴史が感じられる景観となっています。
資料(メタデータ)
与那原町の暮らし_くじら橋
沖縄の自然 泡瀬干潟
沖縄市の東海岸に広がる泡瀬干潟は、約250ヘクタールに及ぶ国内最大級のサンゴ礁干潟です。砂・泥・サンゴ礫・海草藻場・サンゴ礁が複雑に入り混じる環境で、その多様性と規模から、東京湾の盤州干潟や九州・有明海の干潟と並び、日本を代表する干潟のひとつとして注目されています。
この干潟は、干潮時には豊富な底生生物が姿を現し、シギ・チドリ類などの渡り鳥にとって国際的に重要な中継地となっています。そのため、渡り鳥の保全や干潟生態系の研究にとって格好の場となり、国内外の研究者や市民による調査・観察活動が続けられています。
さらに、泡瀬干潟は埋め立て開発をめぐる議論を背景に、保全活動や環境教育の場としても注目されており、「泡瀬干潟を守る連絡会」をはじめとする市民運動は、学術研究と地域社会をつなぐ実践の場ともなっています。このように、泡瀬干潟は自然環境の保全と地域社会のあり方を考える場になっています。
資料(メタデータ)
沖縄の自然_泡瀬干潟
【授業】教育方法論(2025年度版)
Ⅰ はじめに
21世紀の知識基盤社会における「学力」は「他者と協働しつつ創造的に生きていく」ための資質・能力の育成である。そのために,学習活動では,他者と共に新たな知識を生み出す活動を引き出しつつ深い知識を創造させていく経験を,数多く積ませることが重要である。また,情報化や国際化が進み,社会が⼤きく変化する中で,学校,そして教師は様々な変化に直面している。児童に求められる学力の変化や授業でのICT活用など,教師はどう対応していけばよいのでしょうか。本講座では「インストラクショナルデザイン」を手がかりに,学びの基礎としてのインストラクショナルデザインについて考える。
Ⅱ 授業の目的・ねらい
知識基盤社会とは,新しい知識やアイデア,技術のイノベーションがほかの何よりも重視される社会である。そのイノベーションのために,他者とのコミュニケーションやコラボレーション(協働,協調)が重視され, それらが効果的・建設的に行えるように,人と人を繋ぐコミュニティやICTの役割に注目が集まっている。つまり,現在決まった答えのないグローバルな課題に対して,大人も子供も含めた重層的なコミュニティの中で,ICT を駆使して一人ひとりが自分の考えや知識を持ち寄り,交換して考えを深め,統合することで解を見出し,その先の課題を見据える社会へと,社会全体が転換しようとしている。ここでは,その高度情報社会とそれに応じて求められる資質や能力について考える。
Ⅲ 授業の教育目標
(1)「インストラクショナルデザイン」を手がかりに,効果的・効率的・魅力的な授業づくりや学びの方法について考え,自分の考えを具体的に述べることができる。
(2)21世紀に求められる学力を育む新たな授業と評価を,背景や実践事例を紹介しながら考え,説明できる。
(3)目標を分析して構造がわかると,評価規準ができる。目標の構造がわかるというのは,評価規準のなかで,重要度を決定することを考える。
(4)「教えないで学べる」研修の視点を考え,整理し提示する。
(5)協働学習の手法の一つである「ジグソー学習法」を経験し,学習者自身で知識を統合して答えを出す学習活動過程について理解を深め,その効⽤を考える。
第1講 教育方法の歴史 ~教えと学びのパラダイムの交錯~
1.何を学ぶか
(1)教育方法の歴史としての行動主義的学習観について
(2)教育方法の歴史としての認知主義的学習理論について
(3)教育方法の歴史としての構成主義的学習理論について
(4)教育方法の歴史としての社会構成主義的学習理論について
(5)これからの学びにおける,学習者の学びに向かう態度とは何か
2.学習到達目標
(1)幼稚園教育要領・学習指導要領の転換が図られていることを理解し,説明することができる。
(2)現在の幼稚園教育要領・学習指導要領において,重要視されている学習者の主体的に学ぶ態度(自律的な学び)について,具体例を示しながら説明できる。
3.研究課題
(1)教育方法の歴史としての,学習観の変遷を,学習者の具体的な姿を示し,述べなさい。
(2)現在の学習観において,重要視されている学習者の主体的に学ぶ態度(自律的な学び)について,具体例を示し,述べなさい。
4.プレゼン資料
