祇園祭(後祭)
祭行事は八坂神社が主催するものと、山鉾町が主催するものに大別される。
一般的には山鉾町が主催する行事が「祇園祭」と認識されることが多く、その中の山鉾行事だけが重要無形民俗文化財に指定されている。山鉾町が主催する諸行事の中でもハイライトとなる山鉾行事は、山鉾が設置される時期により前祭(さきのまつり)と後祭(あとのまつり)[1]の2つに分けられる。山鉾行事は「宵山」(よいやま、前夜祭の意。前祭:7月14日 – 16日・後祭:7月21日 – 23日)、「山鉾巡行」(前祭:7月17日・後祭:7月24日)が著名である。八坂神社主催の神事は 「神輿渡御」(神幸:7月17日・還幸:7月24日)や「神輿洗」(7月10日・7月28日)などが著名で、「花傘連合会」が主催する花傘巡行(7月24日)も八坂神社側の行事といえる。
宵山、宵々山、宵々々山には旧家や老舗にて伝来の屏風などの宝物の披露も行われるため、屏風祭の異名がある。また、山鉾巡行ではさまざまな美術工芸品で装飾された重要有形民俗文化財の山鉾が公道を巡るため、「動く美術館」とも例えられる。
祇園祭は数々の三大祭の一つに挙げられる。京都三大祭(他は上賀茂神社・下鴨神社の葵祭、平安神宮の時代祭)、日本三大祭(他は大阪の天神祭、東京の山王祭、神田祭)、日本三大曳山祭(他は岐阜県高山市の高山祭、埼玉県秩父市の秩父夜祭)、日本三大美祭(他は前述の高山祭と秩父夜祭)のうちの一つであり、日本を代表する祭りである。
祇園祭という名称は、八坂神社が神仏習合の時代に、比叡山に属して祇園社と呼ばれていたことに由来する。祇園社の祭神の牛頭天王が仏教の聖地である祇園精舎の守護神であるとされていたので、祇園神とも呼ばれ、神社名や周辺の地名も祇園となり、祭礼の名も祇園御霊会となったのである。
その後明治維新による神仏分離令により神社名が八坂神社となった際に、祭礼名も仏教色を排除するため「祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)」から「祇園祭」に変更された(ただし「祇園」という名称自体は前述の通り仏教由来である)。(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%87%E5%9C%92%E7%A5%AD)
資料
公益財団法人祇園祭山鉾連合会
祇園祭(月鉾)
鉾頭に新月型(みかづき)をつけているので、この名で呼ばれる。
真木のなかほどの「天王座」には月読尊を祀る。古い鉾頭と天王の持つ櫂には「元亀4年(1573)6月吉日大錺屋勘右衛門」の刻銘がある。また正徳4年(1714)の鉾頭もあるが昭和56年から田辺勇蔵氏寄進の18金製の鉾頭にかえている。屋根裏の金地彩色草花図は天明4年(1784)円山応挙(1733~95)の筆。天井の金地著彩源氏五十四帖扇面散図は天保6年(1835)に町内の住人岩城九右衛門の筆。破風蟇股の彫刻は左甚五郎の作と伝えられる立派なものである。軒桁貝尽しの錺金具は松村景文(1779~1843)の下絵、四本柱の錺金具、破風飾の金具などはいずれも華麗なもので山鉾のなかでも最高のものである。天水引の霊獣図刺繍は天保6年(1835)円山応震の下絵である。前懸、後懸は華麗なインド絨毯、胴懸はインドやトルコの絨毯を用いており、北面の「中東蓮花葉文様」は平成22年(2010)に、南面の「幾何菱文様」は平成23年(2011)に復元新調された。近年下水引は皆川月華作の花鳥図に、見送も同作の湖畔黎明図にかえている。また、平成12年(2000)には前懸のインド絨毯も復元された。
鉾の名は鉾頭(ほこがしら)の新月型(みかづき)に由来し、真木(しんぎ)の中ほどの「天王座(てんのうざ)」には月読尊(つきよみのみこと)を祀る。元亀四年(一五七三)と正徳四年(一七一四)刻銘の二つの鉾頭を持つが、昭和五十六年から田辺勇蔵(たなべゆうぞう)寄進の十八金のものを着装。屋根裏の金地彩色草花図(きんじさいしょくそうかず)は天明四年(一七八四)円山応挙(まるやまおうきょ)の筆、天井(てんじょう)の金地著彩源氏(きんじちゃくさいげんじ)五十四帖扇面散図(じょうせんめんちらしず)は天保六年(一八三五)、町内の住人岩城九右衛門(いわきくうえもん)の筆である。破風蟇股(はふかえるまた)の彫刻は左甚五郎(ひだりじんごろう)と伝わる。軒桁貝尽(のきけたかいづく)しの錺金具(かざりかなぐ)は松村景文(まつむらけいぶん 一七七九~一八四三)の下絵、四本柱の錺金具、破風飾の金具などはいずれも山鉾の中でも最高の華麗さを誇る。天水引(てんみずひき)の霊獣図刺繍(れいじゅうずししゅう)は天保六年(一八三五)円山応震(まるやまおうしん)の下絵で、胴懸(どうかけ)はインドやトルコの絨毯(じゅうたん)。近年、下水引(したみずひき)に皆川月華(みながわげっか)の花鳥図を、見送(みおくり)も同作の湖畔黎明図(こはんれいめいず)を掛ける。なお、旧前懸(まえかけ)のインド絨毯(平成十二年復元)はその良好な保存状態から、世界でも稀な逸品とされる。
京 都 市
資料
祇園祭(前祭)
京都祇園祭(ぎおんまつり)は、京都市東山区の八坂神社(祇園社)の祭礼で、明治までは祇園御霊会(ぎおんごりょうえ、御霊会)と呼ばれた。貞観年間(9世紀)より続く京都の夏の風物詩である。
