アーカイブ年: 2020
沖縄修学旅行おぅらいデジタル・アーカイブ
NEW「沖縄おぅらい」WEBが新しくなりました!!
「沖縄修学旅行おぅらい」では、収集した素材の中から「沖縄の伝統文化」の紹介動画の公開をしています。
http://ohraigwu.com/okinawa/move/
どれも沖縄の伝統文化を代表するものです。ぜひご覧ください。
なお、Webページ「沖縄修学旅行おぅらい」の「6.沖縄の伝統文化」の各ページからもご覧いただけます。
http://dac.gijodai.ac.jp/ohrai/hp/chapter_6/6-02_buyoh.htm
【講義】教育メディア特講
Ⅰ はじめに
メディア(Media)とは、mediumの複数形でラテン語が起源である。このmediumは、中間とか媒体という意味であるため、一般に情報の記録、伝達、保管などに用いられる媒体や装置のことの他に、コミュニケーション媒体や情報媒体等と訳されることもある。このためにメディアを、「記録・保管のための媒体」と「コミュニケーションのための媒体」とに大別することができるが、両者には重なりがある。例えばCD、手紙、電話、テレビなどは音楽、文章、声や映像などの情報を伝達するのに用いられるが、コミュニケーションの媒介としても存在しているように複合メディアとしてとらえている。そのために、情報がある人から別の人へ伝達される際には、多くはその間に何らかのメディアが介在している。メディア教育は、「メディア作品の分析と制作を通じ、批判力および創造力を体系的に発達させる教育」と「メディアそのものを教育の内容とし、メディアについての理解とその能力の育成を目指す。」の二つの解釈がある。このメディア教育は、近年「メディアリテラシー」として、情報教育の中でも多く用いられるようになった。
Ⅱ 授業の目的・ねらい
教育におけるメディアの発達、効果研究を概観し、メディアのもたらす学習環境と学習コミュニティの形成、教育コミュニケーションにおける教育情報表現について学び、教育用コンテンツの制作、流通、教材の設計と評価、メディアと著作権の問題に言及する。一方、新しい情報表現としての仮想空間の教育的効果、e-Learningなど新しい遠隔教育システムについても学習する。
Ⅲ 授業の教育目標
教育におけるメディアの発達、効果研究を概観し、メディアのもたらす学習環境と学習コミュニティの形成、教育コミュニケーションにおける教育情報表現について学び、教育用コンテンツの制作、流通、教材の設計と評価、メディアと著作権の問題に言及する。一方、新しい情報表現としての仮想空間の教育的効果、教育メディアを用いた新しい子どものための文化システムについても学習する。
(1)教育における文化情報メディアの役割・機能について学び、教育環境、学習環境を構成するメディア技術を体系的に理解する。
(2)学習資源とメディア教材を概観し、メディアのもたらす学習環境と学習コミュニティの形成、教育コミュニケーションにおける教育情報表現について学ぶ。
(3)e-Learningをベースにした個人の学習環境、文化情報メディアによる新しい学校環境などに関する基本知識を習得する。
(4)メディアと著作権について、個人情報と情報セキュリティとともに理解する。
(5)新しい情報表現としての仮想空間の教育的効果、教育メディアを用いた新しい子供のための文化システムについても学習する。
テーマ1 メディアと情報
1.何を学ぶか
小中高校などの初等教育での情報教育の重要性は、以前からも認識されており、「ミレミアム・プロジェクト」などの国の政策や民間の支援などが行なわれてきた。これらの情報教育の変遷と「教育の情報化」の目的を理解する。
2.学習到達目標
①「情報教育」と「教育の情報化」の違いについて論述できる。
② 教育における情報化政策について説明できる。
3.研究課題
① 高校まででかなりの情報教育が行なわれるようになると、大学ではどのような情報教育をする(大学生にはどのような知識能力が求められる)べきか。
② 大学での授業の方法や大学の情報化について、学生の立場から期待することを列挙すること。
③ インターネットの特徴とメディアとしてのインターネットの可能性を述べよ。
④ メディアにおけるアナログとデジタルの特徴と、社会全体がデジタル化されていく理由について述べよ。
テーマ2 メディア教育と教材
1.何を学ぶか
メディア教育は、「メディア作品の分析と制作を通じ、批判力および創造力を体系的に発達させる教育」と「メディアそのものを教育の内容とし、メディアについての理解とその能力の育成を目指す。」の二つの解釈がある。このメディア教育は、近年「メディアリテラシー」として、情報教育の中でも多く用いられるようになった。ここでは、メディア教育についてメディア比較研究につ
いて理解する。
2.学習到達目標
① メディア比較研究の歴史的な経緯について説明できる。
② 視聴覚教育におけるメディアの役割について考察できる。
3.研究課題
① 視聴覚教材の特性を具体的な例を挙げて述べなさい。
② 自作教材を作成する意義について例を挙げて述べなさい。
テーマ3 学習資源とメディア教材
1.何を学ぶか
今後、高度に情報化された社会を実現していくに当たり、効果的な人材育成を行なうための基盤作りが最重要課題であり、学校教育・社会人教育の情報化のために必要なコンテンツを流通させるとともに、先進的なプラットフォーム等を開発・提供することが求められている。また、学習指導要領においては、インターネットの検索機能やITを活用した「調べ学習」等を通じ、学校内に留ま
ることなく地域社会や経済社会、さらには世界中のコンテンツを利用した自らの好奇心に基づいた創造的な学習形態を確立していくことが求められているが、地域社会や産業活動等を紹介する学校向けのコンテンツは非常に不足しており、また、地域社会や企業等から学校への貢献についても充分に行われていないのが現状である。従来実施されてきたITを活用した授業実践を含む事業にお