5.動画資料
第2講 インストラクショナルデザイン
1.何を学ぶか
(1)インストラクショナルデザインとは
(2)教材開発とインストラクショナルデザイン
(3)ADDIE
2.学習到達目標
(1)インストラクショナルデザインとは何か説明できる。
(2)ADDIEモデルについて事例をあげて説明できる。
3.研究課題
(1)ADDIEのプロセスを検討し,折り紙を折れるようになる教材を作成しなさい。
4.プレゼン資料
5.動画資料
第3講 21世紀に求められる学力と学習環境
1.何を学ぶか
(1)知識基盤社会で求められる力
(2)21世紀型学力を育成する授業への変革
(3)授業・教育課程のすがた
(4)評価のすがた
(5)取り組み事例
2.学習到達目標
(1)21世紀に求められる学力について説明できる。
(2)資質・能力を引き出す授業の条件を説明できる。
3.研究課題
(1)知識習得モデルと知識創造モデルの違いを説明しなさい。
(2)知識習得モデルから知識創造モデルへの授業改善について,具体例をあげて説明しなさい。
(3)変容的評価について,具体例をあげて説明しなさい。
4.プレゼン資料
5.動画資料
第4講 システム的アプローチによる授業の設計
1.何を学ぶか
(1)システム的アプローチ
(2)研修を設計する
(3)TOTEモデル
(4)カークパトリックモデル
2.学習到達目標
(1)システム的なアプローチ(システムズアプローチ)の意味を理解し,説明できる。
(2)システムズアプローチの理論を基に,研修講座の設計の基本的な考え方を整理し,述べることができる。
3.研究課題
(1)システムズアプローチとは,どのような考えかを整理して,述べなさい。
(2)システムズアプローチの考えを基に,自身が行うと仮定する授業の設計の基本的な考え方を整理し,述べなさい。
4.プレゼン資料
5.動画資料
第5講 授業の分析と設計
1.何を学ぶか
(1)授業の目標分析
(2)教育目標の分類学
(3)教材の構造
(4)授業の設計・開発の手順
2.学習到達目標
(1)何を学ぶのか,そのための授業のあり方について説明できる。
(2)システム的な授業設計・開発の手順を5つに分けて説明できる。
3.研究課題
(1)自分が授業を行うとするならば,何を学ぶ授業とするのかを具体的に述べなさい。学ぶことを実現するために,どのような授業とするのか,その方針を述べなさい。
(2)(1)で述べた授業を基に,システム的な授業設計について,①何をしたいのか②何学びたいか③何を指導したいか④どのような順序で学ぶのか⑤それを指導するために,何がいるのか,の5つに分けて,具体例を示しなさい。
4.プレゼン資料
5.動画資料
第6講 学習目標のデザイン
1.何を学ぶか
(1)学習目標の明確化
(2)学習目標の分類
(3)明確な学習目標を設定する
2.学習到達目標
(1)ブルームの教育⽬標分類について,行動目標による例を取り挙げて説明できる。
(2)ガニェの学習成果の5分類について,具体例を挙げて説明できる。
(3)明確な学習目標について,研修を仮定し,具体的に説明できる。
3.研究課題
(1)ブルームの教育目標分類について,行動目標による例を取り上げて説明しなさい。
(2)ガニェの学習成果の5分類について,具体例を挙げて説明しなさい。
(3)明確な学習目標について,具体的な単元において設定しなさい。
4.プレゼン資料
5.動画資料
第7講 e-Learningの方法と技術
1.何を学ぶか
(1)e-learning
(2)e-learning開発の方法
2.学習到達目標
(1)e-Learningとは,どのような学び方であるのか,そしてどのような特徴を持っているのかを,具体的な授業を例に,説明できる。
(2)e-Learningを活用した授業を,具体的に立案できる。
3.研究課題
(1)e-Learningとは,どのような学び方であるのか,そしてどのような特徴を持っているのかを,具体的な授業を例に述べなさい。
(2)e-Learningを活用した授業を,具体的に立案しなさい。
4.プレゼン資料
5.動画資料
第8講 ハイブリッド型授業の方法と技術
1.何を学ぶか
(1)遠隔教育
(2)e-learningと遠隔授業を組み合わせた授業構成
(3)遠隔教育の必要性
(4)遠隔協働学習のすすめ
2.学習到達目標
