沖縄の生活文化「衣」 紅型
【Expression】
紅型(びんがた)は1996年5月10日、国指定の重要無形文化財に指定され、沖縄を代表する染物として知られています。起源については明らかではないが、18世紀には現在の技法が確立されています。王族や士族の礼服として発達し、階級や年齢、男女によって色分けされていました。黄色は位の高い色とされ、王家は黄色、貴族は水色と色や模様の大きさで身分に応じて区別されていました。
沖縄の生活「衣」 琉球絣
【Expression】
琉球絣は王族や士族、庶民まで幅広く着用されていたものです。木綿や絹を素材として、身の回りの自然、生活の道具などをモチーフに数百種類もあるといわれています。
那覇市首里の丘陵地帯に立地しています。 尚巴志が琉球を統一した1429年から琉球処分の行われた1879年までの450年間、歴代の琉球国王の居城および政治・行政、宗教、文化の拠点でした。沖縄戦によりほぼ全焼しましたが、その後徐々に復元されました。
しかし、2019年10月31日(木)未明の首里城火災により、正殿を含む7棟が焼失しました。約30年かけた復元作業を終えたばかり。翌年2月10日再建に向け、御庭に積み上げられたがれきや焼け残った瓦などの撤去作業をはじめました。現在、「見せる復興」を行っており、これをとおして地域住民や観光客のみなさんに復興の現状を知り、支援も輪が広がることが期待されています。
- 火災前
- 火災後
- 見せる復興
「沖縄おぅらい」テキストによるLECTURE
講演「首里城の復元と沖縄の文化」 高良倉吉 氏