祭行事は八坂神社が主催するものと、山鉾町が主催するものに大別される。
一般的には山鉾町が主催する行事が「祇園祭」と認識されることが多く、その中の山鉾行事だけが重要無形民俗文化財に指定されている。山鉾町が主催する諸行事の中でもハイライトとなる山鉾行事は、山鉾が設置される時期により前祭(さきのまつり)と後祭(あとのまつり)[1]の2つに分けられる。山鉾行事は「宵山」(よいやま、前夜祭の意。前祭:7月14日 – 16日・後祭:7月21日 – 23日)、「山鉾巡行」(前祭:7月17日・後祭:7月24日)が著名である。八坂神社主催の神事は 「神輿渡御」(神幸:7月17日・還幸:7月24日)や「神輿洗」(7月10日・7月28日)などが著名で、「花傘連合会」が主催する花傘巡行(7月24日)も八坂神社側の行事といえる。
宵山、宵々山、宵々々山には旧家や老舗にて伝来の屏風などの宝物の披露も行われるため、屏風祭の異名がある。また、山鉾巡行ではさまざまな美術工芸品で装飾された重要有形民俗文化財の山鉾が公道を巡るため、「動く美術館」とも例えられる。
祇園祭は数々の三大祭の一つに挙げられる。京都三大祭(他は上賀茂神社・下鴨神社の葵祭、平安神宮の時代祭)、日本三大祭(他は大阪の天神祭、東京の山王祭、神田祭)、日本三大曳山祭(他は岐阜県高山市の高山祭、埼玉県秩父市の秩父夜祭)、日本三大美祭(他は前述の高山祭と秩父夜祭)のうちの一つであり、日本を代表する祭りである。
資料
祇園祭資料
八坂神社
八坂神社(やさかじんじゃ)は、京都市東山区祇園町北側にある神社。二十二社(下八社)の一社。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。
全国にある八坂神社や素戔嗚尊を祭神とする関連神社(約2,300社)の総本社であると主張している。通称として祇園さんや八坂さんとも呼ばれる。祇園祭(祇園会)の胴元としても知られる。
平安京遷都(七九四)以前より鎮座する古社で、「祇園さん」と呼ばれ親しまれております。
主祭神の素戔嗚尊(すさのをのみこと)はあらゆる災いを祓う神様として信仰されており、境内には数多くの神様をお祀りしております。
全国約二、三〇〇社鎮座する八坂神社、祇園信仰神社の総本社です。
八坂神社の創祀は平安京遷都以前まで遡り、古来より都の疫病除けの神社として信仰されてきました。 千年以上続く「祇園祭」は、信仰の念が篤き町衆達によって守られ、幾多の苦難を乗り越えながら、人々の安寧を願い続けています。 また護り継がれてきた本殿や社殿・建物は国宝・重要文化財を冠し、国の宝となっております。 当社の歴史は氏子崇敬者との歩みの証しでもあります。
(引用:https://www.yasaka-jinja.or.jp/)
京都国立博物館
文化財保護法に規定する有形文化財を収集し、保管して皆様にご覧いただき、あわせてこれに関連する調査研究及び事業を行うことにより、貴重な国民的財産である文化財の保存及び活用を図ることを目的としています。
明治22年(1889)5月 図書寮附属博物館を廃し、帝国博物館、帝国京都博物館、帝国奈良博物館を設置する官制が定められる。
明治23年(1890)10月 七条御料(旧恭明宮址)に敷地が決定され、仮事務所が置かれる。
明治25年(1892)6月 片山東熊博士の設計による陳列館(本館)の建築に着工する。
明治28年(1895)10月 陳列館の建築が竣工する。
明治30年(1897)5月 開館式が挙行される(公開展示のはじめ)。
養源院
豊臣秀吉の側室 淀殿が父 浅井長政の追善の為、長政の二十一回忌に建立される開山は長政の従弟で比叡山の高僧であった成伯法印、長政の院号を以って寺号としたのは文禄三年五月(1594年)である
養源院の寺院名は浅井長政公の戒名そのものである その後程なくして火災にあい焼失するも、元和七年(1621年)に淀殿の妹で二代将軍徳川秀忠公正室、お江により伏見城の遺構を用いて再建される 以来、徳川家の菩提所となり歴代将軍の位牌をまつる寺院となる 現在の本堂(客殿)は再建時のものとなる
平成二十八年二月に本堂(客殿)、護摩堂、中門、鐘楼堂等が国の重要文化財に指定された (引用:https://yougenin.jp/)
文禄3年(1594年)に豊臣秀吉の側室・淀殿が父・浅井長政、祖父浅井久政らの二十一回忌の供養のために秀吉に願って創建された。養源院とは浅井長政の院号であり、浅井氏の菩提寺である。開山は浅井氏の庶流にあたる比叡山の僧成伯法印(伝・長政弟)で、秀吉が寺領300石を寄進している。この後、毘沙門堂の脇門跡となっている。元和2年(1616年)5月7日、江戸幕府第2代将軍徳川秀忠正室の崇源院(江、淀殿の妹)によって、昨年の慶長20年(1615年)5月に大坂夏の陣で自害した淀殿とその子・豊臣秀頼の菩提が弔われている。元和5年(1619年)、落雷により焼失したが、元和7年(1621年)に崇源院の願により再興された。以後、徳川氏の菩提所ともなった。廊下の天井は、伏見城落城の際、自刃した武将たちの血のりのしみた板を使った「血天井」として有名である。本堂の襖12面、杉戸8面の絵(重要文化財)は俵屋宗達の作品である。第11世住職等順は、東叡山寛永寺護国院第13世から信濃国善光寺別当大勧進第80世に就いた時に、天明3年(1783年)の浅間山大噴火や天明の大飢饉において民衆救済に尽力したことで知られ、お血脈、善光寺本堂での御開帳の由来である。寛政9年(1797年)11月7日には光格天皇に三帰戒及び十念を授け奉り、養源院住職時代は皇族に尽くした名僧である。元々は天台宗であったが、第二次世界大戦後の1945年(昭和20年)に浄土真宗遣迎院派に改宗した。