いては、授業実践事例の共有が効率良く行なえず、ITを活用した授業を実践する人材の育成が遅れている。ここでは、これらの学習資源とメディア教材について具体的な事例を元に考察する。
2.学習到達目標
① メディアの特性を教材に生かしているかを評価できること。
② メディア教材を評価して、学習活動で活用できる。
3.研究課題
① 地域資料教材を使った授業を計画しなさい。
② 静止画教材と動画教材を使った授業を計画しなさい。
テーマ4 e-Learningと学習
1.何を学ぶか
e-Learningとは、情報技術であるコミュニケーション・ネットワークなどを活用した主体的な学習である。コンテンツは学習目的にしたがって編集され、学習者とコンテンツ提供者との間に必要に応じてインタラクティブ性が確保されている。このインタラクティブ性とは、学習者が自らの意志で参加する機会が与えられ、人またはコンピュータから学習を進めていくうえでの適切なインス
トラクションが適時与えられることを指す。このe-Learningによる学習支援の方法とその実践について理解すると共に、Webのアクセスビリティについて理解する。
2.学習到達目標
① e-Learningによる学習支援の方法について説明でき、実践して、学習活動で活用できる。
② ウェブ・アクセシビリティについて理解したWeb教材を構築できる。
3.研究課題
① 総務省「ウェブ・アクセシビリティ実証実験」の結果報告を読み、高齢者や障害者がどのようなことで戸惑うか、それを解決するにはどのようなことに留意する必要があるかを調べなさい。
② 目隠しをしてWebページを閲覧しなさい。他の人に読み上げてもらったり、ガイドしてもらったりして、①を実感して報告しなさい。自分が作成公開しているページ(それがなければ地方自治体のページ)を対象にする。
③ インターネットでは、アクセシビリティに考慮したHTMLの書き方などを説明したサイトが多くあります。そのうち、推奨するサイトとその特徴を報告しなさい。
④ ユーザビリティやアクセシビリティの観点から、Webページを評価してランキングした結果を掲載しているページを探しなさい。特に、その評価項目として何を用いているかを調べなさい。
テーマ5 メディアと著作権
1.何を学ぶか
文化の発展のためには、著作をした人の権利を保証することにより、著作をすることを支援すること、他人の著作を円滑に利用できるようにすることが必要である。それを法律にしたのが著作権法である。ここでは、これらの著作権についての概念を理解するとともに、プライバシーや個人情報・セキュリティについて理解する。
2.学習到達目標
① 著作権について理解し、教育における著作権の扱いについて論述できる。
② プライバシーや個人情報・セキュリティについて理解し、教育における課題を考察できる。
3.研究課題
① 個人情報を入力させているサイトを1つ例にとり、入力項目のうち、このサイトを利用するために必要な項目、不必要な項目を分けて列挙し、そう考えて理由を述べよ。
② 個人情報を入力させているいくつかのサイトについて、個人情報保護に関するページがどのように記載されているかを確認せよ。
③ インターネットの検索エンジンなどにより、個人情報漏洩の事例をいくつか探し、それが本文の「個人情報取扱事業者の義務等」でのどれが不十分だったことにより発生したのかを示せ。
④ 経済産業省「個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象としたガイドラインの策定」平成16年6月では、いろいろと事例が掲載されている。これを読んで、興味を持った事例をいくつかあげて、どうしてそれが個人情報あるいは個人情報データベース等であるのか、そうでないのかの理由を述べよ。
(http://www.meti.go.jp/feedback/downloadfiles/i40615hj.pdf)
⑤Webで「コンピュータ不正アクセス対策基準」のシステムユーザ基準の個所を調べ、あなたが「なぜこれが必要なのか」と思う事項があれば、それを列挙して、みんなで考えよ。
⑥あなたが不正アクセス対策の提案をしたところ、A氏からは「当社には他人のほしがるような情報はないので、不正アクセスがあってもかまわない」、B氏からは「どんなに対策をしても、優秀なハッカーにはかなわないので、やるだけ無駄だ」といわれた。あなたはこれらの意見にどう反論するか。
テーマ6 ネットワーク社会
1.何を学ぶか
世の中がネットワーク社会にシフトしている。社会教育においてもその影の部分における問題として、デジタル・デバイド(情報格差)が問題となり、平成12年7月22日の沖縄で行われたサミットにおける「グローバルな情報社会に関する沖縄憲章」においても、この問題を取り上げられている。ここでは高度情報通信ネットワーク社会の特徴と参画する態度について理解する。
2.学習到達目標
① ネットワーク社会の特徴を論述できる。
② ネットワーク社会に参画するということはどういうことであるのか理解できる。
3.研究課題
① ネットワーク社会の特徴と参画するために必要なことを論述する。
Ⅳ レポート課題
課題1 メディアの特性を、紙、インターネット(通信)、体験や活動に分けて説明しなさい。(A4用紙1枚程度)
課題2 学校における著作権問題を調べて、課題について説明しなさい。(A4用紙1枚程度)
Ⅴ アドバイス
課題1解説 ・これからの教室の学習環境には、様々なメディア機器(電子黒板、1人1台のタブレットPC等)が導入されてくる。そこで、様々なメディア(紙・通信・体験)についての特性を調べて、課題を整理する。
課題2解説 ・著作権問題について、学校における具体的な事例を調べ、問題点を整理し、ネットワーク社会における学校教育の課題を整理する。
評価の観点(ルーブリック)
Ⅵ 科目修得試験:レポート試験
Ⅶ テキスト