(1)ハイブリット型授業について具体的に説明できる。
(2)ハイブリット型授業で授業設計ができる。
3.研究課題
(1)遠隔教育の変遷について説明しなさい。
(2)ハイブリット型授業の3つのパターンについて,具体例を挙げて説明しなさい。
(3)ハイブリット型授業を具体的に企画しなさい。
(4)ハイブリット型授業の課題について具体例を挙げて説明しなさい。
(5)遠隔教育の必要性について具体例を挙げて説明しなさい。
(6)遠隔協働学習を企画し,実際にやってみなさい。
4.プレゼン資料
5.動画資料
第9講 魅力ある研修をつくる
1.何を学ぶか
(1)研修を始める前に
(2)講師の指導力
(3)ガニェの9教授事象
(4)講師が身に付けるべきスキル
(5)受講者に身に付けさせたいスキル
(6)学習環境を整える
2.学習到達目標
(1)魅力ある研修をつくる講師の指導力について説明できる。
(2)ガニェの9教授事象について具体例をあげて説明できる。
3.研究課題
(1)ガニェの9教授事象をもとに,魅力ある研修をつくるのにどのような研修の展開をするとよいのかについて,具体的な教育・保育活動をあげながら,グループで話し合って発表しなさい。
4.プレゼン資料
5.動画資料
第10講 学習意欲を高める
1.何を学ぶか
(1)動機づけを高める要因
(2)ARCSモデル
(3)アンドラゴジーとペダゴジー
(4)学習意欲を高める指導法
(5)学ぶ意欲を保ち続けるために
2.学習到達目標
(1)学習意欲を高める指導法について説明できる。
(2)ジョン・M・ケラーの ARCS モデルについて具体的に説明できる。
(3)アンドラゴジーをもとにして学校式教育から大人の学び支援について,その違いを具体的に説明できる。
3.研究課題
(1)アンドラゴジーをもとにして,学校式教育から大人の学び支援について,その違いを具体的に5つあげて,KJ 法を使って,グループごとに分類し,説明しなさい。
(2)各グループで,学習の動機づけの具体的な方法をあげて,ジョン・M・ケラーの ARCSモデルのどの分類にあたるか分類しなさい。
4.プレゼン資料
5.動画資料
第11講 協働的な学びをデザインする
1.何を学ぶか
(1)日本における協働学習
(2)協働学習と互恵的教授法の考え方と学習効果
(3)協働学習に影響を与える要因
(4)協働学習のデザインの手法
(5)協働学習を支援する教材開発
2.学習到達目標
(1)協働学習の考え方を理解し実際に授業デザインできる。
(2)ワークショップの手法を5種類説明できる。
(3)ジグソー学習について説明できる。
3.研究課題
(1)協働学習の手法の一つである「ジグソー学習法」を経験し,学習者自身で知識を統合して答えを出す学習活動過程について理解を深め,その効用を検討しなさい。
4.プレゼン資料
5.動画資料
第12講 新たな学びと教育リソース
1.何を学ぶか
(1)反転授業
(2)メディアを組み合わせた教育リソース
(3)新たな学びと教育リソース
(4)デジタルアーカイブと教育リソースの連携
2.学習到達目標
(1)反転授業について具体例を挙げて説明できる。
(2)反転授業について具体的に授業設計ができる。
3.研究課題
(1)反転授業とその効果と可能性について説明しなさい。
(2)反転授業の学習展開について具体的に説明しなさい。
(3)反転授業の学習展開について具体的に指導案を作成しなさい。
4.プレゼン資料
5.動画資料
第13講 行動変容のモニタリング技法
1.何を学ぶか
(1)教育支援プログラム(スクールアーク)
(2)カークパトリック・モデル
(3)行動変容のアンケート調査の実施
(4)実践から10年後の追跡調査
2.学習到達目標
(1)行動変容とは何か具体例を挙げて説明できる。
(2)行動変容を起こすための仕掛けには何が必要か説明できる。
(3)行動変容を評価する方法について説明できる。
3.研究課題
(1)行動変容の評価についてその効果と可能性について説明しなさい。
(2)行動変容を促す研修企画について具体的に説明しなさい。
(3)カークパトリック・モデル(Kirkpatric Model)の4段階評価を活用する事例を考えなさい。
4.プレゼン資料
5.動画資料
第14講 「教えないで学べる」という新たな学び
1.何を学ぶか