本堂(重要文化財) – 元和5年(1619年)に破却された豊臣秀吉の伏見城の殿舎を移築したものとされる。特に「牡丹の間」は秀吉の学問所であったという。本堂左右と正面の廊下の天井は血天井として知られる。また、秀吉が伏見城に祀っていた大聖歓喜天を安置している。
血天井 – 関ヶ原の戦いの前哨戦ともいわれる伏見城の戦いで鳥居元忠以下2,000人余りが城を死守し、最後に自刃した廊下の板の間を供養のために天井としたもので、武将達の遺体は残暑の残る8月から9月中旬まで放置されていたといわれ、そのため今も生々しい血の痕があちこちに残る。同様の血天井は宝泉院・正伝寺・源光庵にもある。
鶯張廊下 – 日光東照宮の眠り猫で有名な江戸時代初期の大工・彫刻師である左甚五郎が作ったものと伝わる。
襖絵と杉戸絵 – 俵屋宗達作の重要文化財があり、これも伏見城で自刃した将兵の霊を供養するために描かれたものと伝えられており、杉戸の象や唐獅子や麒麟などを図案化した構図は、表現の奇抜さでも知られている。2010年(平成22年)、この唐獅子図の隣りに、江戸時代よりたった一軒続いてきた唐紙屋となる唐長の唐紙師・トトアキヒコによる「星に願いを」が奉納された。また同氏は、俵屋宗達の重要文化財である金地着色松図の唐紙修復も手がけている。(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A4%8A%E6%BA%90%E9%99%A2)
【高大連携公開講座】女子高校生のためのデジタルアーカイブクリエータ資格取得講座
第1講 デジタルアーカイブの基礎
1.目 的
デジタルアーカイブは、「デジタル」と「アーカイブ」という言葉からできた和製英語と言われています。デジタルアーカイブとは何か? デジタルアーキビストに必要な能力は何か?ここでは、言葉の意味と発展の歴史から、基本的な考え方を理解し、今後のデジタルアーカイブの方向性を考えます。
2.学習到達目標
① デジタルアーカイブとは何か説明できる。
② デジタルアーカイブがどのように発展してきたかについて具体例をあげ説明できる。
③ デジタルアーキビストに求められている能力について具体的に説明できる。
3.課 題
① デジタルアーカイブとは何か自身の立場で説明しなさい。
② デジタルアーカイブがどのように発展してきたか説明しなさい。
③ デジタルアーキビストに求められている能力は何か自身の立場で説明しなさい。
4.プレゼン資料
→ デジタルアーカイブの基礎
5.動画資料
第2講 デジタルアーカイブ開発と活用プロセス
1.目 的
デジタルアーカイブの利用は、資料の提示や提供から始まり、課題解決、知的創造等の処理へと進みます。またデジタルアーカイブを活用し、新しい「知」の創造を求め、さらに新しい「知」と人々の経験を付加し、新たな知的活動へと発展します。ここでは、デジタルアーカイブの開発と活用プロセスについて考えます。
2.学習到達目標
①デジタルアーカイブの活用について具体例を挙げて説明できる
②資料の選定評価について説明できる。
③デジタルアーカイブのプロセスや記録方法について説明できる。
3.課 題
①デジタルアーカイブの活用について具体例を挙げて説明してください。
②資料の選定評価の課題について説明してください。
③デジタルアーカイブのプロセスや記録方法について説明してください。
4.プレゼン資料
→ デジタルアーカイブ開発と活用プロセス
5.動画資料
第3講 デジタルアーカイブの評価とメタデータ
1.目 的
デジタルアーカイブは、対象とする資料(情報資源)の分野も多岐にわたり、プロジェクト規模なども異なるため、それぞれにあわせた評価手法が求められます。そこで、本講では、デジタルアーカイブの自己点検ツールとして考案された「デジタルアーカイブアセスメントツール」の内容を把握し、その評価項目の中でも重視されているメタデータについて、記述のための国際標準、国際指針として制定されている事例から学びます。
2.学習到達目標
① 「デジタルアーカイブアセスメントツール」の内容について説明できる。
② 記述のための国際標準、国際指針などの事例について説明できる。
③ 資料(情報資源)のメタデータ記述ができる。
3.課 題
① 「デジタルアーカイブアセスメントツール」の評価項目の内、あなたが重要だと思う項目について、なぜそう思うかを含めて説明してください。
② 具体的に何か資料(情報資源)を一つ取り上げ、その資料のメタデータ記述項目を設定した上で実際の記述を行ってください。
4.プレゼン資料