久世均著 『教育メディア特講』 岐阜女子大学、2008
教育メディア特講テキスト
教育メディア特講(資料付き)
教育メディア特講(科目別ガイドブック)評価ルーブリック
Ⅷ 参考文献
吉田喜彦著 『Webデザイン』 実教出版、2006
長尾真著 『マルチメディア情報学の基礎』 岩波書店、1999
M.マクルーハン著 『マクルーハン理論』 平凡社ライブラリー、2005
後藤忠彦著 『デジタル・アーカイブ要覧』 教育評論社、2007
評価の観点(ルーブリック)
課題1 メディアの特性を、紙、インターネット(通信)、体験や活動に分けて説明しなさい。(A4用紙1枚程度)
・これからの教室の学習環境には、様々なメディア機器(電子黒板、1人1台のタブレットPC等)が導入されてくる。そこで、様々なメディア(紙・通信・体験)についての特性を調べて、課題を整理する。
不可 | 可 | 良 | 優 | 秀 |
○メディアの特性について概要を述べている
|
○メディアの特性について概要を述べている
○4つのメディアに分けてメディアの特性を表現している。 |
○メディアの特性について概要を述べている
○4つのメディアに分けてメディアの特性を表現している。 ・○4つのメディアに分けてメディアの特性を具体的な例を上げて調べている。 |
○メディアの特性について概要を述べている
○4つのメディアに分けてメディアの特性を表現している。 ・○4つのメディアに分けてメディアの特性を具体的な例を上げて調べている。 ○4つのメディアに分けてメディアの特性を具体的な例を上げて調べて、自分なりにまとめて述べている。
|
○メディアの特性について概要を述べている
○4つのメディアに分けてメディアの特性を表現している。 ・○4つのメディアに分けてメディアの特性を具体的な例を上げて調べている。 ○4つのメディアに分けてメディアの特性を具体的な例を上げて調べて、自分なりにまとめて述べている。 ○新しいICTの学習環境と対応して、4つのメディアをどのように組み合わせると教育効果があると述べている。 |
課題2 学校における著作権問題を調べて、課題について説明しなさい。(A4用紙1枚程度)
・著作権問題について、学校における具体的な事例を調べ、問題点を整理し、ネットワーク社会における学校教育の課題を整理する。
不可 | 可 | 良 | 優 | 秀 |
○著作権法について記述してある。
|
○著作権法について記述してある。
○著作権法35条についてまとめている。 |
○著作権法について記述してある。
○著作権法35条についてまとめている。 ○著作権法35条における課題について記述されている。
|
○著作権法について記述してある。
○著作権法35条についてまとめている。 ○著作権法35条における課題について記述されている。 ○著作権法35条について、学校における著作権の課題を整理して、具体的な例を上げて記述している。 |
○著作権法について記述してある。
○著作権法35条についてまとめている。 ○著作権法35条における課題について記述されている。 ○著作権法35条について、学校における著作権の課題を整理して、具体的な例を上げて記述している。 ○著作権法35条を引き合いに出して、授業でデジタル教材を活用する場合に課題を整理している。 ○著作権法の課題と今後の方向について記述している。 |
【授業】デジタルアーカイブ特講Ⅱ
Ⅰ はじめに
デジタルアーカイブは,さまざまな分野で必要とされる資料を記録・保存・発信・評価する重要なプロセスである.このデジタルアーカイブは,わが国の知識基盤社会を支えるものであり,デジタルアーカイブ学会でも,デジタルアーカイブ立国に向けて「デジタルアーカイブ基盤基本法(仮称)」などの法整備への政策提言を積極的に行っている.今後,知識基盤社会おいてデジタルアーカイブについて責任をもって実践できる専門職であるデジタルアーキビストが必要とされている.ここでは,デジタルアーキビストの学術的な基礎として,デジタルアーカイブに関する歴史から我が国の動向並びにデジタルアーカイブの課題を学ぶ.また,この内容は,今後の学修におけるデジタルアーキビストの学びの地図となる.
Ⅱ 授業の目的・ねらい
・この授業は全15講に分かれて論述している.各講における参考文献並びに関連情報は,横のQRコードで示してある.各講においてこれらの参考文献などを読み込んで発展的な学修ができるように構成されている.
・各講の最後に研究課題が設定されており,個別で学修する場合にも,集団で学修する場合においても学修を深めるために主体的に研究課題を考えることが重要である.
・解が見えない地域課題を主体的に探求し,深化させ課題の本質を探り実践的な解決方法を導き出すための手法を研究する.
Ⅲ 授業の教育目標
・日本の目指す知識基盤社会を支えるのはデジタルアーカイブといっても過言ではありません.初期の文化遺産を中心とした展示やウェブ公開など提示中心から,いかに社会の全領域で知的生産やナレッジマネジメントに活用できるインターフェイス,横断的ネットワークなどの環境を確保するかの段階に入ったといえます.
・ここでは,15のテーマに基づいて,それぞれのテーマの中に研究課題を設定し,また,各講に学修到達目標を設定し,個々に学修の到達を確認することができる.
第1講 デジタルアーカイブの歴史とその課題
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
デジタルアーカイブの日本にける歴史と本学のデジタルアーカイブの変遷を比較しながら,どのような点が明らかになり,新たにどのような課題が創出されたのかについて考える.
2.学修到達目標
・デジタルアーカイブの歴史について説明できる.
・知識基盤社会におけるデジタルアーカイブの必要性について事例をあげて説明できる.
3.研究課題
・デジタルアーカイブの歴史をまとめて,何が変化して何が課題になっているかを話し合ってみなさい.