(1)J・Bキャロル(Carroll)の学校学習の時間モデル
(2)「教えないで学べる」学習環境
2.学習到達目標
(1)「教えないで学べる」とはどのようなことか具体例を挙げて説明できる。
(2)「教えないで学べる」という新たな学びの設計ができる。
3.研究課題
(1)J・B・キャロル(Carroll)の学校学習の時間モデルについて説明しなさい。
(2)「教えないで学べる」学習環境について具体的に説明しなさい。
(3)「教えないで学べる」研修を実現するための手立てを考えなさい。
4.プレゼン資料
5.動画資料
第15講 授業を分析してみよう
1.何を学ぶか
(1)学びを改善する意義
(2)学びを記録・分析する方法
(3)学びの振り返りの意義と方法
2.学習到達目標
(1)学びを改善する意義を,自分にとってとして捉え,生み出すことができる。
(2)学びを記録して,分析・振り返ることを実践できる。
3.研究課題
(1)学びを改善する意義を説明しなさい。
(2)模擬的な授業を例に取り挙げ,それに対して学びの記録・分析の方法を立案しなさい。
(3)学びの振り返りの方法を活用して,自分の学びの振り返りを実施しなさい。
4.プレゼン資料
5.動画資料
Ⅳ レポート課題
課題1 教育の方法・技術を学んで、各講の課題に取り組まれたと思います。テーマ1~8の中から、現在の自分の中で、最も興味を持った課題を1題選択して、その解を述べてください。
回答の際に、第〇講 課題番号 を必ず書いてください。
※興味とは、自分がもっと考えてみたいと思えたこと、と捉えてください。
※字数は、各課題に従います。課題に字数制限がない場合は、A4・1ページとします。
課題2 教育の方法・技術を学んで、各講の課題に取り組まれたと思います。テーマ9~15の中から、現在の自分の中で、最も興味を持った課題を1題選択して、その解を述べてください。
回答の際に、第〇講 課題番号 を必ず書いてください。
※興味とは、自分がもっと考えてみたいと思えたこと、と捉えてください。
※字数は、各課題に従います。課題に字数制限がない場合は、A4・1ページとします。
Ⅴ アドバイス
課題1解説 各講のテキストや動画を再度見直したり,参考文献を読んだりしてください。
「自分の解」を導き出すことを意識してください。
課題2解説 各講のテキストや動画を再度見直したり,参考文献を読んだりしてください。
「自分の解」を導き出すことを意識してください。
Ⅵ 科目修得試験:レポート試験
「インストラクショナルデザイン」を手がかりに,効果的・効率的・魅力的な授業づくりや学びの方法について,自分の考えを具体的に述べることができる。インストラクショナルデザインに基づいた具体的な学びの例を提示し,述べること。
Ⅶ テキスト
・齋藤陽子著(2024)『教育の方法・技術』岐阜女子大学
Ⅷ 参考文献
1)P・グリフィン著:21世紀型スキル 北大路書房
2)鈴木克明)(2015)『研修設計マニュアル 人材育成のためのインストラクショナルデザイン』北大路書房
3)岐阜女子大学編:教材開発の基礎としてのインストラクショナルデザイン
資 料
1.1e-Learnirng科目ガイドブック(教育の方法・技術)
3_1 教育の方法・技術_テキスト
【研究】教育DXにおける地域大学の役割
地方の小規模大学がe-Learningで「学校DX戦略コーディネータ講座」を全国の専門家と連携して開発し、それを教育委員会の教育DX講座で活用し、さらに教員免許状上進の単位として認定することは、文部科学省が推進する教育DXおよび教員研修の高度化において極めて大きな意義と効果を持つ。
この取り組みは、単なるデジタル化にとどまらず、教育の質的向上、地域格差の是正、そして教員の専門性向上という多角的な視点から、文部科学省が目指す教育改革の方向性と合致している。
【ポイント】
このプロジェクトのポイントは以下の点である。
地方創生と教育DXの融合: 地方大学がそのリソースを活かし、地域教育の課題解決に貢献するモデル的な事例
教員研修の質的向上と機会の平等化: e-Learningを活用することで、時間的・地理的制約を克服し、すべての教員に質の高い研修機会を提供
産官学連携の新しい形: 大学、教育委員会、そして全国の専門家が連携することで、単独ではなしえない大きな成果を生み出す