→ デジタルアーカイブの評価とメタデータ
5.動画資料
第4講 デジタルアーカイブの利活用
1.目 的
デジタルアーカイブは、1990年代の初期から、過去から現在の資料をデジタル化し、次の世代への伝承と現状での利活用を目指して開発が進められてきた。デジタルアーカイブの基本は、過去~現在の資料の収集・保管、デジタル化、さらに現状での利活用と次の世代への伝承である。
過去~現在の各種資料を収集・保管し、次のように使われる。
①次世代へのデジタルコンテンツの確かな伝承
②国内外のデジタルコンテンツの流通と利活用
ここでは、図書館や博物館等におけるデジタルアーカイブの利活用について考える。
2.学習到達目標
① 図書館におけるデジタルアーカイブの実践例を具体的に説明できる。
② 博物館におけるデジタルアーカイブの実践例を具体的に説明できる。
③ デジタルアーカイブの共通利用について説明できる。
3.課 題
① 図書館におけるデジタルアーカイブの実践例を具体的に説明しなさい。
② 博物館におけるデジタルアーカイブの実践例を具体的に説明しなさい。
③ デジタルアーカイブの共通利用について説明しなさい。
4.プレゼン資料
→ デジタルアーカイブの利活用
5.動画資料
第5講 デジタルアーカイブによる地域活性化
1.目 的
知識基盤社会においてデジタルアーカイブを有効的に活用し,新たな知を創造するという本学独自の「知の増殖型サイクル」の手法により,地域課題に実践的な解決方法を確立するために,地域に開かれた地域資源デジタルアーカイブによる知の拠点形成をする。このことにより,地域課題に主体的に取り組む人材を養成する大学として,伝統文化産業の振興と新たな観光資源の発掘並びにデジタルアーカイブ研究による地方創成イノベーションの創出について具体的に考える。
2.学習到達目標
① デジタルアーカイブと地域課題解決について説明できる。
② 地方創成イノベーションの創出について具体的に説明できる。
3.課 題
① 飛騨高山匠の技デジタルアーカイブにより,地域の文化産業を振興するための方策を3つ挙げて説明しなさい。
4.プレゼン資料
→ デジタルアーカイブによる地域活性化
5.動画資料
※本映像は本学の学部の授業(情報の管理と流通)の内容の一部を利用して提供しています。
6.テキスト資料
⇒ デジタルアーカイブによる地域活性化
第6講 デジタルアーカイブと知的財産権(1)
1.目 的
デジタルアーキビストとして、アーカイブを計画し、そして資料収集し、そして構築し、そして利用許諾し、また運用していくという、こういったときに必要な権利処理について説明する。
2.学習到達目標
① デジタルアーキビストに著作権処理の能力が必要であることについて具体的に説明ができる。
② 著作者の権利について具体的に説明できる。
③ 著作権の契約書を作成できる。
3.課 題
① デジタルアーキビストに著作権処理の能力が必要であることについて具体的に説明しなさい。
② 著作者の権利について具体的に説明しなさい。
③ 著作権の契約書を作成しなさい。
4.プレゼン資料
→ デジタルアーカイブと知的財産権(1)
第7講 デジタルアーカイブと知的財産権(2)
1.目 的
著作権について、自分の立ち位置とは関係ない形で第三者的に実践の試みの良い部分と課題について理解を深め、基本的な理解を図った後に、実践の中から法律など制度的な課題について考えます
2.学習到達目標
① デジタルアーカイブの実践における著作権に関する課題について説明できる。
② 著作権のデジタルアーカイブの活用に関する課題について具体例を挙げて
説明できる。
3.課 題
1.デジタルアーカイブの実践における著作権に関する課題について説明しなさい。
2.著作権のデジタルアーカイブの活用に関する課題について具体例を挙げて説明しなさい。
4.プレゼン資料
→ デジタルアーカイブと知的財産権(2)
5.動画資料
テキスト
第8講 デジタルアーカイブの歴史とその課題
1.何を学ぶか
デジタルアーカイブの日本にける歴史と本学のデジタルアーカイブの変遷を比較しながら,どのような点が明らかになり,新たにどのような課題が創出されたのかについて考える.
2.学修到達目標
・デジタルアーカイブの歴史について説明できる.
・知識基盤社会におけるデジタルアーカイブの必要性について事例をあげて説明できる.
3.研究課題
・デジタルアーカイブの歴史をまとめて,何が変化して何が課題になっているかを話し合ってみなさい.
4.プレゼン資料
⇒ デジタルアーカイブの歴史とその課題
5.映 像
6.関連資料
⇒ デジタルアーカイブ年表(岐阜女子大学)
第9講 文化はどのように記録するのか?
▼撮影の基礎知識/インタビュー技法等
1.プレゼン資料
2.動画資料
3.関連資料
① 文化はどのように記録するの
② 地域文化とデジタルアーカイブ
③ 沖縄おうらい
第10講 文化資料はどのように管理・流通するのか?
▼資料の登録/保存/管理/流通
1.プレゼン資料
2.動画資料
3.資料
① 文化資料はどのように管理流通するの?
② 情報の発信と伝達
第11講 文化資料の著作権処理はどうするのか?