4.プレゼン資料
デジタルアーカイブ特講(第1講)
5.映像
6.資料
デジタルアーカイブ年表(岐阜女子大学)
第2講 デジタルアーカイブプロセス
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
2000年代における第1次のデジタルアーカイブブームの現在の状況を見て,第1次のデジタルアーカイブブーム(デジタルアーカイブ1.0)のプロセスから何が問題で,今後何をどのように改善することが持続可能なデジタルアーカイブ(デジタルアーカイブ2.0)を開発するために必要であるかについて考える.
2.学修到達目標
・「Wonder沖縄」におけるWeb用コンテンツがなぜ消滅したかについて説明できる.
3.研究課題
・「Wonder沖縄」のアーカイブプロセスでは何が足りなかったのか.どうすれば持続可能になったのかを考えなさい.
4.プレゼン資料
デジタルアーカイブ特講(第2講)
5.映像
第3講 知のデジタルアーカイブ
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
知のデジタルアーカイブに関する研究会により知のデジタルアーカイブ ―社会の知識インフラの拡充に向けて―(2012年3月30日)という提言がされ,システム(技術),人材育成,災害の3テーマに焦点を当てたグループを構成して議論を行った.こうした議論から,デジタルアーカイブのための技術,知識,ノウハウの共有の重要性,デジタル・ネットワーク社会に適合したデジタルアーカイブ連携の必要性について考える.
2.学修到達目標
・知のデジタルアーカイブの提言について説明できる.
・MLA連携などデジタルアーカイブの連携の必要性について説明できる.
3.研究課題
・知のデジタルアーカイブの提言を受けて博物館・図書館・公文書館の現状と課題について論述しなさい.
4.プレゼン資料
デジタルアーカイブ特講(第3講)
5.映像
6.資料
知のデジタルアーカイブ
第4講 デジタルアーカイブの構築・連携のためのガイドライン
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
デジタルアーカイブの構築・連携のためのガイドライン(2012年3月26日)が総務省から提言されている.ここでは,図書・出版物,公文書,美術品・博物品,歴史資料等公共的な知 的資産の総デジタル化を進め,インターネット上で電子情報として共有・利用できる仕組みを 構築し,知の地域づくりを推進するため,地域の知の記録組織で活用することを提言している.ここでは,インターネット上で電子情報として共有・利用できる仕組みを 構築し,知の地域づくりを推進することを考える.
2.学修到達目標
・知の地域づくりの推進するために必要なことは何かを説明できる.
・デジタルアーカイブの構築・連携において大切なことを説明できる.
3.研究課題
・デジタルアーカイブの構築・連携のためのガイドラインをよく読んで,それぞれの組織のデジタルアーカイブ構築・連携の手引きを完成しなさい.
4.プレゼン資料
デジタルアーカイブ特講(第4講)
5.映像
6.資料
デジタルアーカイブの構築・連携のためのガイドライン
第5講 知の増殖型サイクルの情報処理システムの構成
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
デジタルアーカイブのプロセスとして,知的創造サイクルをデジタルアーカイブに当てはめた知の増殖型サイクルを開発した.ここではこのシステムについて理解する.このためには,知の増殖型サイクルにおけるデータ分析・解析・加工処理システムなどのスキルやその考え方を知る必要がある.ここでは,これらのデータ処理における留意事項について解説する.
2.学修到達目標
・デジタルアーカイブのプロセスとして,知的創造サイクルをデジタルアーカイブに当てはめた知の増殖型サイクルについて説明できる.
3.研究課題
・知の増殖型サイクルにおけるメタデータの項目を作成してみなさい.なお,その際にDublin Core(ダブリン・コア)に配慮すること.
4.プレゼン資料
デジタルアーカイブ特講(第5講)
5.映像
第6講 知の増殖型サイクルの知的処理と流通システム
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
デジタルアーカイブにおける知の増殖型サイクルの構成は,資料の保管,検索,分析処理とその結果の利用という閉じたサイクルとして成立つものである.そのためには,利用の計画,活用,評価の面のみではなく,知の増殖型サイクルで最も重要なデジタルアーカイブの保管,メタデータ,検索,抽出,提示,分析,解析処理についても研究する必要がある.また,このデジタルアーカイブを用いた知の増殖型サイクルでは,利用目的に対し,いかに適した資料を検索し,分析・解析・加工処理して提供できるかが重要である.ここでは,知の増殖型サイクルが何回もサイクルを繰り返すことにより,新しい知が各サイクルに追加され,より精度の良いデータの利用が可能になる.ここでは,いかに適した資料を検索し,分析・解析・加工処理して提供できるかという視点から,横断検索やサイクル処理を支えるメタデータ,また,知的処理に対応した著作権,プライバシーの問題及び検索結果の選定・提供における課題を考える.
2.学修到達目標
・デジタルアーカイブにおける知の増殖型サイクルの構成を説明できる.
3.研究課題
・「沖縄おぅらい」における知の増殖型サイクルはどのように構成されるか述べなさい.
・沖縄の学力向上における知の増殖型サイクルとは,どのようなサイクルになるか論じなさい.(参考:沖縄における教育資料デジタルアーカイブを活用した学力向上について)
4.プレゼン資料
デジタルアーカイブ特講(第6講)
5.映像
第7講 知の増殖型サイクルを支えるメタデータの構成
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
知の増殖型サイクルでは,新たな知を創造することが重要であり,また,その新たな知をデジタルアーカイブする閉じたサイクルである.そのために,新たにメタデータをその新たな地に対応した項目を追加し,ここでダイナミックなメタデータを提案する.