この取り組みは、教育DXを推進する上での重要なマイルストーンであり、今後の教育改革において、大学が果たすべき役割の新たな可能性を示唆する。
1. 教育DXにおける地域大学の意義
文部科学省は、「GIGAスクール構想」に代表されるように、教育現場におけるデジタル活用を強力に推進している。しかし、単にICT機器を導入するだけでは、真の教育DXは実現しない。重要なのは、その機器を教育活動にどのように統合し、教員がデジタル技術を効果的に活用できる能力を身につけることである。この点で、地方の小規模大学が全国の専門家と連携して質の高いe-Learning講座を開発することは、以下のような意義がある。
① 専門家ネットワークの構築と知の集約
地方大学が単独で教育DXの専門講座を開発することは困難である。しかし、全国の専門家が参画することで、最新の知見や実践事例が集約され、質の高いコンテンツが作成される。これは、大学の地理的制約を克服し、全国レベルの専門知識を地域に還元するモデルとなる。
② 地域ニーズに即したコンテンツの提供
地方大学は、その地域の教育現場の課題やニーズを深く理解している。全国の専門家の知見をベースとしつつも、地域の特性を踏まえた事例や課題を盛り込むことで、より実践的で現場に即した講座を提供できる。これにより、画一的なデジタル教育ではなく、地域ごとの特色を活かした教育DXの推進が可能となる。
③ 高等教育機関の地域貢献
文部科学省は、大学に地域社会への貢献を強く求めている。このe-Learning講座は、大学が保有する知的な資産を教育現場に提供し、教員研修という形で直接的に地域教育の質向上に貢献する好事例である。
2. 教員免許状上進講習としての効果
教員免許状上進は、教員が最新の教育動向や専門知識を学び、指導力の維持・向上を図るための重要な制度である。この講座が教員免許状上進の単位として認定されることは、以下の点で大きな効果をもたらす。
① 教員研修機会の拡充と利便性の向上
e-Learning形式の講座は、地理的な制約や多忙な教員のスケジュールに対応し、研修機会を大幅に拡充する。特に、地理的に離島が多く、研修機会が限られがちな地域にとって、時間や場所を選ばずに学べるe-Learningは非常に有効である。これにより、すべての教員が公平に質の高い研修を受けられる環境が整備される。
② 教育DXに関する専門的知識の普及
教員免許状上進は、すべての教員に受講が期待されている。この講座が認定されることで、教育DXに関する専門的な知識やスキルが、特定の意欲の高い教員だけでなく、すべての教員に広く普及する機会となる。文部科学省が目指す「誰一人取り残さない学び」の実現には、教員のデジタル活用能力の底上げが不可欠であり、本講座はその基盤を築く上で重要な役割を果たす。
③ 研修内容の高度化と実践性
e-Learning講座は、動画、シミュレーション、オンラインディスカッションなど、多様な学習コンテンツを盛り込むことが可能である。これにより、一方的な知識伝達に留まらず、より能動的で実践的な学びを提供できる。また、全国の専門家が作成したコンテンツは、現場での実践に直結する内容が多く、教員の指導力向上に直接的に貢献する。
3. 教育委員会との連携の意義
教育委員会との連携は、この取り組みの地域社会へのインパクトを最大化する。
① 地域課題の解決に向けた協働
地域の教育委員会は、地理的要因から教育における情報格差が課題となることがある。このe-Learning講座は、地理的制約を乗り越え、県内すべての教員に質の高い研修機会を提供できる。これは、文部科学省が推進する「地域の特色を活かした教育」と「デジタルを活用した教育格差の是正」の両方を具現化するものである。
② 成功事例の全国展開
地方大学と教育委員会が連携して、全国の専門家の知見を活用し、教員研修を高度化するというモデルは、他の地域にとっても大きな参考になる。文部科学省は、このような成功事例を全国に共有することで、教育DXの取り組みをさらに加速させることができる。この事例は、他の地域大学や教育委員会に新たな連携の可能性を示唆する。
これらの取り組みは、地方の小規模大学が、その強みである地域への密着性を活かしつつ、全国の専門家と連携して教育の課題解決に貢献する新しいモデルを示している。