▼知的財産権/肖像権に関する基本的知識等
1.目標
著作権法についてその目的を理解し、肖像権・個人情報保護・プライバシーについて基本的な知識を理解する。
2.学修到達目標
①著作権法の目的について説明できる。
②著作権法における権利について具体的に説明できる。
③肖像権について具体的事例を挙げて説明できる。
④肖像権・個人情報保護・プライバシーについてその違いについて説明できる。
3.プレゼン資料
①法と倫理
久世均(岐阜女子大学)
②個人情報の保護と知的財産権
久世均(岐阜女子大学)
4.動画資料
第12講 デジタルアーカイブと図書館
プレゼン資料
動画資料
第13講 博物館とデジタルアーカイブ
プレゼン資料
動画資料
第14講 アーカイブにおけるメタ情報の作成実習
▼地域文化のデジタルアーカイブ
【延年の舞】
① デジタルアーカイブ・コーディネータ試験表紙〔延年の舞」
② 延年の歴史(資料)
③ 撮影概要(縦書き)
④ メタデータ記入シート(試験用)
⑤ メタデータ記入シート(長滝の延年)
【郡上踊り】
① 郡上おどり「試験問題表紙」
② 郡上おどり「試験問題」
③ 郡上おどり「試験問題 撮影概要」
④ 郡上おどり「解答用紙(メタデータ記入シート)」
⑤ 郡上おどり「模範解答用紙」
資 料
高・大生のための利活用入門テキスト
資格認定料振込口座
銀行名 十六銀行
支店名 高富支店
預金種目 普通預金
口座番号 1526285
口座名義 学校法人華陽学園(ガッコウホウジンカヨウガクエン)
認定料:3000円
お問合せ:pfe01173@nifty.com
募集要項
①女子高校生のためのDAC資格取得講座募集要項(第1期・第2期)
②女子高校生のためのDAC資格取得講座募集要項(第2期・第3期)
③女子高校生のためのDAC資格取得講座募集要項(第3期・第4期)_
受講方法
アンケート
女子高校生のためのデジタルアーカイブクリエータ資格取得講座アンケート
参考資料
新版 デジタルアーキビスト入門:デジタルアーカイブの基礎 単行本(ソフトカバー) – 2019/5/16
岐阜女子大学デジタルアーカイブ研究所 (編集)
令和4年度 岐阜県私立大学地方創生推進事業
デジタルアーカイブによる新たな価値創造推進事業
1.事業概要
○本学は、地域に貢献する大学として、地方創成イノベーションの実現と県内の地域の伝統・衣食住文化の保存並びに関係産業の振興、観光資源の発掘を目指している。
〇本学が学部並びに大学院に設置するデジタルアーカイブ専攻では、長年に亘り研究・蓄積した「地域資源デジタルアーカイブ」を効果的に活用する。新たな価値を創造するため、本学独自の「知的創造サイクル」を生かして地域課題を探求し、深化させ課題の本質を探り実践的な解決方法を導き出す人材養成を主な目的としている。
〇この専攻では、地域の課題を実践的な課題解決の方法を導き出す人材養成のため、後述する「知識循環型デジタルアーカイブ」の構築と、それを有効的に活用するための教材、教育方法について研究し、教授している。
〇具体的には、飛騨高山匠の技並びに郡上白山文化遺産について各地域と連携をして開発を進め、現在約15万件の地域資源のデジタルアーカイブとしての構築を進めている。
〇また、本研究との関連が強いデジタルアーキビスト能力の養成カリキュラム並びに教材テキストを整備している。さらに、「地域資源デジタルアーカイブ」についても既に全国で約30万件(岐阜県15万件含む)の地域資料を収集して管理し、教育への利活用を進めている。
〇本事業では、この「地域資源デジタルアーカイブ」の「飛騨高山匠の技」と「白山文化遺産」に新たな情報を40,000件以上追加し、「知的創造サイクル」を実現するための「知識循環型デジタルアーカイブ」による新たな価値の創造について調査・研究する。
2.事業内容
①事業分野における地域の現状分析と課題
〇地域における大学の使命は、地域における新たな価値の創造による新たな文化と雇用の創出である。そのためには、地域の大学は知の拠点としての機能を有し地域で活躍できる人材の育成が重要である。
〇しかし、これまで大学の地域との連携は必ずしも十分とは言えず、地域の真のニーズに応えた教育や研究が大学でなされてきたとは言い難い。
〇このために本学は、日本におけるデジタルアーカイブの拠点大学として、2013年より図1に示すデジタルアーカイブの「知的創造サイクル」を開発し、観光,教育、企業の分野での人材育成の試行研究を行ってきた。
〇その研究成果として、地域の観光の振興並びに学校教育では有意な学力の向上が認められ、デジタルアーカイブの利活用が新たな価値を創造し、地域活性化や教育の推進に有効との感触を得た。
〇また、岐阜県の長期構想では、地域資源を活かしたまちづくりが重点課題となっている。岐阜県観光振興プラン(平成25年3月)では、観光資源の発掘とそれを支える人材養成が重要課題と位置づけられている。
〇特に、農山間地が多く自然が豊かな岐阜県では、木工等に関する伝統産業の継承や美しい観光資源の活用と発掘が重点課題となっており、それを担う人材の育成と供給が重要となってきた。
〇このために本学は、「地域資源デジタルアーカイブ」における知の拠点形成ならびに人材養成に不可欠なカリキュラムと教材の開発を行ってきた。
〇これらの地域課題を解決するため、具体的に地域資源デジタルアーカイブにおける「知的創造サイクル」を実践的に研究し、その研究の成果を2017年より随時Webで詳しく公開している。(参考:http://digitalarchiveproject.jp/)