2.学修到達目標
・地域資源のメタデータの構成について説明できる.
3.研究課題
・地域資源のデジタルアーカイブのメタ情報の項目を考えてみなさい.そのうえで,それらの項目がなぜ必要なのか利用を考えて論述しなさい.
4.プレゼン資料
デジタルアーカイブ特講(第7講)
5.映像
第8講 我が国におけるデジタルアーカイブ推進の方向性
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
平成 29 年4月に「我が国におけるデジタルアーカイブ推進の方向性」がデジタルアーカイブの連携に関する 関係省庁等連絡会・実務者協議会より提言された.この新たな提言で新たに追加されたデジタルアーカイブの考え方について考える.
2.学修到達目標
・デジタルアーカイブ社会について説明できる.
・オープンなデジタルコンテンツの必要性について具体例を挙げて説明できる.
3.研究課題
・デジタルコンテンツのオープン化と著作権はどうしても利害が衝突する.デジタルアーカイブ社会においてオープンデータ化はなぜ必要で,そのために著作権をどのように改正する必要があるかについて論述しなさい.
4.プレゼン資料
デジタルアーカイブ特講(第8講)
5.映像
6.資料
我が国におけるデジタルアーカイブ推進の方向性
第9講 デジタルアーカイブの構築・共有・活用ガイドライン
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
平成29年4月に「デジタルアーカイブの構築・共有・活用ガイドライン」がデジタルアーカイブの連携に関する 関係省庁等連絡会・実務者協議会にてまとめられた.ここでは,博物館・美術館,図書館,文書館といった文化的施設に加えて,大学・研究機関,企業,市民団体,官公庁・地方公共団体などの有形・無形の様々なコンテンツを保有する機関・団体等を対象に,業務にもサービスにも役立つデジタル情報資源の整備・運用方法について報告している.ここでは,各機関におけるデジタルアーカイブの構築・共有・活用について考える.
2.学修到達目標
・デジタルアーカイブの構築・提供ついて説明できる.
・アーカイブ機関が無理なくデータを整備・共有・連携できる共通基盤(プラットフォーム)の構築について,その機能を具体的に説明できる.
3.研究課題
・活用する場合は,メタデータを共有することで,様々なアプリの提供,付加価値の追加等を通じて,活用を行い,その成果物を保存・共有領域に還元し,再資源化することも期待されると報告されている.そのためには,具体的に何をすることが必要になるか述べよ.
4.プレゼン資料
デジタルアーカイブ特講(第9講)
5.映像
6.資料
デジタルアーカイブジャパン推進委員会及び実務者検討委員会
3か年総括報告書 我が国が目指すデジタルアーカイブ社会の実現に向けて
第10講 知的財産推進計画に見るデジタルアーカイブ
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
知的財産戦略本部より知的財産推進計画2017(2017年5月)が発表され,そこには,「我が国の知や文化資源を結集し,世界中に発信しながら新たな価値創造につなげることができるデジタルアーカイブの構築とその利活用について,計画的に推進していくことが必要である」と,デジタルアーカイブに関する記述が増加していることを見ることができる.知的財産推進計画の目的と今後の方向性について考える.
2.学修到達目標
・知的財産推進計画を理解し説明できる.
・新たな価値創造とデジタルアーカイブの構築について具体例を出して説明できる.
3.研究課題
・知的財産推進計画とデジタルアーカイブとの関係を明確にして,知的財産計画の目的について論述しなさい.
4.プレゼン資料
デジタルアーカイブ特講(第10講)
5.映像
6.資料
知的財産推進計画
第11講 地域資源デジタルアーカイブによる知の拠点の形成
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
知識基盤社会においてデジタルアーカイブを有効的に活用し,新たな知を創造するという本学独自の「知の増殖型サイクル」の手法により,地域課題に実践的な解決方法を確立するために,地域に開かれた地域資源デジタルアーカイブによる知の拠点形成をする.このことにより,地域課題に主体的に取り組む人材を養成する大学として,伝統文化産業の振興と新たな観光資源の発掘並びにデジタルアーカイブ研究による地方創成イノベーションの創出を行う.
2.学修到達目標
・デジタルアーカイブと地域課題解決について説明できる.
・地方創成イノベーションの創出について具体的に説明できる.
3.研究課題
・飛騨高山匠の技デジタルアーカイブにより,地域の文化産業を振興するための方策を3つ挙げて論述しなさい.
4.プレゼン資料
デジタルアーカイブ特講(第11講)
5.映像
6.資料
地域資源デジタルアーカイブによる知の拠点の形成
第12講 知の拠点形成のための基盤整備
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
知識基盤社会においてデジタルアーカイブを有効的に活用し,新たな知を創造するという岐阜女子大学独自の「知の増殖型サイクル」の手法により,地域課題に実践的な解決方法を確立するために,地域に開かれた地域資源デジタルアーカイブによる知の拠点形成のための基盤整備が必要となる.このことにより,地方創成イノベーションの実現と伝統文化産業の振興並びに新たな観光資源の発掘を行うことができることを考える.
2.学修到達目標
・知識基盤社会とデジタルアーカイブの関係について説明できる.
・知識循環型社会について具体的に説明できる.
・地域課題の解決とデジタルアーカイブについて説明できる.
3.研究課題
・大学が地域の知の拠点形成のための基盤整備に必要な要素は何か論述しなさい.