このモデルは単なるIT導入を超えた、教員の専門性向上、教育の質的向上、そして地域社会の活性化に資する重要な教育改革の一環と捉えられる。
地方大学が持つネットワークと知を最大限に活用し、教員研修のデジタル化と高度化を両立させる本プロジェクトは、日本の教育の未来を切り拓く先駆的な試みと言える。
イメージ図
令和7年度 教育DX研修講座【予定】
講座名:教育DX時代における新たな学び【学校DX戦略コーディネータ概論【Ⅰ】】
目 的:子供たち一人一人に個別最適化され,創造性を育む学びとは何か,その実現のためのこれらの教育のDX時代における“新たな学び”とはどのような学びで,従来の学びとどのように異なるのかについて考える。
| 期日 | テーマ | 講師【予定】 | |
| 第1回 | 月 日 | ・学校DX戦略コーディネータとは
・教育DX時代における新たな学び ・21世紀に求められる学力と学習環境 ・主体的・対話的な深い学びの実現 |
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| 第2回 | 月 日 | ・学習目標とその明確化
・学習目標のデザイン ・教えて考えさせる授業の展開 ・協働的な学びのデザイン |
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| 第3回 | 月 日 | ・「教えないで学べる」という新たな学び
・遠隔授業のデザイン手法 ・自律的なオンライン授業の分析と設計 ・新たな学びと教育リソース |
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| 第4回 | 月 日 | ・教育活動をデジタルアーカイブする
・思考力を高めるための学習プロセスの反応分析 ・高大連携による地域課題探究型学習 ・「教える」から「学ぶ」への変革 |
講座は、講義(1時間)とワークショップ(1時間)の組み合わせた講座
修了証明:遠隔教育特講(2単位)単位習得証明書並びに学校DX戦略コーディネータ概論【Ⅰ】の履修証明書
令和8年度 教育DX研修講座【予定】
講座名:学校DX戦略の策定と展望 【学校DX戦略コーディネータ概論【Ⅱ】】
目 的:学校DXは、デジタル技術を利用して教育と学校の運営を改革し、効率的で効果的な学習環境を提供する取り組みである。これにより、教育のデジタル化が進み、生徒がオンラインで個別化された学習を行うことが可能になる。ここでは、効率的で効果的な学習環境を提供する取り組みについて複眼的に考える。
| 期日 | テーマ | 講師 | |
| 第1回 | 月 日 | ・学校DXとは何か
・学校DXの基本概念 ・教育テクノロジーのトレンドと展望 ・デジタル教育プラットフォームの導入 |
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| 第2回 | 月 日 | ・教育データとその活用
・デジタルリテラシーと教育 ・教育のカスタマイズと個別化 ・デジタルコンテンツの制作と活用 |
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| 第3回 | 月 日 | ・オンライン教育とテレワーキング
・デジタルセキュリティとプライバシー ・教育ICTのインフラ整備 ・デジタル教育の評価と効果検証 |
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| 第4回 | 月 日 | ・イノベーションとチェンジマネジメント
・プロジェクトマネジメントとリーダーシップ ・デジタル教育とELSI ・学校DX戦略の策定と展望 |
講座:講義(1時間)とワークショップ(1時間)の組み合わせた講座、()内は特別講師案
修了証明:遠隔教育特講(2単位)単位習得証明書並びに学校DX戦略コーディネータ概論【Ⅰ】の履修証明書
資料

























































































































































