〇本事業では、岐阜県における地域課題として次のような課題を設定している。
(1)飛騨高山匠の技と伝統文化産業の振興
・伝統文化産業(春慶塗・一位一刀彫)における後継者不足と伝統文化産業の技術の伝承
・左甚五郎遺産デジタルアーカイブ構築による左甚五郎のブランディング
(2)郡上白山文化遺産の世界遺産登録への整備と新たな観光資源の発掘
・建造物、建築物群を含めた伝統文化遺産の新たな観光資源の発掘
・衰退する白山文化遺産の記録
・白山文化遺産の県域(岐阜・石川・福井)を越えた白山文化遺産デジタルアーカイブの構築
・白山文化遺産の世界遺産への登録支援
(失われていく地域の祭りや伝統行事の記録)
〇特に、飛騨高山匠の技においては、飛騨高山匠の技という日本遺産のブランドに、左甚五郎というサブカテゴリー創ることにより、ブランド資産として新たな価値を創出する。
〇また、郡上白山文化遺産においては、岐阜県という県域のみならず3県(岐阜県・石川県・福井県)に渡った白山文化遺産を一体的に扱うことにより、新たなシナジー効果が期待できる。
〇さらに、白山文化遺産の失われていく地域文化芸能を記録することにより、世界遺産への登録支援を行う。
〇既に、福井県勝山市では、国史跡平泉寺を含む白山麓の文化遺産の世界遺産登録をめざして、世界遺産推進室が組織されている。
②大学等における課題解決に向けたこれまでの取組状況
〇本学は、建学の精神「人らしく、女らしく、あなたらしく、あなたならでは」の下、広く豊かな教養と高い専門的知識・技術を育み、地域社会で主体的に活動できる人材を育成している。
〇また、豊かな教養と高い専門的知識・技術を育み、地域社会で主体的に活動できる人間力の育成を目指して、多様な授業形態を組合せた教育課程を体系的に編成し、それを実践・評価している。
〇さらに、地域に貢献する大学として、地方創成イノベーションの実現と県内の地域の伝統・衣食住文化の保存並びに関連産業の振興、観光資源の発掘を目指している。
〇本学は、平成29年本学大学院にデジタルアーカイブ専攻を設置し、「地域資源デジタルアーカイブ」を有効的に活用し、新たな価値を創造する本学独自の「知的創造サイクル」を生かして地域課題を探求し、深化させ課題の本質を探り実践的な解決方法を導き出す人材を養成するカリキュラムの開発を専攻の主な研究主題としている。
〇それは、地域の課題を抽出することから始め、大学の知識を集約して既存の「地域資源デジタルアーカイブ」をオープンデータ化し、この「知的創造サイクル」を有効的に活用し、地域の課題を実践的な課題解決の方法を導き出す人材養成のための、図2に示す従来のデジタルアーカイブから図3で示す「知識循環型デジタルアーカイブ」への再構築と、それを有効的に活用するための教材、教育方法を開発することが必要となる。
〇既に、この研究に関連して飛騨高山匠の技並びに白山文化遺産について各地域と連携をして基礎的研究を進め、約15万件の地域資源のデジタルアーカイブの構築を進めていた。
〇また、本学では既にデジタルアーキビスト能力のカリキュラム並びに学生の教材テキストは整備しており、また、「地域資源デジタルアーカイブ」についても既に約30万件の地域資料を収集して管理し、教育への利活用を進めている。
〇さらに、平成29年度より3年間、文部科学省の私立大学研究ブランディング事業「地域資源デジタルアーカイブによる知の拠点形成のための基盤整備事業」において、飛騨高山匠の技と郡上白山文化遺産を対象にして、151,191件(2022.5現在)の静止画・資料・動画を収集整理し、シソーラス、索引語の整理などの「地域資源デジタルアーカイブ」の研究に対する必要な基礎データを準備している。
(参考:http://digitalarchiveproject.jp/)
③計画事業の具体的な実施内容
〇本事業を実施するために必要な調査研究として以下の3つの事業を行う。
1.「地域資源のオープンデータ化」を実現するためのメタ情報の基礎的研究
〇シソーラス、索引語(キーワード)の統一化・共通化が必要である。各デジタルアーカイブにおけるシソーラスを開発する。
〇そのために、既に「地域資源デジタルアーカイブ」として、151,191件(2020.2現在)の静止画・資料・動画を収集整理し、メタデータを付記してデータベース化している。
・上記15万件の地域資源データベースに新たな資料を40,000点加え、それらのオープンデータ化処理と、地域資源の分類を抽出
・また、本学が管理している対象地域における15万件の地域資源デジタルアーカイブのメタデータから、地域資源のシソーラスの作成
・これらの地域資源のメタデータからシソーラス、索引語の整理などのメタ情報の研究に対する必要な基礎データを抽出し、地域資源の「知識循環型デジタルアーカイブ」の新たなメタデータの構成の作成
2.「地域資源デジタルアーカイブ」を活用した地域の課題の実践的な課題解決の方法の導出
〇「地域資源デジタルアーカイブ」は、単なる記録ではなくて、研究成果、「知」を集積することがデジタルアーカイブに問われている。本学独自の「知的創造サイクル」を構成し、「知識循環型データベース」を再構築する。
〇そのために、地域の課題を抽出することから始め、大学の知識を集約して地域資源の「知識循環型デジタルアーカイブ」を再構築し、このデジタルアーカイブを有効的に活用し、地域の課題を実践的な課題解決の方法を導き出す。