4.プレゼン資料
デジタルアーカイブ特講(第12講)
5.映像
6.資料
地域資源デジタルアーカイブによる知の拠点の形成
第13講 デジタルアーカイブにおける新たな評価法
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
20017年10月,Europeanaより評価方法の新規開発プロジェクトの成果物として“Impact Playbook: For Museums, Libraries, Archives and Galleries”(以下プレイブック)の第一部が公開された.プレイブックは「インパクト評価」を実施するための手順・方法をまとめた一種のガイドラインであり,Europeanaだけでなく,その参加機関である欧州各域の図書館・博物館・公文書館・ギャラリー等が各々のデジタルアーカイブ関連事業の持つ多様な価値を各々の見方で評価し,かつその評価結果を他者と共有できるようにするための「共通言語」としての役割を果たすという.筑波大学大学院図書館情報メディア研究科・西川開氏によると,インパクト評価はもともと環境分野で発達した評価方法であると言われており,その後公衆衛生や社会福祉事業などの諸領域にも普及・発展してきた.近年では公的助成金の減額等を背景として図書館を始めとする文化機関においても自組織の持続可能な発展に資する手段として注目を集めている.
2.学修到達目標
・新たな評価法であるインパクト評価について具体的に説明できる.
3.研究課題
・デジタルアーカイブの新しい評価について論述しなさい.
4.プレゼン資料
デジタルアーカイブ特講(第13講)
5.映像
第14講 デジタルアーカイブを活用した地域課題の解決手法
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
飛騨高山匠の技の歴史は古く,古代の律令制度下では,匠丁(木工技術者)として徴用され,多くの神社仏閣の建立に関わり,平城京・平安京の造営においても活躍したと伝えられている.しかし,現在の匠の技術や製品についても,これら伝統文化産業における後継者の問題や海外への展開,地域アイデンティティの復活など匠の技を取り巻く解が見えない課題が山積している.ここでは,知識基盤社会におけるデジタルアーカイブを有効的に活用し,新たな知を創造するという本学独自の「知の増殖型サイクル」の手法により,これらの地域課題に実践的な解決方法を確立するために,「知的創造サイクル」をデジタルアーカイブに応用して飛騨高山の匠の技に関する総合的な地域文化の創造を進めるデジタルアーカイブの新たな評価指標ついて考える.
2.学修到達目標
・「知の増殖型サイクル」の手法による地域課題に実践的な解決方法を確立することについて説明できる.
3.研究課題
・住民R(Resident)-地域資源L(Local Resources)認知度診断表から何がわかるか論述してみなさい.
4.プレゼン資料
デジタルアーカイブ特講(第14講)
5.映像
第15講 首里城の復元とデジタルアーカイブの可能性
久世 均(岐阜女子大学・教授)
1.何を学ぶか
鎌倉芳太郎は沖縄で撮影したガラス乾板を自身の避難先である防空壕で保管していたという.これら保存されていた資料が,首里城復元において大きな役割を果たしたという事実は,「知の増殖型サイクル」の考え方に当てはめることができる.首里城復元の際に利用された鎌倉資料は原資料であり,デジタルアーカイブではない.しかし,「知の増殖型サイクル」に適応することで,これからのデジタルアーカイブの在り方が見えてくる.
2.学修到達目標
・鎌倉芳太郎と首里城復元の過程で説明できる.
・デジタルアーカイブという視点から鎌倉芳太郎資料集について説明できる.
3.研究課題
・首里城の復元に鎌倉芳太郎の資料が重要であったかについてデジタルアーカイブの視点で論述しなさい.
4.プレゼン資料
デジタルアーカイブ特講(第15講)
5.映像
資料
Ⅳ 課題
課題1 テーマ1からテーマ8の中で,興味を持った研究課題についてさらに詳しく調べA4用紙1ページにまとめよ.
課題2 テーマ9からテーマ15の中で,興味を持った研究課題についてさらに詳しく調べA4用紙1ページにまとめてよ.
Ⅴ アドバイス
課題1解説 テキスト並びに参考文献を参考に論述しなさい.
課題2解説 テキスト並びに参考文献を参考に論述しなさい.
Ⅶ テキスト
1.学修ガイドブック
デジタルアーカイブ特講Ⅱガイドブック
久世均著:情報の管理と流通 岐阜女子大学 2020
1.表紙&奥付
2.目次
3.デジタルアーカイブ特講
4.デジタルアーカイブ特講Ⅱテキスト
年表
4.年表
Ⅷ タキソノミーテーブル(教育目標の分類体系:タキソノミー)
タキソノミーテーブル(教育目標の分類体系:タキソノミー)情報の管理と流通
映像資料
資料
特別講演「首里城の復元と沖縄の文化」
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市民キュレーション講座案内2021-0107
公文書利用・地域学講座
コーディネータ試験申込書(長野大学)
【リンク】Web版飛騨高山匠の技デジタルアーカイブ
飛騨高山は遥か昔から山々に囲まれた地であるため、古来より木工が盛んな場所として伝わっています。「飛騨の匠」とも呼ばれるこの地域の木工技師は、優れた技能を持っているとして、古くから語り継がれています。
その最たる例として、奈良時代には律令国家の時代にはその匠の技術を買われ、飛騨国のみが課せられた「匠丁」という税が挙げられます。これは、米や布を納める税を免除する代わりに、寺社仏閣を建てるための人員を飛彈国から出すように、というものでした。
また、日本最古の歌集である、万葉集にも飛騨の匠が出てくる歌があります。
かにかくに 物は思はじ 飛彈人の 打つ黒縄の ただ一道に(11巻2648)
(現代語訳:あれこれと浮気はしません、飛彈の匠が打つ黒縄が一直線であるように、一筋に道を行きます)
この歌は、飛騨の匠が黒縄で付けた真っ直ぐな線と、作者の真っ直ぐな恋心をかけたものとなっています。このように、飛騨の匠は真っ直ぐな線を引ける腕の良い職人だと、都の人々も考えていたようです。
飛騨の匠の技術は、今日まで受け継がれています。
例えば飛騨の伝統工芸品である飛騨春慶塗りや一位一刀彫などは、国の伝統工芸品に指定されていて、今でも高品質の製品として取引されています。
また、江戸時代の職人の技術が生きる高山祭の屋台は、国の重要民俗文化財に指定され、祭りは例年観光客で賑わっています。
他にも「飛騨の家具」はブランド化し、日本だけでなく海外でも人気を博すほどとなっています。
このホームページでは、それらの飛騨の匠の技術の一部を紹介するため、制作されたものです。
【リンク】社会科デジタル教材
石嶺町は、首里東部に位置し、北は浦添市、東は西原町に接する広大な高台にあります。西原間切の村であったが、大正9年、首里区に編入され、大正末期に町となりました。
もとは平坦で水利がよく水田が多い地域でした。首里編入後は、サトウキビ、野菜作りがさかんで黒糖製造も行われていました。西端から東に延びる丘陵地には御殿の別荘や墓地はあり、伊江御殿、豊見城御殿の別荘地と御殿墓があります。