3.社会経済的効果と意識的効果の測定手法の併用による項目関連構造分析手法(item relational structure analysis)の実証
4.オープンデータ化された地域資源を有効的に活用し、新たな価値を創造するという「知的創造サイクル」の検証
〇「地域資源デジタルアーカイブ」による知の拠点形成は、学生自らが、その地域資源を有効的に活用し、新たな価値を創造するという「知的創造サイクル」を生かして、地域の様々な解の見えない課題に主体的に向き合い、地域課題を解決すると共に、地域に貢献する研究として、地方創成イノベーションの研究を行う。
・「知的創造サイクル」による地域の課題解決について郡上地域と高山地域で実証
・「知的創造サイクル」による地域資源の「知識循環型デジタルアーカイブ」の効果測定モデルの開発
④計画事業の実施により見込まれる地域への影響
〇「地域資源のオープンデータ化」におけるデータベースの項目・シソーラス、索引語(キーワード)の統一化・共通化は、収集・保管・流通・提供において大きな課題である。そのためには、「地域資源のオープンデータ化」におけるシソーラスの開発が急務であり、各分野の専門家による用語の選定も必要となる。
〇こうしたシソーラスや索引語の整理により、本研究では具体的に地域課題を取り上げ、「地域資源のオープンデータ化」の社会経済的効果及び意識的効果を構造的に且つ定量的に分析することで、地域の伝統文化政策立案、財源確保への有効なモデルとなる。
〇定量的な分析手法として、社会経済的効果と意識的効果の測定手法の併用による項目関連構造分析手法(item relational structure analysis)を活用する。
〇この分析手法により、事業の効果を事前・事後にシミュレーションできるようになるとともに、効果の予測や効果が出なかった場合の検証ができるようになり、デジタルアーカイブ事業を継続させるために必要な財源確保に有効な新たな価値の創造に基づいた論理的根拠の導出が可能になる。
〇具体的には、本研究における対象地域の地域課題を次のように設定する。
・飛騨高山匠の技デジタルアーカイブと伝統文化産業の振興
・郡上白山文化遺産の世界遺産登録への整備と新たな観光資源の発掘
〇これらの課題を解決するため、上記対象地域の「地域資源デジタルアーカイブ」のオープンデータ化による「知識循環型デジタルアーカイブ」のサイクルモデルを構築する。
〇その上で、上記①②の地域課題の解決に対して、「知識循環型デジタルアーカイブ」の有用性を実証することができる。このように地域の知が適切に循環・増殖することで新たな価値の創造と、これらを実践できる高度な専門的な知識を持つ人材の養成による雇用の創出を促進し、その結果として「知識循環型デジタルアーカイブ」としてデジタルアーカイブの費用対効果が認められ、さらにデジタルアーカイブの新たな展開が期待できる。
〇また、本研究における「知的創造サイクル」を生かして地域課題を探求し、深化させ課題の本質を探り実践的な解決方法を導き出す手法についてデジタルアーカイブによる新たな価値の創造に繋がる事業となる。
⑤計画事業の成果普及に関する取組予定
1.「デジタルアーカイブin岐阜」の開催
従来より県内各地で行ってきた「デジタルアーカイブin岐阜」を本年度も実施する。岐阜県内の企業や地域の人々に対してデジタルアーカイブの内容・有用性について周知すると共に、本事業の成果を普及する。
(過去の例)
①平成30年2月4日( 日) デジタルアーカイブin ⾼⼭
②平成31年2月23日(土) デジタルアーカイブinぎふ郡上
③令和2年2月11日(火・祝) デジタルアーカイブin岐阜
2.「デジタルアーカイブ講習会」の開催
従来より行ってきたデジタルアーカイブセミナーを本年度は岐阜県内で実施し、岐阜県内の企業や地域の人々に対してデジタルアーキビスト資格取得の機会を提供すると共に、本事業の成果を普及する。
(過去の例)
①平成30年年2月23 日(金) ~ 25日(日) 沖縄デジタルアーカイブセミナー
⑥ 事業スケジュール
・事業全体の概要
〇知識基盤社会においてデジタルアーカイブを有効的に活用し,新たな知を創造するという本学独自の「知的創造サイクル」の手法により、地域課題に実践的な解決方法を確立するために、地域に開かれた地域資源デジタルアーカイブに新たに4万点の資料を追加し、知の拠点形成のための基盤の調査研究を行う。
このことにより,地域課題に主体的に取り組む人材を養成する大学として、地方創成イノベーションの実現と伝統文化産業の振興並びに新たな観光資源の発掘を行う。
・前年度までの実施状況
①飛騨高山匠の技デジタルアーカイブの構築
・コンテンツ数:79,166点(令和4年2月末現在)
②郡上白山文化遺産デジタルアーカイブの構築
・コンテンツ数:72,025点(令和4年2月末現在)
〇大学デジタルアーカイブの機能として,本学の教育資料等の有機的な総合保管関連システムの開発研究を行い,これらを支える専門職のための人材養成のためのカリキュラム並びにテキストの開発を行っている。
〇また、デジタルアーカイブに関する撮影機器の整備ならびに100年保管可能なデータベース装置は整備済
・計画内容(目標設定)
○飛騨高山匠の技デジタルアーカイブ並びに郡上白山文化遺産のデジタルアーカイブを構築するために、伝統的な生活・文化の資料を広く追加収集し,デジタルアーカイブ化を進め,「知的創造サイクル」を構成し,地域資源デジタルアーカイブに必要な情報の推進を図る。
①飛騨高山匠の技デジタルアーカイブの構築