佐見は、岐阜県加茂郡白川町の地域の名前です。東濃ひのきや白川茶、麦飯石を産することでも知られています。佐見は岐阜県南部に位置し、すぐ北には旧美濃国と旧飛騨国の境があります。中津川市との境には二ツ森山(標高1,223メートル)が、東白川村および中津川市との間には尾城山(標高1,133メートル)があります。
この地は山間部に当たるため気候は内陸性のもので年間平均気温がおよそ12℃、年間降水量が2,250mmほどとなっています。 町の9割を山林が占め、標高の高低差は激しく居住に適する地は川沿いのごくわずかです。町の西部に北から流れる飛騨川があり、東から流れる佐見川、白川、黒川、赤川などを合流して南西へと流れます。 市街地は飛騨川と白川の合流付近の白川沿いにあります。
【報告書】学習者の目的に応じた多視点映像教材の開発研究
最近の情報技術等の進展に伴い、多様な学習者に対応した多方向から撮影した教材化の開発がなされてきた。また、高品位で大容量の記録も安価で可能になり、また大容量記憶装置や高速ネットワークが急速に進み、映像教材も高品位で大容量の配信が可能になった。
従来の学習教材の撮影方法や記録方法は、単方向からの撮影・記録が主なものであり、撮影方向には教材作成者の撮影意図が多く反映されていた。今後、多様な学習者に対応した映像の教材
化を考えると、これまでの単方向を主として撮影・記録されてきたものから、多様な視点で教材を提示することが必要となる。
そこで、本研究では、学習教材を多方向同時撮影することにより多視点映像として教材化し、多視点映像教材の教育利用について研究する。
最後に、本研究は文部科学省の科学研究費補助金基礎研究(B)(課題研究番号20300278)を受けて進めたことを,感謝をもってここに付記する.
多様な環境の中で、実験観察の様子を確実に、事実に基づいて記録し、教材化することと、更にそれらの多視点映像教材を用いた授業や自己学習教材としての利用方法等の総合的な教材化の開発を目的とし、その基礎研究として以下のように多視点映像の撮影、管理、提示の方法について研究する。
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多視点映像教材とその撮影方法について
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多視点からの映像の記録とデータ管理技術について
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画面,各種の比較検討をするための提示方法について
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多視点映像教材の評価について
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具体的な多視点映像学習教材(デジタルコンテンツ)の調査
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多視点映像教材の高品位記録方法の開発
資料
1.Web版学習者の目的に応じた多視点映像教材の開発研究
2.文部科学省の科学研究費補助金基礎研究(B)(課題研究番号20300278)学習者の目的に応じた多視点映像教材の開発研究報告書
概要
1多視点映像の教育利用・研究での課題
2小学校理科における児童の実験支援方法に関する研究開発
3遠隔教育における表示映像の違いが理解度に与える影響に関する調査
4小学校体育・器械運動における児童の学習支援方法に関する研究開発
5伝統文化教材作成の視点と教材作成
6実践的な教師力を養成するための教材研究
7学校教育における「伝統」と「文化」
8小学校における体育教材の開発
9主体的な学習態度を育てる体育映像教材の開発研究(1)
10小学校理科教材の多視点映像の処理方法と教材作成(1)
11授業研究のための多視点映像教材の開発
12書写教育における多視点映像教材の開発(1)
13小学校理科教材の多視点映像の処理方法と教材作成(1)
14主体的な学習態度を育てる体育映像教材の開発(2)
15小学校理科教材の多視点映像の処理方法と教材作成(2)
16授業研究のための映像教材の研究
17書写教育における多視点映像教材の開発(2)
18授業分析に必要な教育資料の構成と総合化
19多視点映像教材の流通と授業への活用
奥付(20101121)
背表紙(20110301)
映像資料
3.「おもしろ紙おもちゃづくり教室」報告書 ~ 紙おもちゃを作って遊ぼう ~
報告書(表紙)
報告書(目次)
動く紙おもちゃ作り論文(1)
動く紙おもちゃ作り論文(2)
動く紙おもちゃ作り論文(3)
動く紙おもちゃ作り論文(4)
動く紙おもちゃ作り論文(5)
動く紙おもちゃ作り論文(6)
動く紙おもちゃ作り論文(7)
動く紙おもちゃ作り論文(8)
動く紙おもちゃ作り論文(9)
動く紙おもちゃ作り論文(10)
動く紙おもちゃ作り論文(11)
動く紙おもちゃ作り論文(12)
動く紙おもちゃ作り論文(13)
動く紙おもちゃ作り論文(14)
動く紙おもちゃ作り論文(15)
動く紙おもちゃ作り論文(16)
動く紙おもちゃ作り論文(17)
動く紙おもちゃ作り論文(18)
映像資料
【冊子】飛騨一之宮ものがたり
– 目 次 –
表紙
0表紙
ご利用にあたって ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
ご利用にあたって
飛騨一之宮ものがたり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
Ⅰ わたしたちの飛騨一之宮
1.土地と気候 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
2.飛騨一之宮の生い立ち ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
わたしたちの飛騨一之宮
Ⅱ 水
1.宮川の源流と分水嶺
(1) 水のふるさとを訪ねて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
(2) 水のあるくらし ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
2.川のゆくえ
(1) 源流から日本海 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
(2) 川の移り変わり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
水
3.宮川と昔話
(1) 座禅石 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
(2) バイガモ(梅花藻) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
4.「あじめ」を守る ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
Ⅲ 木
1.ツメタの大イチイ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
2.水無神社の大杉 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
3.臥龍桜 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
4.松
(1) 苅安峠の松 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
(2) ヌクイ谷の赤松 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
木
Ⅳ 道
1.位山古道
(1) 位山古道の整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
(2) 位山古道の地図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
(3) 位山匠の道 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
2.J R ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
3.国道41号線
(1) 宮 峠 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
(2) 宮トンネル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
道
Ⅴ 祈り
1.飛騨一宮水無神社
(1) 起源と祭神 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
(2) 歌碑 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
(3) 歴史 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31
(4) 笏木の献上 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31
(5) 例祭神事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31
祈り
2.飛騨一之宮の祭り
(1) 神事芸能の伝承 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32
(2) 飛騨生きびな祭り ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32
(3) 闘鶏楽 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
(4) 神代踊 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
(5) 獅子舞 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34
3.大幢寺 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37
4.巨 石 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37
祈り
Ⅵ くらし
1.むかしのくらし
(1) 縄文時代の遺跡 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40
(2) 両面宿儺 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40
2.飛騨一之宮の伝統と技
(1) わたしたちの町の伝統工業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
(2) 飛騨の宮笠(一位笠) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
(3) 伝わる技術とささえる条件 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42
(4) 伝える技術と問題点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42
くらし
(付録)
◆位山古道散策マップ
飛騨一之宮ものがたり冊子
all
Web版 飛騨一之宮ものがたり
弥八地蔵尊
弥八地蔵の由来は諸説あるが、戦国時代、織田信長の家臣加賀野井駿河守重信の子弥八郎が、埋葬地として開いたのが始まりといわれる[1]。
この地は「弥八三昧(やはちざんまい)」と呼ばれ、慶長十四年(1906年)の大久保石見守の検知では、東西百二十五貫、南北九十四貫の範囲であった[2]。安永四年(1775年)頃には、岐阜町、小熊村、今泉村、上加納村の共同墓地で、尾張藩の御仕置場でもあった[3]。
戦前は、若宮町通りは狭く、置屋もある色町であった。女性の参拝者が多かった。1940年(昭和15年)頃は立像ではなく、寝釈迦が本尊だったと伝えられている。 1945年(昭和20年)の岐阜空襲の時、鐘は供出し、木造の鐘つき堂も消失する。まだ、焼け野原だったころ、浮浪者が大勢境内で寝起きしていた。柳ケ瀬の人々からプランが持ち上がり、劇場の舞台づくりの経験がある柴田光次郎が、工事を引き受ける。10メートルあまりのそびえ立つ地蔵が1か月で完成したが、中は木箱で空洞であった。繁華街のシンボルとなり、主として花柳界の人たちが商売繁盛を祈った[3]。子安地蔵や、力地蔵水かけ地蔵など色とりどりの地蔵があり、朝から参拝の人が絶えず、毎月24日のお地蔵さんの命日はとりわけ参拝者が多かった[4]。
1994年(平成5年)、竜宮の形の楼門が建設された。設計は司設計事務所、施工は坂口組。
道三塚
住宅地の一角を占める形の道三塚は、その名の通り、戦国時代に美濃を治めた斎藤道三を祀る塚である。元は、織田信長父子の墓のある崇福寺の近くにあったのだが、長良川の氾濫でたびたび流されるために、天保8年(1837年)に斎藤家の菩提寺の住職がこの地に移転させたものである。その後周辺は住宅地の密集する土地となったが、塚は移転されることなく、崇敬の対象となっている。一介の商人から身を興して美濃一国の太守となった道三であるが(最近の研究では親子二代の覇業とされる)、その最期はあっけないものであった。天文23年(1554年)、道三は家督を嫡男の義龍に譲って隠居する。その直後から二人の仲は険悪となり、義絶するに至る。その理由は、義龍は実は実子ではないために道三が廃嫡を考えていたとも、長年にわたる国盗りの強引な手法によって家臣団が強制的に道三を引退させたためとも言われる。いずれにせよ、翌年には義龍は、道三が可愛がっていた弟2人を殺害して、明確に反旗を翻したのである。
そして弘治2年(1556年)、道三と義龍は長良川を挟んで対峙する。その兵の数は、義龍1万7千に対して、道三は3千足らず。多勢に無勢の中で、道三は討ち取られる。かつての太守は、脛を薙ぎ払われた後に首を切り落とされたとされる。その際、複数の者が同時に襲いかかったために一番槍争いが起こり、証拠として鼻をそぎ落とされたともいう。享年63。