・伝統文化産業の技術の伝承のための記録
・左甚五郎遺産デジタルアーカイブ構築による左甚五郎のブランド化
・コンテンツ数:新たに20,000点のデジタルアーカイブ構築
②郡上白山文化遺産デジタルアーカイブの構築
・白山文化遺産の県域(岐阜・石川・福井)を越えたデジタルアーカイブ
・白山文化遺産の世界遺産への登録支援
・失われていく地域の祭りや伝統行事の記録
・コンテンツ数:新たに20,000点のデジタルアーカイブ構築
〇上記15万件の地域資源データベースのオープンデータ化処理と、地域資源の分類を抽出
〇また、本学が管理している対象地域における15万件の地域資源デジタルアーカイブのメタデータから、地域資源の簡易なシソーラスの作成
〇これらの地域資源のメタデータからシソーラス、索引語の整理などのメタ情報の研究に対する必要な基礎データを抽出し、地域資源の「知識循環型デジタルアーカイブ」の新たなメタデータの構成の作成
○本事業で収集したデータを含み、各地域での地域資源デジタルアーカイブのデータをオープンデータ化し、データ一覧の資料集とともに各地区に提供する。また、岐阜県内の市町村担当職員などを対象にデジタルアーカイブ講習会を通じて地域におけるデジタルアーキビストを養成する。
○デジタルアーカイブin岐阜やデジタルアーカイブ講習会を通じて、デジタルアーカイブによる新たな価値の創造について具体的事例を挙げて説明することにより、地域の課題解決における地元自治体、地元企業、地域へデジタルアーカイブによる課題解決手法のフィードバックを行う。
3.事業目標
○飛騨高山匠の技デジタルアーカイブ並びに郡上白山文化遺産のデジタルアーカイブを構築するために、伝統的な生活・文化の資料を広く収集し,デジタルアーカイブ化を進め,「知的創造サイクル」を構成し,地域資源デジタルアーカイブに必要な情報の推進を図る。
・令和4年度の計画内容(目標設定)
①飛騨高山匠の技デジタルアーカイブの構築
・コンテンツ数:新たに10,000点のデジタルアーカイブ構築
(内訳)
・飛騨高山匠の技に関する伝統文化産業や伝統的建築物の記録
(飛騨国分寺・吉島家・日下部家・春慶塗・一刀彫等 10箇所)
・左甚五郎遺産の記録
①妻沼聖天山 歓喜院(埼玉県熊谷市)
②稲爪神社(兵庫県明石市)
③祇園祭 (京都府)- 鯉山の鯉
④出雲大社(島根県出雲市)
⑤養源院(京都府京都市東山区)
計 5箇所
②郡上白山文化遺産デジタルアーカイブの構築
・コンテンツ数:新たに10,000点のデジタルアーカイブ構築
(内訳)
・郡上白山文化遺産に関する伝統文化行事や祭り(郡上踊り・白鳥踊り・郡上紬・郡上本染め 4箇所)
・白山文化遺産の県域(岐阜・石川・福井)を越えた白山文化遺産デジタルアーカイブの構築(勝山市並びに白山市の白山文化遺産 8箇所)
③上記2万件の地域資源データベースのオープンデータ化処理と、本学が収集したデータ(各地域約11万件)並びにそれらをまとめた資料集を各地域に配布する。
④デジタルアーカイブ講習会並びにデジタルアーカイブin岐阜により岐阜県内の希望する市町村職員などを対象にデジタルアーキビストを養成し、地域のデジタルアーカイブを推進する。
・令和5年度の計画内容(目標設定)
①飛騨高山匠の技デジタルアーカイブの構築
・コンテンツ数:新たに10,000点のデジタルアーカイブ構築
②郡上白山文化遺産デジタルアーカイブの構築
・コンテンツ数:新たに10,000点のデジタルアーカイブ構築
③上記2万件の地域資源データベースのオープンデータ化処理と、本学が収集したデータ(各地域約11万件)並びにそれらをまとめた資料集を各地域に配布する。
④デジタルアーカイブ講習会並びにデジタルアーカイブin岐阜により岐阜県内の希望する市町村職員などを対象にデジタルアーキビストを養成し、地域のデジタルアーカイブを推進する。
〇また、本学が管理している対象地域における15万件の地域資源デジタルアーカイブのメタデータから、地域資源の簡易なシソーラスの作成
〇これらの地域資源のメタデータからシソーラス、索引語の整理などのメタ情報の研究に対する必要な基礎データを抽出し、地域資源の「知識循環型デジタルアーカイブ」の新たなメタデータの構成の作成
4.資 料
④ 令和4年度岐阜県私立大学地方創生推進事業費補助金の交付の内定
5.企画
6.資料集
① 郡上白山文化遺産デジタルアーカイブ(上)目次
【資料集】郡上白山文化遺産デジタルアーカイブ資料集(上)
② 飛騨高山匠の技デジタルアーカイブ(上)目次
【資料集】飛騨高山匠の技デジタルアーカイブ資料集(上)
③ 飛騨高山匠の技デジタルアーカイブ(中) 目次
【資料集】飛騨高山匠の技デジタルアーカイブ資料集(中)
7.事業経過
8.計画事業の成果普及に関する取組予定
1.女子高校生のためのDAC資格取得講座(第1期・第2期)(高校生対象)
2.女子高校生のためのDAC資格取得講座(第2期・第3期)(高校生対象)
3.デジタルアーカイブin岐阜(社会人対象)(2023.2.11)
4.準デジタルアーカイブ資格取得講座(社会人対象)(2023.2.11-26)
令和5年度 岐阜県私立大学地方創生推進事業
4.私立大学地方創生推進事業費補助金事業計画書についてのコメント回答
7.【資料2】デジタルアーカイブを活用したふるさと教育の実践
9.(R5)(岐阜女子大学)(別紙様式1)(最終_0330)
10.(R5)(岐阜女子大学)(別紙様式2)(最終_0330)
11.(R5)(岐阜女子大学)(別紙様式3)(最終_0330)